<2024年1月27日> 今年はたまたま暖冬で雪もなく暖かですが、本来は寒くて雪のリスクがある季節。 草津方面は鳥居峠。 松本方面は三才山。 岡谷なら和田峠。 諏訪・茅野へは大門峠。 と、どこへ行くにも峠越えなので、1月は近郷近在を動くのみ。 温泉も然りで、母とは別所温泉へ。 ツレアイとは上山田温泉へ。 というわけで、ツレアイと今年も上山田温泉『笹屋ホテル 豊年虫』へ。 大正橋は長く修繕中。 約一ヶ月ぶりの千曲川ですが、太陽の位置が少し高くなりました。 18号線が混んでいたため、2時を回って着きましたが、どうやら今回も一番乗りか? ラウンジから『豊年虫』へ。 ひと月経って、さすがに葉が落ち、冬枯れの庭です。 引き戸の先にある囲炉裏の奥は、グループで宿泊時の食事処。 右手に行けば、暮れの前回泊まった「皐月」の部屋があります。今回は左へ。 藤の椅子の先から今回の部屋「桔梗」の全景がながめられます。 短い通路のつきあたりが入り口です。 踏み込みを上がると3畳の前室。写真には写りませんでしたが右に冷蔵庫やお茶のセットなどがあります。 正面の襖は布団の押し入れ。左に本間。 本間は10畳。床の間に「桔梗」の掛け軸。 広縁。どの部屋からも庭が見えます。 正面の襖は部屋の入り口。小さな引き戸を開けると短い通路で右側にトイレ。通路の先に洗面、お風呂。 洗面台の右手に引き戸がありますが、 どうやら以前は離れになっていたこの部屋の玄関だったようです。 玄関の名残がありますが、今は出入りは出来ません。そういえば、外から全景を見たときにも玄関だったらしい名残りがありました。 ダブルボウルの洗面台で、豊年虫の部屋の中でも広い洗面スペースです。 シャワーが2つある浴室も豊年虫の部屋の中では広く、 浴槽もおとな二人がゆったり足を伸ばして入れる広さがあります。 ガラス戸を開ければ坪庭があり、半露天風呂になります。 豊年虫は全部で8室あり、どの部屋にも源泉が注がれる内湯がありますが、8室の中の3室が常時かけ流しです。 その常時かけ流しの3部屋のうちの1室がここ「桔梗」の間です。 我が家は「桔梗」には2度目の宿泊となるのですが、このお風呂はよく覚えていました。 「桔梗」は次の間無しの10畳一間で、『豊年虫』の他の部屋と比べるとややこじんまりした印象ですが、広縁が広めのせいもあってか、狭い感じがしません。 洗面所も広く、なによりお風呂が良いと思いました。 このお部屋を指定されるお客様も多いとスタッフがおっしゃっていましたが、わかる気がします。 うちもこのお部屋をリクエストすることが増えそうです。 お部屋でお菓子とお抹茶をいただきます。お菓子はときどき変わります。 今回のお菓子は伊那の銘菓で「すごもり」。スイートポテトの和菓子で美味しかったです。 奇数月ですので、午後の女性のお風呂は2階の「木の湯」。 例によって、どなたもお見えにならないうちにいそいそ出かけ、内湯も露天風呂もひとり占めでした。 食事は部屋で。 食前酒は梅酒。 左:豆乳寄せ雲丹そーす(左上小鉢)と睦月の彩り(黒豆、つぶ貝、鹿肉ロースト、柿バター。才巻海老、蛸の柔らか煮) 中:海老しんじょ雪見椀 右:お造り(鮪、メジナ、信州サーモン。平貝) 左:馬刺し(別注) 中:信州和牛温泉蒸し 右:名物 梅の甘煮 蟹の砧巻きと野菜/div> 左:鰆の酒粕焼き 右:炊き合わせ 信州味噌あん 左:いくらご飯 香の物 味噌汁 中:フェルトン ロード シャルドネ(ニュージーランド) 右:オレンジと酒粕のムース 苺 最後のいくらご飯、いくらがたっぷりでびっくりしました。 美味しかったです。 <2024年1月28日> 朝の大浴場は1階の「石の湯」。おひとり上がっていかれたので、後は私ひとりで。 朝刊とヤクルトと、いつもの朝茶。この組み合わせは他ではなかなかなく、貴重です。 とろろ、玉子焼き、炊き合わせ、ポテトサラダのついた野菜サラダ、銀鱈、醤油豆、ずいきの胡麻和え、山くらげと野菜のきんぴら、鯛の刺身、蜆の味噌汁・・・
朝ごはん、良いです。 チェックアウトの11時までゆっくり過ごします。 どうも我が家が最後の客のようでした。一番乗りで来て最後まで居て、ちょっと気恥ずかしかったかも・・・ #
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| 2024-02-10 00:50
| 宿を楽しむ ~長野県内~
