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天草松島 『天使の梯子』 2018年8月

<2018年8月15日>

この日の宿は、天草五橋5号橋と4号橋の間の前島にある『天使の梯子』です。

天使の梯子』は、『ホテル竜宮』内に、いわば別邸のような形で存在しています。
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『ホテル竜宮』のロビーの脇に、専用のエントランスロビーがあって、そちらでチェックイン。

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ロビーから通路に出て、その突き当たりが今回の我が家の部屋でした。

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ドアを開けて中に入ると、奥行きがありますが、左手にベッドルームがひとつあります。

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右手が部屋ですが、部屋に入ってすぐのリビングの右手に、もうひとつベッドルームが。
こちらは2ベッドルームで定員が6名。
 二人で泊まるのに、こんなに広い部屋でなくて良いのですが、JTBで持っている部屋がこのタイプだけなのです。
 ツインの部屋もあるので、契約外でもかまわないので取ってもらおうとしたのですが、
 取れず、結局この部屋になりました。

 使用したのは片方ですが、それぞれにクローゼットがあるので、クローゼットは両方使わせてもらいました。

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リビングの先には一段上がって掘りごたつがあり、 その右手に洗面所。

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シャワールームには内湯がありますが、温泉ではありません。

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デッキテラスに設えられた部屋の露天風呂は、かけ流しではありませんが、温泉です。

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テラスからは松島らしい小島が点在する風景が見られてきれいです。

d0264892_23524086.jpgd0264892_23521165.jpg冷蔵庫に入っているお菓子をいただき、大浴場に行きます。

大浴場は、本館にあたる『ホテル竜宮』の大浴場を利用します。

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エレベーターを降りて、つきあたりが女性用。

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写真は露天風呂(HPより)。内湯の写真がありませんが、露天風呂と並びで、全面ガラス張り。 眺めも同じです。

7階、最上階にあるため、松島らしい風景がよく眺められます。 弱アルカリ性の、なめらかで気持ちの良いお湯で、心持ちぬるめ。 景色を見ながら長湯ができました。

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夕食前、大浴場のお風呂に浸かっていたら、雲のあいだから幾筋も「天使の梯子」が漏れてきました。 急いで部屋に戻り、カメラを持ってテラスに出ましたが、薄れてしまいました。

<夕食>

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食事処は1階の 「心々(こころづくし)」で。

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早い時間ということもあって、個室とカウンターが選べました。 カウンターでお願いしました。 カウンターは6席。 うち中央の2席は空けてあり、グリル料理は目の前でなく、その中央の鉄板をお使いでした

メニューがないのですが・・・

d0264892_23595009.jpgd0264892_00001263.jpg前菜とビール
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左:伊勢海老と鮑のグリル。 伊勢えびがとっても大きかった! 鮑も柔らかくて美味! 右:(別注で)蛸の香草焼き。 天草といえば蛸ですから。美味しかったです!

d0264892_00082590.jpgd0264892_00085746.jpg海藻を練りこんだ麺。


天草牛。
d0264892_00092158.jpgd0264892_00094396.jpg豆をふんだんに使ったサラダ。

ワインは「モンラッシュ」。
昨夜と同じ銘柄ですが、醸造所が違います。
昨夜のものより酸味が勝っていて、軽い喉越しでした。

d0264892_00141519.jpgd0264892_00143656.jpg鯛茶漬け。


アイスクリームとフルーツのデザート

海辺ですから、素材の鮮度は抜群。 まん前ではないにしても、シェフが焼く手さばきも見ながら、できたてをいただけて、美味しかったです。

<朝食>

朝食はレストランでバイキングか、部屋でルームサービスか、を選ぶことができます。
バイキングはきらいではありませんが、部屋でゆっくり静かに食べたいのでルームサービスにしました。

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洋食か和食を選べます。 ツレアイは洋食(上)、私は和食(下)。
朝からしっかり食べてしまいました。

<おまけ>

朝届けられた新聞は「熊本日日新聞」。 新聞のマンガも「くまモン」でした。
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部屋にアンケート用紙があるときは極力書くようにしています。 今回も書いて、チェックアウトのときにフロントへ持って行きましたところ、
用紙には特に記載はなかったのですが、アンケートのお礼にと、プレゼントをいただきました。
ピンバッジかストラップということでストラップにしました。 ストラップのほうが数が少なかったので、ストラップを選ぶ方のほうが多いようです。

d0264892_00374385.jpgd0264892_00383305.jpgこれがそのストラップ。

宣教師姿のくまモンのストラップでした。

by spring-ephemeral | 2018-08-31 00:55 | お宿記 | Trackback | Comments(8)

温泉と天草を巡る旅 ~ありあけタコ入道・天草五橋~ 2018年8月

<2018年8月15日

 台風16号が接近していて心配していましたが、夜中のうちに熊本を通って抜けていってくれました。
 しっかり窓が閉められているにもかかわらず、いっとき雨の音で目が覚めましたが、 朝、すでに雨は上がり、風も穏やかでした。

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 口之津港から島鉄フェリーで、天草の鬼池港に渡る予定にしています。
 台風の影響が気になっていましたが、宿の方が問い合わせてくださっていました
 前日にちらりとそんな話をしただけでしたのに、心配りに感服しました。 しかも、朝と、出発直前の2度。 ありがたいことでした。

 その結果、予期せぬ事態になっていることがわかりました。
 台風の影響は全くないのですが、
 通常2隻で運行している船の1隻に不具合が見つかり、1隻のみでピストン運航しているとのこと。
 
