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カテゴリ:コンサート・ギター( 28 )

今年も発表会が済みました 2019年2月

<2019年2月3日>

 今年もギター教室の発表会の日がやってきました。

 会場はいつものように、先生の息子さんがおやりのスペイン・バル 「アランフェス」。

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 当日は写真を撮っている余裕がないので、過去のアルバムから一番雰囲気が近いものを。
 写真の椅子は向って右に寄っていますが、当日はもうちょっと左で、フロア中央にあります。

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 今年は欠席の方が3人か4人いらっしゃいました。

 先生は、いつもは弾かれないのですが、今年は、急逝されたご友人を偲んで最後に2曲弾かれました。

 私のソロは19番目、「君の影になりたい」。
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 先日ブログアップしたように、今までにないくらい時間を費やして練習してきましたが、 どうなりますやら・・・

 18番目は、すっかり定着してしまった、先生と私の二重奏の2曲です。

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 「黒いオルフェ」(上) と 「孤独の足跡」(下)。
 私は2曲とも上のメロディを弾きます。 一見、どう見ても下の「孤独の足跡」のほうが楽そうですが、難易度的には実は似たようなもので、どちらもさほど難しくはないのですが・・・
 むしろ、より楽そうに見える「孤独の足跡」のほうがはるかに緊張度が高いのです。
 といいますのも、「黒いオルフェ」はボサノバの伴奏に助けられて、少々ミスタッチがあっても目立たずになんとか繕えるのですが、
 「孤独の足跡」はメロディも伴奏も単旋律で、しかもゆっくりゆったりと弾くため、右手も左手もわずかなミスタッチも目立つうえに、間違うようなことがあると曲にならなくなってしまうのです。
 曲を選んだ先生でさえ「こういう曲のほうが気を遣うよね」。
 楽譜をもらったのが今年に入ってから。 その後2回の音合わせで本番を迎えました。

 休憩を挟んでおよそ2時間半の発表会でした。
 どなたも緊張しているのが、見ていてわかりますし、伝わってきます。
 次はわが身ですから、気持ちは同じ。
 「頑張って!」と心の中で応援します。
 みなさん頑張りました。
 
 私は、というと・・・
 二重奏は8割の出来だったと思いますが、
 ソロは、今の私の最大限の力の5割まで出せたでしょうか?
 少々ほろ苦い演奏となってしまいました・・・
 最大の失敗は、演奏位置でした。
 二重奏を弾くとき、私は中央から左、ちょうど上の写真の椅子の位置くらいで、先生とアイコンタクトがとれるようにやや斜に構えて弾いたのですが、
 ソロになったとき、中央に戻るべきでした
 というのは、位置をかえずに正面に向き直ったので、照明がネックの真上にきてしまい、反射でフレットがはっきり見えなくなってしまったのです。
 勘である程度押えられますが、正確なフレットに指を置けなくて、音を外すことが2度3度。
 こんなはずでは・・・と、予想外の成り行きに気持ちがゆらぎ、立て直せないまま、荒れた演奏になってしまいました。
 あんなに練習したのになあ・・・。
 でもまあ、これも実力のうち。 

 発表会のあとは新年会を兼ねてのうちあげ。
 お待ちかねのスペイン料理に舌鼓。 ペペロンチーノとイカ墨のパエリアが最高!
 緊張から開放されて、みんなで賑やかに楽しいひとときを過ごしました。

 なんだかんだいっても、発表会の緊張感と、達成感と、開放感は、これでけっこう癖になります。

 気持ちを切り替えて、と・・・
 さて、来年はなにを弾こうかな?
   
by spring-ephemeral | 2019-02-07 00:15 | コンサート・ギター | Trackback | Comments(4)

ただ今追い込み中

 2月初めにギター教室の発表会が控えているので、
 今、そのための練習の追い込み中です。

 常日頃十分な練習ができていれば良いのですが、
 好きなときに好きなだけ弾くことができた独身の頃とは違い、
 一日の中の限られた時間の中で、今はなかなか練習時間がとれないのが悩み。