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<2024年1月21日> 私のギターの先生の息子さんがオーナーのスペインバル『アランフェス』にギターを聞きに行ってきました。 先生やオーナーのお知り合いで、プロの演奏家も愛用するギターを作られるギター製作者がおられるのですが、 そのギター製作者の方に、「ドイツ留学から戻ってきた天才ギタリストがいる。今のうちにぜひ聞く機会をつくったほうが良い」と薦められ、 それは急がなくちゃ、とコンサートをプロジュースするオーナーが手配をして今回のコンサート開催にこぎつけたのだそうです。 そのギタリストがこの方、藤元高輝(ふじもと こうき)さんです。 さばさばした感じの、その辺にいそうな明るい青年で、ギターの話を楽しそうにお話する方でした。 プログラムはアルベニスのタンゴから始まりました。 リズムをはっきり刻むアルゼンチンタンゴではなく、やわらかくリズムに乗るいわゆるコンチネンタルタンゴで、 前奏に続く冒頭の主旋律がなんともいえない、私の大好きな曲で感激! その後、グラナドス、バッハと続くので、若いのに思いっきりクラシックだなあ・・・と思ったら、 続くヘンツェ、アサドは現代音楽の作曲家で、「聞き易い曲を選びました」と言われる通り、なんとかついて行ける曲でした。 藤元さんは作曲も勉強しておられ、休憩後の後半はご本人作曲の「秋の三巻握り」というタイトルの1曲から始まりました。 作曲に関しても実にユニークで、スタート地点とゴール地点だけを決めておいて、その間をどういう曲線で繋いでいくか、というのが曲作りのコンセプトだそう。 そしてたくさんの音で始まり、1音ずつ減らしていって、最後は指で弦を押さえただけで出るようなごく小さな「音」で終わるのだとか・・・ さらに、ご自身のタイトルと曲は必ずしもリンクするものではないのだそうで、 この日の「秋の三巻握り」も、「なんの三巻だったのですか?」と聞いてみたところ、ドイツ留学中に曲を披露するにあたり「日本的なタイトルがいいかなあ」というだけで思いついたので、曲にはお寿司のイメージはないのだとか。 メロディやリズムがあるようなないような・・・絵画でいえば前衛抽象画を見る感覚に近く、 おかしな表現ですが、「抽象画を聴いているような」曲でした。 そして、次にきたのが、前衛的現代音楽から古典的クラシックに急旋回してリョベートの「カタロニア民謡集」。 リョベートが編曲したカタロニア民謡が13曲集まっていますが、全曲聞くのはとても珍しいのですが、 中の数曲は、ごく初心者はともかくギターを少し弾けるようになれば誰でも弾くことができる曲なのです。 「アメリアの遺言」「盗賊の歌」「聖母の御子」は私もとても好きで、昔よく弾いていました(今は弾けないだろうなあ) 藤元さんにとっては思い入れがあるのだそうです。 コロカ禍で演奏会がままならなかった時期、ご本人によると「カラオケに行くように」いつも弾いていた曲集とのことでした。 そして「最後はがっつりクラシックで」と、ソルの「幻想曲op30」でプログラムを終了しました。 アンコールは、武満徹さんの「ギターのための12の歌」から。 「なにを弾こうかな・・・」と楽譜をめくっていらしたとき、私の隣にギター教室の同僚生徒さんがいて、「イエスタデイが いいな」と小さな声で言ったのが聞こえて「じゃあ、イエスタデイにしましょう」と「イエスタデイ」を。 弾き終わると「気分が乗って来ちゃったな」と、続けて「ヒア・ゼア・アンド・エヴリウェア」を。 拍手に応えて最後は「オーバー・ザ・レインボー」で全て終わりました。 プログラムの多岐にわたる多彩さもさることながら、 金属音のような固い音から柔らかなタッチの音まで紡ぎ出す音色の多彩さにも驚きました。 どの曲もおしなべてアップテンポ気味なのは若さの表れのように聞こえましたが、 若さという言葉に含まれる「未熟」というニュアンスは微塵もなく、音自体が若々しく、活力にあふれていて、 ギターを弾くのが大好きで楽しくてたまらない様子が伝わり、聞いているとこちらも楽しくなって元気がでてくるようでした。 藤元さんのギターケースの蓋が開いていて、中に「プロアルテ」の弦のパッケージがありました。 「プロアルテ」はダダリオというメーカーの弦のブランド名で、使っている方も多く私も使っています。 もちろん、プロが使うのは、私が使うようなごく一般的なスタンダードの弦ではなく、ハイグレードの弦だと思いますが、 なんだか、ちょっと嬉しかったです。 (写真は私のギターと「プロアルテ」)