 通常は1隻ずつが双方の港を同時に出港して口之津ー鬼池間を結んでいますが、
 1隻のみのピストンとなると、片道30分ですから、往復で1時間、車の積み下ろしの時間を考えると、1便逃すと、少なくとも1時間半は待たなくてはならなくなります。
 当初予定していたより早めに出かけることにしました。

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門は開いていました。 なにからなにまで行き届いた、良い宿でした。 いつか再び訪れる機会が巡ってくるでしょうか。

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雲仙はやはり山の上です。 まだ小雨がぱらついていました。

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山を下るにつれて、空も晴れてきました。 遠く、海が見えます。 方向からすると、橘湾かもしれません。

 もし時間があれば、世界文化遺産に含まれることになった原城跡に寄ろうかと思っていましたが、割愛。 とりあえず、まずは口之津港に急ぎます。

 
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 島鉄フェリーは予約不要、先着順です。 我が家は25番目。 バスやトラックは予約が必要で、このときはバスが2台乗船予定になっており、それによって、我が家は乗れるか乗れないか、ぎりぎりのところでした。
 結果、最期から3番目で乗れました。 危なかった!

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11時、無事出港しました。 雨はすっかりあがり、空も明るくなっています。

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「口之津歴史民族資料館」の横を通過。

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島原半島を離れ、早岬瀬戸に乗り出します。

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11時30分を少し回って、 天草・鬼池港に着きました。

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急に南国を思わせる景観になります。

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天草は、大まかに上島下島の2島からなっています。 2島を繋ぐ天草瀬戸大橋を渡って、上島へ。

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324号線、通称「ロザリオライン」を島原湾に沿って走ります。遠く、島原半島が見えています。

<ありあけタコ入道>

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鬼池港から40分。 道の駅 「有明 リップルランド」 に着きました。

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名物はタコカレーやタコ飯ですが・・・ここは天草ちゃんぽんで。  具材たっぷり、美味しいスープですが、麺がもうひとつ、かな?

ここでの目的は昼食もさることながら、タコ入道に会うことでした。

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道の駅の駐車場から、324号線にかかる歩道橋を渡り、歩道に下ります。 歩道の敷石はタコの吸盤柄。そしてその先に・・・

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いました。 「ありあけタコ入道」。 タコつぼについたフジツボまで、リアルにできています。

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にくめない顔をしています。 奥に見えるモニュメントは、「タコの供養塔」。

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タコつぼの底から足も出て、後姿も丁寧につくられていました。

<天草五橋>

お昼も食べ、タコ入道にも会ったことですし、この日の宿もある 「天草五橋」に行きます。

「有明リップルランド」のすぐ手前から、「松島有料道路」に入ります。

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 雷鳴が聞こえ、黒い雲も見えていて、降るかな?と思っていましたが、案の定。 有料道路に入ってほどなく、突然のどしゃ降りで前が見えません。

  実は、荷造りの際、傘を持つのを忘れてしまいました。 そこで車を借りるときに傘も借りようと思っていたのですが、そのときは晴天で、それもすっかり忘れてしまいました。 ですので、ツレアイの小さな傘が1本しかなく、雨には極力遭いたくなかったのですが・・・

 
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 景色もなにもわからないまま、トンネルをいくつか過ぎて有料出口が近づくと、雨は小降りになりました。 やれやれ良かった。

 有料道路を出て一般道に戻るとすぐに天草五橋です。

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左:松島橋(天草五橋5号橋)。                右:前島橋(同4号橋)。

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左:中の橋(天草五橋3号橋)。                右:大矢野橋(同2号橋)。

 私は「しまなみ海道」のような橋の連続を想像していたのですが、かろうじて2号橋だけが「橋」らしいほかは、なんの特徴も無い橋の連続で、橋を渡っているのかいないのかすら判然としないようで、拍子抜けしてしまいました。 ですので、1号橋まで行くのはやめました。

  
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「道の駅 上天草サンバール」に立ち寄ってトイレ休憩。 戻ることにします。

 「天草五橋」がかかっているあたりは、「天草松島」と呼ばれるように、宮城県の、あの「松島」を彷彿とさせる、小島が点在する美しい景色が広がっているのですが、
 車窓から眺める以外、車を停めて景色を眺められる場所はありません
 地図に記した、おおよそ緑の円の中を走りながら展望台を探したのですが、山に登る以外ないようでした。
 結局、天草五橋や松島の景観は観光船に乗って海から見るしかなく、俯瞰してみることができる手軽なスポットはどうもないようです。
 せっかくの美しい景色ですのに、もったいないことと思いました。

 少し早めではありますが、行くところもないので、宿に向かいます。
  
by spring-ephemeral | 2018-08-28 01:22 | おでかけ | Trackback | Comments(4)

雲仙・『 旅亭 半水盧』 ~お湯・食事~ 2018年8月

<2018年8月14日>

 館内は東から西へ、横に長いつくりになっているのを、丁寧に案内してくださいましたが、けっこう歩きました。
 歩きながら、折りしも甲子園で開催中だった高校野球の話題になり、長野県代表の佐久長聖高校の名前が出てきてびっくり。 おそらく客の住所などであらかじめリサーチなさっているのだろうと拝察しました。

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部屋に戻ってきました。 こちらは1階の玄関。 奥が本間のお座敷。 手前左に2階に上がる階段があります。
外から見ますと、ひと棟ひと棟独立していますが、1階はどの部屋も通路で繋がっています。