 でも、発表会までもうあと2週間しかありませんから、たとえわずかな時間でも、家事もそこそこに、使える時間は全て練習にあてています。
 なので、太郎山ウォーキングも休み中。

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 今年の私のソロは 『 Quiero Ser Tu Sombra 』 邦題 『あなたの影になりたい』 。ベネズエラのフォルクローレです。
 『Pica Pica』という名前もあって、ギターのみならず、様々な楽器で演奏されています。
 愛しい女性に届かぬ想いを歌う、切ない曲です。
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 フォルクローレですから、決まった楽譜があるわけではありません。
 今回はギタリストの柴田杏里さんがアレンジした楽譜で弾きます。

 ゆったりと歌うように始まる前半と、次第にテンポアップして下降する後半を、
 それぞれ変化をつけながら繰り返し、最期は、これ以上早く弾けないというマックスの一歩手前のテンポで弾き切る
のですが・・・
 これがなかなか手ごわい・・・

 前半も後半も、メロディーそのものはシンプルなのですが、
 ラスギャードとバッキング、という、南米音楽らしいテクニックを、リズムを崩さずにテンポアップしていくのが難しくて!

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 ラスギャード(Ras)は、右手を「グー」から「パー」に広げながら複数の弦を一気にじゃらん、と弾きます。
 バッキングは、楽譜では符頭(たま)が丸ではなくXで表されますが、ラスギャードで弾いた音を、指や拳でパッと止めるテクニックです。
 ラスギャードも、バッキングも、決まると、見ても、聞いても、弾いても、かっこいいんです! はい、決まると・・・

 テンポを自在にあやつり、音の濁りのないラスギャードを決めるには、1にも2にも繰り返しの練習しかありません。
 かなり切羽詰ってきましたが、できるだけのことはして、本番に備えたいです。

by spring-ephemeral | 2019-01-19 01:09 | コンサート・ギター | Trackback | Comments(6)

NHK BS1『駅ピアノ』・『空港ピアノ』

 NHK BS1のその番組は昨年の春頃から始まっていたようですが、全く知らずにおり、
 昨年の暮れに、年末年始の番組紹介で初めて存在を知りました。

 駅や空港に置かれている一台のピアノ。
 だれでも自由に弾けるそのピアノに定点カメラを置いて、どんな人がどんなふうに弾いていくのかを伝えるだけの番組です。
 今までの放送分をまとまて一気に放送するというので、聞いてみたいと思い、
 そのときを楽しみにしていたのですが、
 不覚にも寝てしまい、リアルで見るつもりだったので録画予約もせず、すっかり見逃してしまっていました。

 いつ、どの時間で放送されているのかわからず、番組表や、HPをチェックしていましたら、
 どうやら土曜日にあるらしいことがわかり、先日5日の土曜日にようやく見ることができました。

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 写真はテレビ画面を写したものです。
 これはアムステルダムの駅に置かれた『駅ピアノ』ですが、この日はマルタ島の空港に置かれた『空港ピアノ』の放送もありました。

 時々立ち寄っては好きな曲を弾いていく、というミュージシャン・・・
 ここで初めてピアノに触れ、通りすがりの人に教わりながら覚えたフレーズを繰り返し練習する移民の男性・・・

 コンサートのために故郷に帰ってきたプロのピアニスト・・・
 みんなで歌っていく旅行者仲間・・・
 子どもの頃習っていて、大人になって改めてまた習い始めた人・・・

 などなど、様々な人々が思い思いにピアノに向かい、楽しそうに自由に、周りを気にすることなく弾いて立ち去る様に、
 音楽が息づいている文化を強く感じました。
 立ち止まって聞き入る人もいれば、通り過ぎていく人もいます。
 ただ、うるさそうな顔をする人や迷惑そうな様子の人はだれひとりいず、
 駅や空港の雑踏に違和感なく溶け込んでいる空気感に感動しました。