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| 2024-02-03 00:13
| コンサート・ギター
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<2024年1月20日> 今年も母と1月の『七草の湯』に行ってきました。 先月12月に行ったばかりですが、年が替わったせいか、ふた月くらい先のような陽気のせいか、もっと間が長く開いていたような感じがします。 エレベーターを4階でおりて右手奥、いつもの「朝露草」の部屋へ。 この日は「大寒」。 一年で最も寒い日のはずですが、降っているのは雨。
「いつも同じお菓子なので、今日はいちご大福をご用意しました」と、案内してきたくれたスタッフが。 いつもの大きなどら焼きも気に入っているので、同じでも一向にかまわないのですが、お気遣いに感謝です。 大浴場のある6階のテラスも雨に濡れています。 貸し切り風呂の前を通って奥の大浴場へ。 珍しくおひとり先客有りでしたが、その方が私と入れ違いのように上がっていかれ、貸し切りに。 私が脱衣所で整えていると、どやどやっと二組いらっしゃって、いつになくにぎやかでした。 北向観音にも灯がともります。雨は小雨ですが街の灯は霞んでいます。 左:先附八寸 中:鮮魚(鮪大トロ 寒グレ クエ ノドグロ) 右:吸物替(茨城産蛤と大黒占地の土瓶蒸し) ※ グレはメジナのことで、西日本ではグレと呼び、高級魚とのこと 左:御凌ぎ(五島うどんパスタと栄螺) 中:焼肴(信州サーモン西京焼き 人参と大根の紅白梅とキュウリのウグイス) 右:進肴(五島列島 寒グレのかまあら煮)(二人分) 左:強肴(信州プレミアム牛サーロインと熟成肉ヒラ陶板焼き) 右:蒸物(鱈の白子蕪蒸し) 左・中:長崎野母崎より本唐墨と山菜の土鍋仕立て 香の物 信州味噌仕立て 右:水菓子(いちご オレンジ キウイ メロン) ※ 本唐墨の焚き込み御飯とは珍しかったです。 唐墨の塩気と風味が良いぐあいで美味しくいただきました。 クエといい、グレといい、また五島うどんや長崎の本唐墨と、熊本や長崎を身近に感じる食材が使われ、上田の山間にいて旅気分を味わう夕食でした。 <2024年1月21日> 一夜明け、北向観音に参詣する人の姿があります。小雨が続いていますが、帰る頃には晴れそうです。 夕食と比べると野菜中心でボリューム感の薄い朝食ですが、味は悪くありません。鮭がちょっと焼き過ぎだったかな? このあと、コーヒーをいただき、時間まで部屋の露天風呂に2度3度浸かってゆっくりして帰りました。 母はこの日も部屋まで歩くと言って時間をかけて歩きましたが、思ったより足の調子は良くなく、痛みもあってきつかったようです。 それでも「温泉に来れて良かった」と喜びましたが、「今日が最後かな」と、初めて弱気な言葉を口にしました。 部屋までいくらでも車椅子を借りられますが、この先母が部屋の中の移動さえ辛いと判断すれば母の気力をもってしても万事休す。 96歳の母と来れたことに感謝しつつも、 まだもう少し、できれば100歳までも連れてきてやりたいと願うのですが、 無理は望みますまい。ただ可能であれば私の希望がまだ繋がりますように。 #
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| 2024-01-27 11:35
| 宿を楽しむ ~長野県内~
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本編からようやく今年の記事になります。 昼間はなにかと雑用が多く時間が細切れになるのでPCの前になかなか座ることができません。 少し時間ができたときは、ギターの練習に当てたり、 スマホでみな様のブログを拝見したり、頂いたコメントに返信させていただいたりし、 時間のかかる写真の整理やブログにとりかかれるのはたいてい夜になります。 子供のころから夜型で、家人も寝静まり、周りも静かになる夜こそ私の時間なのですが、 ここ数年、午後10時を過ぎると睡魔がやってくるようになりました。 せっかくの私の貴重な時間ですので、意地でも起きていてやろうとするのですが、 寄る年波のあおりか、気が付くと画面上には謎の文字が連なっていたり、いつのまにかスリーブ状態になっていたりと、 はかがいかないこと、この上なく、以前のようにサクサク仕上げられない私のブログです。 