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2階に戻って、わらび餅とお抹茶をいただいて、ひと区切り。 着替えて、案内していただいたばかりのお風呂に行くことにします。

<東の湯>

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庭に沿った長い通路を進み、階段を下りると大浴場「東の湯」。 湯上りには、入り口にビールやソフトドリンクが氷水の中で冷えています。

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白濁のお湯は地獄からの引湯で、ph.2.7。 酸性の硫黄泉です。 こじんまりしていますが、サウナもついて、客室数から考えると十分な広さです。
滞在中、どなたともご一緒になりませんでした。

<西の湯>

お風呂はもう1カ所あります。 「西の湯」です。 以前は「東の湯」と同様にパブリックの大浴場でしたが、今は貸し切り専用になっています。
毎奇数時ごとに予約制。 つまり一回90分。 ゆったり、たっぷりです。
案内していただいているうちに時間を決めて、その場で予約してくださいました。

「東の湯」から戻って一息ついて、夕食前に行きました。

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1階の玄関を出て、「東の湯」とは反対に、しかし、同じように長い通路を進み、同じように階段を下りた先にあります。 
「妙見岳」、「国見岳」、のうち、「妙見岳」のお風呂でした。 こちらの入り口にも氷水に浸かった飲み物がありました。
 元は「東の湯」と同じ大浴場だっただけに、同様の広さがあり、サウナもついていますが、ツレアイによると「東の湯」の男湯より露天が広く感じるそうです。
 
お風呂から戻って、1階のお座敷を覗いてみましたら、もう夕食の支度が整い始めていました。

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<夕食>

夕食の支度が整うと、階下から声がかかりますので、下に下ります。 食事の係りは案内に立った方とは別の、若い女性でした。

席について、たいへん驚きました。

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誕生日の支度になっていたのです。
 ツレアイもびっくりしていましたが、私もツレアイの誕生日を忘れていたのかと一瞬焦りました。
 すると、「お宿帳に書かれたお誕生日がまもなくでしたので、ちょっと早いのですが、お祝いのお支度をさせていただきました。」とのこと。
 ほんとうに思いもかけないことでした。

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おめでたい図柄のお品書き。 ツレアイに添えられていた短冊。 箸置きは宝船。

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お品書きには食材の説明がついています。

d0264892_19482124.jpgd0264892_19484818.jpg紅白の水引をほどくと
ハスの葉の真ん中に銀杏豆腐。
d0264892_19491877.jpgd0264892_19494145.jpg特別料理の鯛の塩釜焼き。

パイ皮が蓋になっているのはサザエ。
きれいに取り分けてくださいます。
d0264892_19501452.jpgd0264892_19503669.jpg湯葉真薯のお椀も鶴の蒔絵。


扇のお皿にお造り。
鱸、檜扇貝、車海老。
d0264892_19511199.jpgd0264892_19513609.jpgお造りを取り分けるお皿は
かわいい鯛の柄。
小皿もおそろい。
どちらのお皿も、裏側にも顔が。
d0264892_20114091.jpgd0264892_20120583.jpgお凌ぎの五穀麺。

鯛の切り身とゴマの乗ったお赤飯。
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ワインはピュリニー・モンラッシュ。 香り高く、まろやかな辛口で、美味しかった。

d0264892_20284479.jpgd0264892_20290674.jpg海の幸、山の幸の八寸。

取り皿がまたすてき。
d0264892_20293914.jpgd0264892_20295987.jpg鮎の塩焼き(二人分)。
金の紙に包まれているのは長崎牛。

抜いた鮎の骨はから揚げに。
d0264892_20302688.jpgd0264892_20304708.jpg炊合は鱧と丸茄子、万願寺。

強肴は鯒(コチが読めませんでした)、金糸瓜。
d0264892_20310760.jpgd0264892_20313499.jpg梅御飯に大葉と胡麻を乗せて。

爪楊枝も立派。
d0264892_20315350.jpgd0264892_20322229.jpgツレアイのフルーツにはくまさんのカード。

宇治金時と珈琲。
思いがけなくも、嬉しい誕生日のお祝いになりました。細やかな心遣いが随所に感じられ、サプライズに満ちた夕食になりました。
盛り付けも美しく、文句なしの味付け。
なにもかも見事でした。


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2階の部屋に戻ると、夜食のおにぎり。 ベッドはターンダウンがされて、冷水が用意されていました。

<朝食>

朝食も支度が整うと階下から声がかかります。

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d0264892_21163166.jpgd0264892_21170201.jpgオーソドックスな和食ですが、どれも美味しくいただきました。

みかんジュースは食前に。
フルーツにパションフルーツがありました。
 久しぶりに口にしました。 南国の味です。

凛とした佇まいでありながら、気取ったところがなく、あたたかな心遣いが嬉しい宿でした。
印象深く、長く記憶に残ることと思います。

by spring-ephemeral | 2018-08-25 21:44 | お宿記 | Trackback | Comments(6)

雲仙・『旅亭 半水盧』~部屋へ~ 2018年8月

<2018年8月14日>

初日の宿は雲仙にとりました。

天草にどう行こうかと地図を眺めていて、雲仙に寄れそうだと思いつきました。
雲仙には、かつて、JTBで薦められながら、取れず、キャンセル待ちも叶わず、泊まれなかった宿があります。
もうチャンスはないだろうと諦めていましたが、好機が再び巡ってきました。

それが今回の宿、『 旅亭 半水盧(はんずいりょ) 』 です。

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雲仙地獄からほんの数分。 道沿いの長い塀の先に入り口があるに違いありません。

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ここだ、と車を乗り入れた先に立派な門が現れました。
が、ひっそりと佇むばかりで、誰もいないし、誰かがやってくる気配もありません。
どうすればいいの・・・? その場で宿に電話をいれました。 すると、
「そのまま前にお進みください。 センサーで門が開きますので中へどうぞ。」

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あ、開いた! 門の自動ドアなんて初めてです!