 どういう頻度で、どの時間帯で放送になるのか、
 まだよくわからないのですが、土曜日にあるのは確かなようなので、
 見逃さないようにチェックしようと思います。

by spring-ephemeral | 2019-01-10 23:09 | コンサート・ギター | Trackback | Comments(6)

『ラフマニノフ「鐘」から始めるクラシック』コンサート 2018年12月

<2018年12月3日>

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 上田市のサントミューゼに、昼のコンサートを聞きに行きました。

 
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 昨年から定期的に開かれている「クラシック音楽に親しむ講座」。
 初めて参加したのが昨年のクリスマスコンサートで、それから案内をいただくようになりました。

 年4回ほど開かれているのですが、日にちや時間がなかなか合わなくて・・・

 今年はチャンス無しかと思っていたのですが、今回のコンサートの案内を見ると、
 時間も都合が良いし、これは行けそうと、早々にチケットを買っていました。

 
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 「クラシック音楽に親しむ講座」ですから、 チェロの渡部玄一さんが、曲の合間に曲についてのお話をなさいます。

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 参考資料もあります。 「講座」らしいです。 

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 演奏中の写真撮影はできませんので、 始まる前に。 開場が暗いのと、手持ちなのとで、ブレていますが。

 ラフマニノフはともかく、ショスタコーヴィチはあまり聞く機会がないので興味深かったです。
 帝政ロシアからソヴィエト連邦に体制が変わり、粛清の大嵐が吹き荒れるという時代、
 音楽や文学もその影響からは逃れられず、
 ショスタコーヴィチも、下手をすると処刑されるかもしれないという緊張感の中での曲づくりを余儀なくされていたとか。
 そういう時代背景を聞いて聞くプログラムは、奥底に重いものを感じざるを得ませんでした。

 アンコールはラフマニノフの「ヴォカリース」。
 アメリカに亡命し、終生母国に帰ることはできませんでしたが、自由の国に生きることができたラフマニノフの美しい小品で、
 明るい気持ちで帰ることができました。

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 信号の先は千曲川の堤防道路。
 ピアノもチェロも、生の音はいいなあ、と余韻に浸る信号待ちでした。
       
by spring-ephemeral | 2018-12-17 01:14 | コンサート・ギター | Trackback | Comments(6)

アランフェス de アランフェス 2018

<2018年11月18日>

 人気ナンバー1ギタリストの大萩康司さんと奥様の河野紘子さんのデュオコンサートがありました。

 スペインバル 『アランフェス』で開かれる 『アランフェス de アランフェス』コンサート。
 2014年から毎年開かれてきましたが、昨年は大萩さんのご都合がどうしてもつかずに残念ながら開かれませんでしたので、2年ぶりです。

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 コンサート料、パエリア付きワンプレートランチとワンドリンク込みで5000円は変わらず。
 主催者のバルのマスターは私のギターの先生の息子さんですが、このお値段はかなり頑張られたと思います。

 私が、家の用を済ませてアランフェスに着いたのは開場15分前でしたが、
 すでに10人以上の方が待っていらっしゃいました。

 店内が狭いので、定員は30名です。
 早く来られた方から店内に入りますので、出遅れたかな? と思いましたが、
 みなさん遠慮されるのか、躊躇されるのか、一番前は空いていて、やったあ!
 