と、言い訳から始まりましたが、 なにとぞお見限りなく、お付き合いいただければ幸いです。 <2024年1月7日> 上田市の信濃国分寺で毎年1月7日から8日にかけて開かれる「八日堂縁日(八日堂)」に行ってきました。 昔は8日に縁日があるから「八日堂」かと思っていたのですが、信濃国分寺の俗称が「八日堂」だと後に知りました。 まあ、「八日堂縁日」自体も、みんな「八日堂」と呼んでいますから、ごっちゃになるのは致し方ないことです。 「八日堂(縁日)」が一番賑わうのは7日の午後6時過ぎから夜10時頃。 昔の1月は今よりずっと寒かった記憶がありますが、子供のころは夜「八日堂」に行くのが楽しみで、また、両親もまだ若かったですから、凍てつく寒さも厭わず夜道を歩いて行ったものでした。 今はどうなっているか分かりませんが、私のころは小学校の冬休みが終わるのが、だいたい1月の8日ごろでしたから、最後の日記の題材にもちょうど良かったのです。 年月は過ぎ、今は縁日を楽しむというより、 お札とかお守りとか、縁起物とか、ゴミとして出すのに躊躇するような品をお焚き上げしてもらうのにありがたい機会なので、 そちらの目的で、昼間のうちに行くようになりました。 今年も、わずかですが、お焚き上げしていただきたいものが出てきたので、出かけてきました。 車道を離れ、ため池の縁を半周。 池はさざ波がたっていました。 1月に信じられません。 小学校の体育で、冬はスケートとスキーの授業があったのですが、スケートの授業はこのため池で滑りました。 「八日堂」のときは周辺の道が混みます。ため池上の坂も車がいっぱい。 ため池を半周して、田んぼの畔道を行きます。 子供のころから通ってきた近道です。 国分寺に到着。 裏手から入ったので、正面に回ってまずはお参り・・・ですが、 これほどの列になっているとは驚きました。 最後尾が見えないほど長いので、たぶん200mはありそうな・・・ 脇から手を合わせて失礼します。 まわりにはいろいろな屋台が出ていますが本堂脇では「蘇民将来符」が頒布されています。 知る人ぞ知る独特の護符で、この護符を目的に来る方が沢山おられます。 我が家にも大きいのがあります。 来た道を帰ります。 ため池の、行きとは反対側を半周。 暖かいせいか鳥がいないなあ、と眺めると、遠い水面に4羽ほど、鳥が・・・ 遠いのでなんの鳥がわかりません。 持っていったコンデジのズームをいっぱいにして何枚か撮りましたが、 中の一枚だけ、なんとかわかる写真がありました。 特徴のある顔・・・なんだっけ? 思い出さず家に帰って本を見ました。 ミコアイサでした。 #
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| 2024-01-23 11:14
| 上田便り
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<2023年12月30日> ツレアイと私の暮れの一泊は、松本・美ヶ原温泉『翔峰』です。 我が家は28日が仕事納め。 暮れの支度はおいおい済ませてはいますが、翌29日と、出かける当日30日の午前中に残りいろいろ整え、 昼食を済ませて母に留守を頼み、「行ってくるね」と出かけます。 千曲川左岸を丸子方面へ。暮れとは思えない穏やかな天気の良い日で、手前に千曲川、右端奥の浅間山から、正面に烏帽子岳、左奥の四阿山・根子岳まで一望の眺めです。 丸子の田園地帯から浅間山がより大きく見えますが、ほとんど雪がありません。例年ならもっと雪化粧しているはずですが・・・ 三才山トンネルも雪は無し。どこもかしこも暮れとは思えない風景です。 三才山トンネルを抜けて国道254号線を松本へ下って行くと、北アルプスが見えるポイントがあります。さすがに真っ白でした。(肉眼だともっとはっきり見えたのですが) 女鳥羽川の土手を南下して浅間温泉を通り過ぎ、山裾に沿ってくねくね進むと美ヶ原温泉です。 門松が飾られた玄関を入り、ロビーへ。 通常3時インのところ、JTBのプランで2時イン。ロビーには先客が一組。 ツレアイがフロントでチェックインの手続きをしている間に、常念山脈を望む庭を。 ロビーのある棟は東棟、右に見える棟は西棟で、我が家の部屋があるのは東棟と西棟の間の中央殿。 それぞれ向きが違うので眺める景色もちょっと違います。 部屋は中央殿5階。エレベーターを降りて右手に部屋があります。 靴箱の上に松本手毬がある踏み込みを上がって右手に洗面台と内湯。左に冷蔵庫(空)、お茶セットなど。 部屋は段差のない和洋室タイプ。右にベッドルーム。左に和室。 部屋の半露天風呂の脱衣スペースは和室とベッドルームの間にあります。 かけ流しではありませんが、温泉です。 シャワーがあります。 左:豆から挽くコーヒーセット 中:お正月らしくセンリョウと松 右:みそまんじゅう、ワッフルクッキー、まろやか梅シート 窓の右下には庭の足湯が見えます。少し霞んできました。 正面奥が上高地方面。