門をくぐると緩い下り坂の先に玄関があり、玄関先では宿の方が迎えてくださっていました。

(写真はあとで撮ったものも含まれています)
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その場ではそれほどとは気付かなかったのですが、宿はかなりの傾斜地に建っています。 階段の中ほどに見える出入口が玄関を入ったところで、階段を下りてきてレセプションロビーになります。

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見事な大皿が飾られています。 レセプションデスクの脇を入ったすぐのところにラウンジがあって、まず、そちらに通されました。かばんは先に部屋に運ばれていってます。

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こちらでチェックイン。 宿帳に記帳。
ほどなく部屋に案内してもらいます。

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レセプションに戻り、今度は玄関ではなく、左手のドアから部屋へと向かいます。

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外に出て階段を数段下りると左右に石畳の道が木々の中に続いており、それぞれの部屋に通じています。

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『旅亭 半水盧』 は全14室。 今回の我が家は『如月』という部屋でした。

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それぞれの部屋は戸建ての離れ。 箒目もきれいな玄関先。

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広々とした玄関を上がります。

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左にベッドルーム、その奥に8畳の座敷と広縁。
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窓からは下の庭。

いったん広縁の椅子に落ち着き、しばらく雑談。 案内してきてくださった方が「お部屋と館内の説明と、お茶と、どちらを先にいたしましょう?」とおっしゃいますので、「では、説明から」とお願いしました。
では、と椅子を立ち、あらためてお部屋の案内から。

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部屋には桧の内湯がついていますが、温泉ではありません。 宿には地獄から源泉が引かれていますが、酸性の硫黄泉ですから、無理からぬことです。

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玄関脇に戻り、階段を下ります。
この玄関は2階の玄関。 14室ある部屋はすべてメゾネットの2階建てそれぞれ設えが違うそうです。

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階下には1階のトイレ。 その先に13.5畳の本間。

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7.5畳の次の間の先には茶室が。 この1階の部屋は夕食・朝食の食事処として使われます。

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上から見えていた庭。 緑濃い、しっとりとした庭でした。

 和室と和洋室とがありましたので、和洋室で取ってもらってはありましたが、実際の部屋が14室のうちのどの部屋で、設えがどうなっているのかは、伺うまでわかりません。
 ちょっとした一戸建ての家ほどの広さで、もったいないほどでした。

 さて、ここで2階の部屋に戻るのかと思いましたら、そのまま続いて館内を案内してくださいます。
 館内の説明を、端から端まで実際に歩きながら案内してくださるのは、初めてのような気がします。
 「とんでもない宿に来ちゃったね」 思わずツレアイとひそひそ。
 正直なところ今までいろいろな宿に泊まってきましたが、久しぶりに少々緊張しました。

 このあと、館内のお風呂に案内してもらい、夕食へと続いていくのですが、サプライズが待っていました。
 
by spring-ephemeral | 2018-08-24 02:35 | お宿記 | Trackback | Comments(2)

温泉と天草を巡る旅 ~雲仙地獄~ 2018年8月

<2018年8月14日>

雲仙は2度目です。
1度目は、雲仙普賢岳の噴火が収束して数年後でしたから、かれこれ14~15年前になるでしょうか。
その折は山を見に行って、地獄は行かずじまいでしたので、今回は地獄巡りをすることにしました。

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天気の良い日だったので、道中普賢岳も良く見えていました。

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 長崎空港から長崎自動車道で諫早へ。
 諫早からは57号線を走るのですが、これがなんとはなしに渋滞していて、流れの悪い道でした。
57号線から128号線に入ると、一気に山道になります。

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前も走っているはずだけど、こんなに曲がりくねった道だったっけ?
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 山の端に海が見えました。

午後1時半ころ、雲仙地獄の入り口に到着。

 空港に着いたのが12時ころで、空港内のレストランはどこも一杯。 待つ時間を惜しんですぐに出発したため、お昼をまだ食べていませんでした。

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駐車場に一番近い食堂にとりあえず入って、ツレアイは皿うどんを、私はちゃんぽんを注文。 長崎の名店のようなわけにはいきませんが、悪くもありません。 家庭的な味でした。
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左下の駐車場にいます。 まずは温泉神社から。(地図は観光協会のHPより)

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本殿の裏手に「夫婦柿」があって、いろいろご利益があるようです。

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参道横の鳥居をくぐって地獄巡りの始まりです。

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遊歩道を歩き始めてすぐ、「八万地獄展望台」への道しるべがあるので、階段を上って行ってみます。

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なかなかの迫力です。

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遊歩道を行くと、温泉や硫黄がそこかしこに見られます。

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炎天の地獄は暑くて汗だくですが、地獄と地獄の間には木々の中を行くところもあり、木陰の風が快くほっとします。

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次の地獄が現れました。

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「お糸地獄」。 なにしろ「地獄」ですから、様々な戒めをこめて名前がつけられているようです。

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お糸地獄の周辺には休憩の小屋や、温泉たまごを売っている小屋もあります。 湯気で判然としませんが、蒸篭でたまごが蒸されています。