 ギター教室の生徒さんなど顔見知りは10人いらっしゃるでしょうか。
 あとは初めてお見かけする方ばかりで、県外や、県内でも諏訪や伊那など、遠くからいらした方も多いと聞きました。

 まずは食事をいただきます。
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 ひと口サイズですが、生ハム、チーズ、ピクルス、スペインオムレツ、砂肝のアヒージョなどと、しっかり量のあるパエリア。
 ワンドリンクにはワインもビールもその他アルコールも含まれますが、私は車なので、ノンアルコールのカシスソーダで。
 美味しかったのですが、 この日私は遅い朝食でしたので、パエリアは完食できず、残念でした。

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 さて、私の場所は一番前なのでただでさえ演奏者に近いのですが、今回はいつにも増して近い!
 譜面台まで20cmくらい。 楽譜が読めます。 実際、アンコールの曲は譜面を目で追いながら聞きました。
 ピアノも近く、私の場所からだと、弾かれる紘子さん越しに楽譜も見えて、どのあたりを弾いているのかわかりました。

 椅子に大萩さんが座ると、大萩さんの膝までが50センチくらいで、抱えられたギターまでは70~80センチくらい
 どきどきするほどの間近さです。

 演奏は お二人で エレジー(作曲者は失念)から始まりました。
 続いて、大萩さんのソロで、
     11月のある日に(ブローウェル)
     アルハンブラの思い出(タルレガ)
     エストレリータ(ポンセ)
 紘子さんのソロで、
     間奏曲(ポンセ)
     子犬のワルツ(ショパン)

 そして、アランフェス協奏曲です。

 ホアキン・ロドリーゴが1939年に作曲したこの曲は、後に第二楽章が「恋のアランフェス」という歌に使われて一躍有名になりました。
 以後、第二楽章ばかりが演奏されるのを、ロドリーゴの娘さんが嫌い、
 オーケストラと共演する場合は全曲演奏しなけらばならない、と制約を設けたそうです。
 ただし、ピアノ伴奏なら、第二楽章だけでも大目にみてもらえているのだとか。(以上大萩さんのお話から)

 前回、前々回は、その第二楽章だけの演奏でしたが、今回は全曲演奏です。
 オーケストラ部分は全てピアノが担うので、ピアノもたいへんです。

 大萩さんは、背中から差し込む日差しで柔らかなシルエットとなり、横顔も素敵。
 ですが、この際(失礼ながら)顔などどうでもよろしい。
 私の真正面がちょうどギターのサウンドホールで、弦を弾く大萩さんの右手がつぶさに見えるのです。
 私のような素人は、ちょっと頑張っても、せいぜいサウンドホールの近辺で弦を弾いているだけですが、
 プロは弦をとめているブリッジからネックの指板まで、実に広範囲に弾く場所を移動して、音色や音の表情を多彩に変えています。
 大萩さんも然り。 その右手の動きの軌跡はさながら羽衣が風に舞うかのよう。
 加えて、強い音を出すときの弦のしなりや、音を切るとき消すときの指さばき
 アランフェス全曲を、聞くだけでなく、間近に見ることができたことに、感激しました。
 すごかった!
 夢でいいからもう一度見たい。

 アンコールの セレナーデ(作曲者失念。映画音楽も手がけるアメリカ人)で全て終了。

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 写真撮影は、演奏中はダメですが、曲の合間やお話のときなどは構わないとのことでしたが、
 私は真ん前であからさまなので、アンコールも終わって、最期に大萩さんが〆のお話をしていらっしゃるときに一枚だけ。
 いつもですが、紘子さんが大萩さんを見るまなざしや、大萩さんが紘子さんに目をやる表情がほんとに素敵。 今年ご結婚10年目だそうです。

 いったん裏に引き揚げたおふたりが、また出て来てくださるので、お話したり、握手してもらったり。
 お二人とも、商売道具とはいえ、手がほんとにきれい。 紘子さんは色白で、きめが細かいんです。
 大萩さんは常に紙やすりを持ち歩き、爪のサプリを飲んでいるそうです。

 おふたりと一緒に写真撮ってもらいました。

 短い時間でしたが、心躍るひとときでした。

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by spring-ephemeral | 2018-11-22 01:56 | コンサート・ギター | Trackback | Comments(6)