ホテルの周りは家々で埋め尽くされていますが、昔は田園地帯でした。 高台にあるこの白いホテルが遠くからお城のように見えていたのを思い出します。 さて、大浴場へ。 <「束間の湯」> 「束間の湯(つかまのゆ)」は元からある大浴場で、写真や絵が飾られた回廊を緩く上っていった先にあります。 湯上りスペースの先で男女に分かれており、左手奥が女性用。入れ替えは無し。 熱めとぬるめの2つの浴槽、サウナのある広い内湯に、岩のある露天風呂とジャグジーがあります。 <「うつくしの湯」> ロビー横、売店やドリンクコーナーの前を奥に進んでいくと、数年前に新しくできた「うつくしの湯」があります。 午後は女性専用、午前は男性専用になります。 「束間の湯」ほど広くありませんが、シルキーバスのある内湯と、炭酸バスのある露天風呂が横長に並んでいます。 3階ですが、ホテル自体高台にあるので眺めが素晴らしいです。 <フリードリンクコーナー IPPUKU> 3時から売店横のフリードリンクコーナーでフリードリンクのサービス(セルフ)があります。 こちらの特徴は、日本茶のフリードリンクであること。 左:この日は加賀棒茶(左)と釜炒り茶(右)でした。 右:横のコーナーではお茶うけに漬物があります。 この日は3種類、野沢菜漬け(左)、割干し大根昆布漬け(中)、小谷漬け(おたりづけ:小谷村産野菜の醤油漬け)の3種類でした。 向かい側にあるカウンターで庭を眺めながらお茶と漬物で「一服」。 午後4時半近く、日が傾いてきました。 お城の位置を覚えました。 20分経過。 さらに40分が過ぎ、わずかな残照を残すのみになりました。 松本城は期間限定でライトアップされます。 ※ 松本城では6時から何回かお城にプロジェクションマッピングが投影され、人気を博しています。 夕食後部屋に戻って見えるかどうかトライしてみましたが、さすがに分かりませんでした。 <夕 食> 食事は1階「旬菜ダイニング 信州」内の個室で。 お品書きの下半分は食材や料理の説明があります。 食前酒は花梨のノンアルコールカクテル。 左:前菜(柚子百合根串 オレンジ重ね焼き 湯葉山椒 海老 菊花大根 中:造り(鹿の子伊勢海老の姿造り)アルプスサーモン 鯛 梶木まぐろ) 右:馬刺し(別注) 左:創作鍋(県産信州豚の蕎麦つゆしゃぶしゃぶ) 中:焼物(信州牛の焼きしゃぶ) 右:口直し(水わらび餅) 左:蒸し物(鮑と鮟鱇の宝楽蒸し) 中:林檎と長葱の焚き込み御飯、信州味噌仕立て留椀 香の物 右:(写し忘れて食べてしまった)小豆寄せ林檎流し、翔峰オリジナルの五一ワイン 伊豆や伊勢にも負けない伊勢海老のお造りはいつもながら見事。 信州豚のしゃぶしゃぶは脂だらけの肉で、肉類の脂身が苦手な私はどうしようと思ったのですが、 脂を取り除くと食べるところがなくなるので仕方なくそのまま食べました。 ところが、蕎麦つゆをくぐらせ、柚子胡椒でいただくと脂をほとんど気にすることなく、美味しくてびっくりしました。 たぶん、生まれて初めて脂身を美味しいと思いました。 <2023年12月31日> <朝 食> 朝食は夕食と同じ1階「旬菜ダイニング 信州」でバイキングですが、プランにより夕食と同じ個室でいただけます。 オムレツはチーズと明太子を入れてもらいました。前回美味しかったお蕎麦は今回もおかわり。初めてトライしたフレンチトーストも美味でした。
バイキングを個室でゆっくりいただけるのはありがたいです。 チェックアウトは11時。帰るころには雨はすっかり上がりました。 心身ともに一年の垢を落として、2023年もなんとか無事に越せそうです。 #
by spring-ephemeral
| 2024-01-16 01:39
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