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高台にはキリシタン殉教碑も。 

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おどろおどろしい地獄にしてはやさしい名前の岩と思いましたら、「ロケ記念」だそうです。「忘却とは忘れ去ることなり・・・」の、映画「君の名は」のロケが行なわれたようです。 「昭和29年3月、主演女優 岸恵子、主演男優 佐多啓二」とありました。

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山の斜面なので、緩いアップダウンがあります。 ところどころに、見られる鳥の名前などが記された案内板がありましたが、長野の我が家周辺の山の鳥と同じでした。 あとで知ったのですが、標高が700メートルくらいだそうですから、なるほど似ていると思いました。

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「大叫喚地獄」は白い噴煙が上がっています。 ここまで来ると景観にも慣れてきます。

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>「邪見地獄」から「雀地獄」の横を通り、「清七地獄」から駐車場に戻りました。
約30分の散策でした。

by spring-ephemeral | 2018-08-21 01:30 | おでかけ | Trackback | Comments(4)

温泉と天草を巡る旅 ~長崎空港へ~ 2018年8月

<2018年8月14日>

 お盆の休みに天草に行こうと計画を立てました。

 我が家も今年は17日(金)を休みにしたので、カレンダー上では9日間の休みが取れることになりますが、
 13日は迎え盆。 お盆の行事もありますので出かけることはできません。
 母に留守を頼んで14日からなら最大5泊の旅行ができますが、最終日の19日は旅行の後始末や、お盆の片付けにあてたいので、4泊とることにしました。
 4泊でも、我が家にとっては数年ぶりの長い休みになります。

 ジグソーパズルのような細切れの旅行しかできない我が家ですが、
 山登りをしていたころから思い返すと、北は利尻・礼文から南は屋久島まで、けっこう満遍なく渡り歩いてきていました。
 もちろん空白地帯もあるのですが、その中の1ヵ所が天草でした。
 天草だけなら2泊3日でも可能ですが、せっかく日数がとれるので、前後に1泊ずつ増やして、ゆっくり巡ってくることにしました。

 今年(2018年)6月30日に、 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」 が日本で22番目の世界文化遺産に登録されたことは記憶に新しいのですが、
 計画を立て始めた1年前には無かったできごとなので、とても驚きました。
 夏休みのさなかでもありますし、人出が多くなるかもしれませんが、さて、どうなるでしょう。

 台風とお天気が気になりますが、出発の14日はとても良い天気になりました。
 幸先の良いスタートになりそうです。

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この飛行機に乗ります。 ちっちゃめの飛行機です。

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ほとんど定刻に離陸。珍しい!

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並べたような雲が浮かんでいます。 良い天気なので富士山が見えるかと期待しましたが、機体右側の私の側からは見えませんでした。 富士山が見えないので日よけを下ろします。

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1. 山口県上空。そろそろ関門海峡です。

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2. 博多・海の中道。

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3. 佐世保あたり。

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4.  ハウステンボス。

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5. 長崎空港の対岸、「琵琶ノ首鼻」という岬が見えます(左中央)。

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ほぼ定刻に長崎空港に着きました。

車を借りて、まず、雲仙に向かいます。
   
by spring-ephemeral | 2018-08-20 02:19 | おでかけ | Trackback | Comments(4)

天草へ

<2018年8月14日>

天草へ行ってきます。

今年のお盆、17日の扱いをどうするか、ツレアイも考えていたのですが、
1日仕事したとして、すぐまた休みになるし、
いっそ続けて休んでしまったほうがいいか、ということで、
我が家としては数年ぶりに4泊とれる休みになりました。

実は、私としては早くからそのつもりで、今回の計画をたてていました。
予定どおりとなって嬉しい私です。

台風が心配でしたが、幸い大きく影響することもないようです。
台風以外にもお天気がやや気になるところではありますが、行ってしまえばこっちのもの。
少々天気が悪くても、それなりに過ごせれば良しとします。

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by spring-ephemeral | 2018-08-14 00:22 | おでかけ | Trackback | Comments(6)

『あじさい』と『六花亭』に寄って、『グランクラス』で帰ります  2018年8月

<2018年8月3日>

<『函館麺厨房 あじさい』本店>

 友人とおしゃべりしているとき、ラーメンの話になりました。
 友人もラーメン好きです。
 そういえば、私が新千歳空港で食べておいしかった塩ラーメンの本店は函館にあります。
 ちょうどいいねえ、行ってみようか、という話になりました。

『函館麺厨房 あじさい』本店は五稜郭のすぐ近くにあります。

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車は五稜郭タワー正面の駐車場に運良く停められました。 
駐車場を出たところにある交差点の真向かいにめざす『あじさい』がありました。

五稜郭タワーのまん前です。
2階のラーメン店舗には外から螺旋階段であがります。2時近くになりますが、階段の中ほどまで、まだ行列ができていました。 お昼時分はどれほどの行列だったのだろう?

ラーメンは客の回転も早い。 20分ほどで店内に案内されました。

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おなかも空きました。 「いただきまーす」。
ひと口スープを飲んで、ん?・・・薄い・・・
友人もちょっと首をかしげて「どう?」と聞きます。 「薄い気がする」と私が言うと、初めて食べる友人も、「やっぱり? そんな感じの味だね」。
私が新千歳空港でおいしいと思った味はどこへ。
不味い、というのとはちょっと違い、スープが足りなくなって嵩を増やしたような、薄まった感じなのです。
時刻は午後2時20分。 お客さん多かったようですから、足りなくなってきたのかな・・・?