『佐藤俊介 J.S.バッハ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲演奏』 2018年11月

<2018年11月15日>

 
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 快晴です。 東京・『浜離宮朝日ホール』にヴァイオリンを聞きに行きます。

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 佐藤俊介さんが弾かれるバッハの 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲 で、
 ガット弦のバロックバイオリン と バロックボウ で演奏されます。

 演奏される佐藤俊介さんという方を、私は実は存じ上げませんでした。
 現在オランダを拠点に活躍されているヴァイオリニストで、バロックバイオリンモダンバイオリンの双方を弾かれますが、
 特にバロックバイオリンにおいては、2013年からオランダ・バッハ協会のコンサートマスターを努められ、今年(2018年)6月より、同団の音楽監督に就任されたそうです。
 今回は就任後、初のソロ・リサイタルとのこと。

 オランダ・バッハ協会は、世界最高といわれる古楽演奏団体で、3年後には創設100周年を迎えるそうです。

 バロックバイオリンは、現在使われているモダンバイオリンとほとんど変わりませんが、指板が短めだったり、駒やネックの形だったり、微妙な違いがあるようです。
 一番よく分かる違いは、モダンバイオリンに見られる顎あてや肩あてがないことです。

 また、バロックボウ も現代の 弓 と違い、まず反りが逆なのと、弓の先が尖っているのが目をひきます。

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 今回佐藤さんが弾かれているバイオリンの指板には、遠目に、木の象嵌のような模様が見えましたが、会場でもらった他の佐藤さんのコンサートのチラシに、それとおぼしきバイオリンが写っていました。

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 バッハの無伴奏ソナタとパルティータで、私が初めて聞いたのは、ヤッシャ・ハイフェッツが弾くシャコンヌでした。
 バイオリンを習っていた子どものころで、生ではなく、テレビで、でしたが、今でも映像と音をよく覚えています。
 とても感動して、以後、バッハのこの曲は私にとって特別なものになりました。

 今回、その全曲を、しかも、バッハの時代と同じ音で聞くことができるというので、とても楽しみにしていました。

 バロックバイオリンを初めて聞くので、俄かリサーチをしたところによると、モダンバイオリンほど大きな音は出ない由でしたが、どうしてたっぷりとした音量が出ていました。
 弓の違いから、弓の先まで続く強く長い音は出ませんが、弓先の音は繊細かつクリアで、筆ペンで太い線から筆先の細い線まで書きこなすイメージがしました。
 楽器も弓も軽いことから、音も軽やかで、早いパッセージや、細かな装飾音が淀まず華やかです。
 演奏技術も素晴らしくて、どういうふうに弾いているのだろうと思わず見入ってしまう箇所が随所に。
 ガット弦は通常の弦ほど強く張れないので低音はよく響き、高音も柔らかく鳴ります。
 楽器を自由自在に操りながら、体全体から音がほとばしりでるような、見事な演奏でした。

 しかし、1時30分の開演から前半だけで1時間半近く。休憩20分をはさんで後半の開始が3時10分を過ぎました。
 夕食の用意はしてきてありますが、かといって、遅くともこの時間と見込んでいた新幹線を逃すと、さらに1時間待たなければなりません。
 後半の最期のパルティータ3番まで聞く時間がなくなりました。
 その前のソナタ2番が終わったタイミングでそっと退席しました。
 そんなこともあろうかと、2階のバルコニー席を取っていたので、目立たずに出られたと思います。

 とても残念ではありましたが、救いはありました。
 といいますのも、バルコニー席の一角に大きなカメラで撮影している方がいて、ロビーにその旨の張り紙があり・・・

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 私が見ていると、知らないおじさんが横から「5時だよ、5時! 起きてないよね」と私に話かけて行きました。確かにおもいっきり早朝ですが、忘れずしっかり録画しようと思います。

 シャコンヌを生で聞くことはできませんでしたが、バッハに浸った幸せな時間でした。

by spring-ephemeral | 2018-11-16 02:28 | コンサート・ギター | Trackback | Comments(4)