「本店」で懲りるのは、数年前の稲庭うどん以来2度目です。

「本店」が一番おいしいに違いない・・・
「本店」だからおいしいに違いない・・・
 という先入観は持ってはいけないと、肝に銘じたラーメンでした。

<『六花亭 五稜郭店』>

五稜郭を散策しても良いのですが、時間がすこし半端です。
あわてて回るより、ゆっくりお茶しよう、ということで、『六花亭 五稜郭店』に向かいました。

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五稜郭の一辺に沿って歩くこと数分。 桜が咲くころはさぞきれいなことでしょう。

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森が出現したような木立の塀の間を進むと、お出迎え犬がお出迎え。その左が店舗の入り口です。

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カフェで、私は フルーツオムレツとアイスコーヒー、 友人は プディングとホットコーヒー 。 美味しかった。

<『新函館北斗駅』>

車を帰す前にガソリンも入れなければなりませんし、余裕をみて駅に向かいます。

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2年前には建築中だったホテルもできて、駅前らしくなってきました。

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草が生えた空き地ばかりが目立った駅前は、まだ広く空いていますが、きれいになりました。

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ポストの上に腰掛けているのはゆるキャラの ズーシーホッキー です。
いわゆる「きもかわ」、 それもかなりな。
このズーシーホッキーは表情を可愛らしく見えるように工夫していますが、等身大の着ぐるみとなると、これがかなりインパクトあります。
2年前は駅前でイベントがあってズーシーホッキーがいたのですが、こどもがおとうさんの足にしがみついて、「怖い」と泣き出しましたから、推して知るべしです。

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ズーシーホッキーの田んぼアートがあったのですが、ねぎ?畑になっていました。

始発で、さらに折り返しではなかったので、10分ほど前に乗り込むことができました。

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せっかく新幹線を利用するのですから、帰りは「グランクラス」を奮発しました。 

軽食とまずはスパークリング(山形・高畠ワイン)で乾杯! そのあと私より飲める友人はビール(プレミアムモルツ350ミリ缶)と赤ワイン(長野・イヅツワイン)。
 私はも赤ワインを追加。

おしゃべりが途切れることなく一泊二日が終わります。 いやあ楽しかった!

<おまけ:テロップ撮影失敗>


青函トンネルに入る少し前、青函トンネルに入る旨の車内放送がかかります。
トンネルに入ると、一度だけただ今青函トンネルにはいりました。」というテロップが表示板に流れます。私は2年前に撮影に失敗していますから、今度こそは! とカメラを持って待ち構えていました。

モニターを見てびっくり!

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「トンネルに入りまし・・・」のあたりが写っているはずですが、どうしたことでしょう?

カメラの設定は絞り優先、絞りは最小絞り値2.8にしていました。 つまりはシャッター速度が速すぎる・・・ということでしょうか。

そこで絞り値を6に上げて撮ってみました。
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やっぱりそうだったか!
テロップは一度しか流れませんから、今回も失敗でした。
3度目こそは必ず、といいたいところですが、3度目があるかどうか・・・あるとしてもいつになるやら・・・とうぶんお預けです。  
by spring-ephemeral | 2018-08-13 01:57 | 味だより | Trackback | Comments(4)

木古内・『道南トロッコ鉄道』で足こぎトロッコに乗る 2018年8月

<2018年8月3日>

良い天気になりました。
木古内でトロッコに乗って、廃線となった鉄道の線路を走りに行きます。

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ナビを設定しようとしましたが、ピンポイントで見つからず、まず、木古内駅に隣接する「道の駅 みそぎの郷きこない」に行き、その中にある観光案内所で場所を聞きました。右端に見えるのが木古内駅。

 後でわかるのですが、このひと手間が運の良いタイミングを作ってくれました。

かつて函館から木古内を通り江差まで、JR 江差線が走っていましたが、
2014年に江差ー木古内間が、2016年に函館ー木古内間廃線となりました。

函館ー木古内間は、「道南いさりび鉄道」として引き継がれましたが、
江差ー木古内間はそのまま廃線となりました。
その、廃線となった線路を生かそうと始められたのが「道南トロッコ鉄道」です。
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案内所で教えてもらったにもかかわらず、思ったより遠くてちょっと迷いながら「鶴岡公園駅」に到着。

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この小さなかわいい駅舎はJR時代のまま。 中の切符売り場も、待合室も当時のままです。

私たちが着くと、入れ替わるように親子がひと組帰っていきました。
観光案内所で聞いたり、道を迷ったりしていた時間がなければ、親子さんとちょうど一緒になるタイミングでした。
一緒でもかまいませんが、私たちだけで貸し切りになったので、より幸運でした。

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ホームもJR時代のまま残っていますが、トロッコは低いので直接線路上から乗り込みます。
駅員さんに、「せっかくですから一番前がいいですよ」と言われ、一番前に。

d0264892_00093963.jpgこの写真ではよくわかりませんが、自転車のサドルとペダルが3組ついていると思っていただけると良いかと。

子ども用の小さなサドルが2台ついているので、
トロッコ一台に大人3人、子ども2人まで乗ることができます。

このほかにもベンチ式のトロッコもありました。

上の大きな写真の手前に写っている赤い部分が、動力トロッコの一部です。

行きは緩く上っているので後ろから動力トロッコで押してもらいます。

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駅員さんの警笛とともに出発進行!

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踏み切りだ! この踏み切りはとても珍しいところにあります。

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あ、駅がある! 通過してさらに進みます。

風を切って、なんともさわやか。 気持ちいいなあ!
線路のつなぎ目をガタン、ゴトン、と通る音と振動がなつかしい!

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もうひとつ駅を通過。 これらは実際の駅ではありませんが、雰囲気が出ます。

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そしてトロッコ鉄道の終点「キーコの郷」駅に到着。
この間1キロ。 所用約5分でしたから、時速は14~15キロといったところでしょうか。
実際の5分より、もっとずっと長く乗っていたような気がします。

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この先は行き止まり。 廃線の現実に少し胸が痛みます。

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d0264892_00314348.jpg私たちをホームに下ろし、駅員さんは先まで行って方向転換をしてきます。

その間にホームに置かれているスタンプ台で記念スタンプを。
本来は「道南いさりび鉄道」(左の青いスタンプ)と両方乗って完成させるのですが、スタンプだけ拝借。

今度は先頭になって赤い動力トロッコが戻ってきました。

帰る前に記念写真。 ちゃんと帽子が用意されてあって、「ハイ!」と渡され、頭に載せて、ひとりずつカメラを駅員さんに渡して撮ってもらいます。
流れができていて、あれよあれよという間に段取りよく進みます。

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好きなポーズで。

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敬礼で。

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ホームを指差して。

言われるままに3枚連写。

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駅員さんは動力トロッコであっという間に見えなくなりました。

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あとはふたりでペダルを漕いで戻ります。 帰りは緩い下り坂ですから漕がなくても進みます。平坦なところに来るとスピードが落ちるのでペダルを漕ぎますが、すぐに空回りしますから、一定以上スピードがでないようになっているのがわかります。

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線路脇に山百合も咲いています。 
北海道の大地と風を満喫です。

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行きがけに通った踏み切りのところです。 見えるのはお寺の山門の裏側。
ここは、実は「禅燈寺」というお寺の境内お寺の境内を走る鉄道としてJRの頃からマニアの間では知られていて人気スポットだったという場所です。

他のお客さんと一緒のときや、込んでいるときはできませんが、このときは私たちだけ。 ちょっと降りてみました。

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仁王様もいる、立派な山門です。

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山門をくぐると、踏み切りが。

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私たちのトロッコと、奥に本堂。

駅は目と鼻の先。

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戻ってきました。 振り返って左の先に白く見えるのが「禅燈寺」。

ずいぶんゆっくりしていたような気がしますが、帰りは所用約10分でした。
実年齢を忘れ、童心に返ってはしゃいだひとときでした。
楽しかった!

私たちの後にはまだどなたもいらっしゃっていませんでした。
駅員さんと話をすると、札幌に住んでいたことがおありとわかり、友人と、札幌市内の私の知らない地名を交えて話が弾んでいました。

そこへ車が一台停まって次のお客さんが降りてきたので、私たちは退散です。

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記念のカードと、改札鋏の入った乗車券。

by spring-ephemeral | 2018-08-12 01:36 | おでかけ | Trackback | Comments(2)

『 江差 旅庭 群来 』2018年8月

<2018年8月2日>

 宿は『 江差 旅庭 群来(くき)』。

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目指す宿は、この「開陽丸記念館」のすぐそばのはずですが・・・(写真は翌日に撮影)それらしき建物が見当たりません
 ナビの画面では「開陽丸記念館」より手前にGのマークがあります。

 ということは、写真の左に塀らしきものがちょっと写っている、この建物しかありません。

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 看板もなく、外観は資料館か、美術館か、という趣ですが・・・(写真は翌日に撮影)

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 とりあえず中へ。 左の写真の、車(私たちの車ではありませんが)が写っている場所が駐車場です。 ここでいいのかなあ? と、キョロキョロしていると、宿の方が出てこられました。 右の写真の黒い部分に宿の名前が記されており、その横が玄関へのアプローチでした。

 隠れ家的な宿というコンセプトのもと、看板などは一切出しておらず、「美術館かと思ってわからなかった」という方も多いとか。 確かに。

 今回泊まる宿の「群来(くき)」という名前が、ふり仮名がなければ読めず、意味も掴めなかったので、とても気になっていました。
 ところが、友人に「くき」という名前で、「れ」という字に「る」と書く、と伝えると、北海道出身の友人は「ああ、くき ね」と、その意味するところがすぐにわかったのでした。

 宿の方の話も総合すると、鰊の群れが押し寄せることを「群来(くき)」と言うのだそうです。 また「群来る(くきる)」と動詞にして使うこともあるといいます。
 かつて北海道の各地で見られたように、江差もまた鰊がたくさん獲れ、北前船の寄港地でもあって、たいへん栄えた地であったようです。
 そのような歴史に思いを寄せて、宿の名前を「群来」とされたとのことでした。
 その「群来」が、昨年(2017年)2月に、なんと104年ぶりにあったのだそうです。
 その記念にと、宿のご主人が入り口脇に標柱を建てられたのだとか。
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それがこちら。 最初通りすがりにこの標柱が見えたので、私はますますなにかの資料館だと思ってしまったのですが。

前置きが長くなりました。 では中へ。

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明るくシンプルなロビーで 紫蘇ジュース と 五勝手屋羊羹 をいただきながらチェックイン。 友人は紫蘇ジュースが苦手なのですが、「初めて飲めちゃった」。 何かで割ってあるのか、そもそも作り方が違うのか、おいしいジュースでした。