『さだまさし45周年記念コンサート』長野公演 2018年11月

<2018年11月8日>

 さだまさしさんの45周年記念コンサートが長野市の『ホクト文化ホール』でありました。
 全国44ヶ所を回るツアーの41番目の公演です。

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 『ホクト文化ホール』 は、長野駅東口から徒歩約10分のところにあります。
 風はあるものの、この時期としては異例の暖かさが夜まで続いた日でした。

 1973年、吉田政美さんとのフォークデュオグループ「グレープ」として、『雪の朝』でデビューされてから45年。
 この日が4334回目か5回目かのコンサートになるのだそうです。 驚異的な数字です。 日本で一番コンサートをされている歌い手です。
 これも、35億の借金を返すため、というのは、ステージトークのネタでもあり、よく知られている話です。(今はすでに完済されています)

 私のファン暦は、1974年にリリースされた『精霊流し』からですから、厳密にいえば44年ということになります。

 もちろん、44年間、変わらないテンションをずっと持ち続けていたわけではなく、
 特に東京を引き払って郷里へ戻ってからは、今と違い、コンサートからも遠ざかりますし、思いが下火になっていた時期もありました。
 それでもアルバムだけは買い続けてきました。

 ここ数年、交通事情もよくなりましたし、コンサートに行ける機会が再び訪れるようになりました。
 若いころのようなわけにはいきませんが、ファンでありつづける気持ちが静かに再燃している昨今です。

 この日の曲目:(私の記憶によるものなので、抜けていたり順番が違っていたりするかもしれません) (☆は最新アルバム(2018)収録曲)

      ☆ パスワードシンドローム
      ☆ Reborn ~嘘つき~

       (トーク)

      線香花火 (1976)
      指定券 (1976)
      檸檬 (1978)

       (トーク)

      精霊流し (1974)
      無縁坂 (1975)
      秋桜 (1978) (山口百恵さんは1977年にリリース)
      案山子 (1977)
      北の国から (1982) 以上メドレー

       (トーク)

      片恋 (2010)
      夢見る人 (2015)

       (トーク)

     ☆ 桜ひとり
     ☆ へたっぴ
     ☆ おんまつり

       (トーク)

      1989渋滞(ラッシュ)(1990)
      天然色の化石 (2006)
     ☆ 黄金律

       (トーク)

     ☆ 都会暮らしの小さな恋に与える狂詩曲(ラプソディ)

     アンコール:
      虹~ヒーロー~ (1994)(雪村いづみ40周年記念作品として書かれた)

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by spring-ephemeral | 2018-11-15 00:10 | コンサート・ギター | Trackback | Comments(2)

『福田進一 ギターリサイタル』 2018年10月

<2018年10月12日>

上田市丸子の『信州国際音楽村 ホールこだま』でギタリスト福田進一さんのコンサートがありました。

 コンサートを聴きに出かけるのは実に7ヶ月ぶりです。
 年明けから幸先よくコンサートに出向く機会があったので、今年はコンサートづいたラッキーな年になるかもしれないと、内心期待するものがあったのですが、
 それも2月までで、3月以降はチャンスがあっても他の予定とことごとく重なってしまい、コンサートのほうを断念せざるを得ない状況ばかり。
 今年はそんな年回りだったのか、と諦めていましたが、
 10月の声を聞く頃になって、ようやくまた縁が巡ってきました。
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 福田進一さんは、若手の人気ナンバー1ギタリスト 大萩康司さんが「師匠」と呼ぶギタリストです。
 福田さんのコンサートは3度目?くらいになります。
 大萩さんとの共演が一度、おひとりでの演奏会が一度・・・
 大萩さんの指は細くて長いので華麗な動きがそれとわかるのですが、
 福田さんの指はどちらかというとふっくらとした印象で、弦の上を滑るように動き、どんなに早い音でも指の動きが目立ちません。

 今回の曲目は馴染み深いものが並んでいて、とても楽しみです。 

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 『ホールこだま』は小高い丘の上にあります。 東御市の明かりが見えます。

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 演奏前にステージを一枚。 写った方は福田さんではなく、譜面台を置きにこられたスタッフです。
 『ホールこだま』は、カラマツの集成材を骨組みに使い、すべて木で作られたホールで、響きの良さには定評があります。

 これだけの演奏家とはいえ、引き始めはやはり緊張されるのでしょうか、わずかに音の乱れが感じられたのですが、
 プログラムが進むにつれ、左手は自在に指板を行き来し、メリハリを効かせつつ、よどみなく流れる見事な演奏でした。

 アンコールはなんと3曲。大サービス!

 私がまず思い浮かべる福田さんは、スペイン、アルゼンチン、メキシコ、といった、民族的な香りが漂う曲が似合う、というイメージなのですが、
 私のギターの先生は福田さんを「しんさん」と呼ぶのですが、先生によると 「しんさんはバッハが好きで、バッハばっかり弾いてる」 そうなのです。
 私が聞く福田さんは、今回もですが、たまたまポンセとか、バリオスとか南米の作曲家の曲が多かったからなのですね、きっと。
 機会があれば福田さんのバッハを聞いてみたいと思います。

 久しぶりに聞くプロの生のギターの音や響きは、耳の奥に心地よいこだまのような余韻となって残りました。

by spring-ephemeral | 2018-11-06 02:21 | コンサート・ギター | Trackback | Comments(6)

マイ プログラム

 ギタリストの福田進一さんが 「ツイートでレッスン」 されていて、それをまとめたサイトに行き当たってから、時折覗いています。
 とても参考になる事柄が多く、様々な点で、基本を再確認させてもらっています。

 その中で、レパートリーについて書かれていらっしゃいました。
 
  >毎週、先生に一曲を習い、数週間して先生の「OK」が出たら次の曲を選んでもらい習う。・・・
  >月に一曲ずつ仕上がったとして、では1年後に12曲を憶えているだろうか?
  >新曲で前の曲を消去しながら「忘れる練習」をしているようなもの・・・

 ほんとうにその通りです。
 
 では、どうすれば良いのか?

 福田さんは、自分の実力に応じた、ひとつのプログラムを作ろう、とおっしゃいます。
 
  >今の技術で弾ける楽勝の曲、少し無理かなという曲を取り混ぜ・・・
  >約30分程度のプログラムAを作り、これを1年かけて仕上げる・・・

  >1年後に全体が仕上がったら、その中の数曲をすげ替えてプログラムBとして続けていく・・・

 なるほど、と思うことがありました。
 発表会で、私はソロで弾く曲のほかに、先生と二重奏をするためにさらに2曲、合わせて3曲を同時に練習して、3曲ともそれなりに弾けたわけです。 
 つまり、そういうことか!

 そこでさっそくマイプログラムを考えることにしました。

 今習っている曲は外せないので、まずはその練習をして、
 それからプログラムを始めることとして・・・と。

1. ミ ・ ファボリータ (Mi Favorita)  「私の愛しいひと」 作者不詳
     この曲はスペイン民謡をもとにしているといわれています。
    一度聞くと耳に残る、切なさの漂うメロディがすてき。
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2. スペインの小唄 (Cantilene Español)  フェレール
    指慣らしに時々弾く、可愛らしい曲です。
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3. ロマンス (Romanza)
    いわゆる「禁じられた遊び」。
    もう長いこと弾いていませんでしたが、先日の発表会で生徒さんが弾くのを聞いて、久しぶりに弾いてみました。
    暗譜で弾けたので自分でびっくり。 昔より少しは上手になったかなあ・・・
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スペイン民謡風の曲が続いたので、「作家もの」を。 久しぶりにタルレガの小品を弾くのもいいなあ。
 