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写真は長く見えますが、短い通路を通って部屋へ。

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通路の突き当たりが宿泊棟になります。 全7室。 私たちの部屋は左から3番目、『韶風(しょうふう)』 という名前でした。

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部屋の玄関をあがると、左手にトイレ、右手に洗面とお風呂。

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d0264892_00552303.jpg『群来』には大浴場、貸し切りといった、パブリックのお風呂はありません。
 7室すべてに源泉かけ流しの温泉内湯が備えられています。
敷地内地下1407メートルから湧出する、弱アルカリ性の濁り湯です。
海辺ですが、塩味はほとんどありません。
なめらかで、よくあたたまる、気持のよい温泉でした。

部屋は左にあります。

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大きな窓の和洋室。 土壁を連想するような引き戸はクローゼットと押入れ。

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リビングのドアからテラスに出ます。 左下に和室の窓が見えます。 右隣は隣の部屋の壁。隣の部屋の気配も音も漏れ聞こえない構造になっています。

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塀越しに左奥は上ノ国方面の山が、正面には船が、右手には開陽丸。

ところで、パンフレットなどで見ていて、とても気になっていることがありました。
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それがこの写真(HPより)です。 いったいどういうロケーションにあるのだろう? と。 実際に来て見てわかりました。 庭から部屋を写しているのでした。

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石だらけの庭を奥まで歩くことはできないので、同じ写真を撮るのは無理ですが、ほんの2、3歩、庭から部屋を写してみました。

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来て初めて知ったのですが、オールインクルーシブの宿でした。 バーや記載のあるものは別途料金がかかりますが、冷蔵庫内はもちろん、ルームサービスや食事のときの飲み物代全て宿泊料金に含まれています。

d0264892_01585427.jpg着替えて食事に行くのですが、
館内着はコシノジュンコさんのデザインでサルエルパンツ
後にも先にも、サルエルを履くのは初めてでした。
着心地は悪くありませんが、なんだか落ち着きませんでした。
友人が「タヌキ」みたいというので可笑しくて。

<夕食>

食事はロビーの奥にある食事処に出向きます。

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部屋から来ると、左手にバーカウンター、右手にロビー。

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ロビーの後ろを食事処に向かうと、通路脇のウィンドウケースの中に、「おみやげ物」が。 おしゃれなディスプレイです。

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食事処は部屋の数だけ個室があります。 

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メニューの左は ブロッコリーのムース、右が江差産浜干し鰊。

見上げた照明がなんとカンパリの傘!ちゃんと中にカンパリが入っています。
おしゃれできれいでした。

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d0264892_23203718.jpgd0264892_23210285.jpgきんきのお椀もとても良い味でしたが、

なんといってもお造りの鮮度の良さ!
平目も牡丹海老も透明感が際立っています。
殻つき雲丹も、まだ棘が動いていました。
とにかくどれも美味しかった!

d0264892_23212458.jpgd0264892_23214618.jpg紅ずわいも江差産。
甘くふっくらした身でした。

メニューにはない、自家製燻製。
卵、ホタテ、海老、チーズ。
d0264892_23221079.jpg鮑も驚くほど柔らかでした。


ワインはグラスなので写真無し。
初しぼり・バッカスの白:やや甘口で香りの高いワインでした。
奥尻ワインの白と赤:奥尻島で収穫されたぶどうで作られています。
            潮騒を思い起こさせる香りが印象的なでした。
d0264892_23223672.jpgd0264892_23230277.jpg奉書の中からは紅鱒のハーブ焼きが出てきます。
d0264892_23235546.jpgd0264892_23233045.jpg自社牧場のサフォーク種の羊(ラム)。
熱々の玄武岩でさらに好みに火を通して。
メインが羊というのも珍しいですが、
なんの匂いも、くせもなく、しっかりとした噛み応えのある肉でした。
美味しかった。
ソーセージは羊とわかる味でした。でもおいしい。
d0264892_23241870.jpgd0264892_00385302.jpg数ヶ月をかけて作る、自家製寒干し山漬け鮭のお茶漬け。
さらさらと美味しくいただきました。

プリンと苺のアイスクリーム。
素材の良さがなんといっても抜群でした。
 その素材を生かして、シンプル過ぎず、懲りすぎず、素材の味を十分に楽しめたお料理でした。
お料理目当てに再び行きたしと思えど、江差はあまりに遠し・・・です。

<2018年8月3日>

<朝食>

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朝は夜とは別の部屋でした。

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魚はホッケ。 刺身は真イカ。特別珍しいものがあるわけではない、オーソドックスな朝食ですが、
どれも美味しいのは、根本に素材の良さがあるからなのだろうと思いました。
ご飯は「ふっくりんこ」。好みの硬さでした。 味噌汁は「銀杏草」という地元産の海藻。 
d0264892_00422133.jpgd0264892_00425486.jpg富良野メロンとコーヒー。
今までになく海の近さを感じる佇まいの宿でした。
部屋のお風呂しかないのが、ちょっぴり残念ではありますが、プライベートに重きをおいているということを考えると、そうならざるを得ないのかもしれません。
ただ、泉質は良く、十分に広い部屋のお風呂でした。
本州の真ん中から想像すると、北の果てのように思える江差の地ですが、
函館から1時間半ほどという近さなので、函館に縁があればいつか再訪が叶うかもしれません。

by spring-ephemeral | 2018-08-11 01:15 | お宿記 | Trackback | Comments(2)