4. ラグリマ (Lagrima) 「涙」 タルレガ
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5. アデリータ (Adelita) タルレガ
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ラグリマ」 と 「アデリータ」 は、対で弾かれることも多い2曲です。 
初心者でも、ある程度練習したら、誰でも一度は弾く2曲でもありますが、プロが演奏会のプログラムで、またはアンコール曲としても弾くことがある、簡単そうに見えて奥の深い2曲です。

6. アルハンブラの思い出 (Recuardos de la Alhambra) タルレガ
     メインはやはりこれ。 今なら発表会の余韻もあって、まだ暗譜で弾けます。
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そして〆は・・・

7. エストレリータ (Estrellita) 「小さな星」 ポンセ
     短いけれど美しい曲です。 ギターらしい魅力が詰まっています。
     ギターを習う人の憧れの1曲。
     プロの演奏会で弾かれることも多く、 あんなふうに弾けたらいいなあ、と思う曲です。
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こうしてみると、アルハンブラ以外、難易度的にはあまり差がない選曲になってしまったでしょうか・・・
ただ、どの曲もしばらく弾いていないので、始めの一歩としてはいいかな?

わあ、プログラムを考えるの楽しい!

次は、とプログラム作りを先行させてしまいそうになりますが、練習しなくちゃ、本末転倒。
全て暗譜は無理だとしても、楽譜を見ながらでもちゃんと弾けるようにしたいなあ。

 
by spring-ephemeral | 2018-03-10 00:43 | コンサート・ギター | Trackback | Comments(2)

ワンコインマチネでバイオリンを聞く

<2018年2月8日>

 昨年、サントミューゼ主催で、気軽に音楽に親しめるようにと、ワンコイン(500円)の小さなコンサートという企画ができました。
 「ワンコイン地域ふれあいコンサートシリーズ」 と 「ワンコインマチネシリーズ」 があり、
 前者は公民館などでの1時間程度のコンサート、後者は、平日の午前に楽しめる45分ほどのコンサートです。
 昨年は一度も聞きに行くチャンスがありませんでしたが、
 今回初めて日にちや好みが合いました。

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 楽器のプロの演奏家は数え切れないほどいらっしゃいますが、その中で名前を知っている演奏家となると、そうはいません。
 失礼ながら、西本幸弘さんのお名前も存じ上げなかったのですが、地域オーケストラとはいえ、仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを張られる方となれば、相当の経歴と腕前をお持ちの方と拝察しました。

 チケットを買ったときにもらったチラシにはまだ演奏の曲目がありません。
 なにを弾かれるのかまだ決まっていらっしゃらなかったのだそうです。
 なので、プログラムが楽しみでした。

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 写真のとおり、まだお若い方で、背が高く、実際のステージに出てこられたときは俳優の松坂桃季さんに、ちらりと似た風貌にお見受けしました。

 お話もお上手で、笑いをとりながら曲の解説などなさいます。
 コンマスに向いていそうです。

 今回はフランスのエスプリというテーマで曲をお選びになったとか。
 1曲目のエルガーはイギリスの作曲家ですが、これはご自身がイギリスに留学されていたことから、題名通りの「挨拶」代わりということだそうです。

 甘く柔らかな響きのバイオリンで、性格の良さが音にも出ているといった印象です。
 ポルタメントは、多用されると甘ったる過ぎて、いやみにもなるのですが、小粋でキュート。 
 技巧満載のサラサーテも軽々と、クリアに弾かれてすてきでしたし、
 シベリウスも、高音に時に切なさを漂わせて胸キュンものでした。

 アンコールはポルディーニの「踊る人形」。

 お昼前の11時半から45分。
 短いながら大好きなバイオリンの音に浸れたひとときでした。
 
 
 
by spring-ephemeral | 2018-02-15 02:42 | コンサート・ギター | Trackback | Comments(2)