2016年 02月 05日 ( 1 )

雨氷と樹氷・純白の峠

 2016年1月末、扉温泉『明神館』や、美ヶ原『王ヶ頭ホテル』の宿泊客が孤立したニュースはご存知の方も多いと思いますが、
 その原因となった雨氷による停電や、通行止めは、松本のみならず、上田や山形村にかけて広範囲に及びました。

 雨氷は、氷点下になっても凍らない雨が、樹木などに触れた瞬間に凍りつく現象です。 一本の木当たり1トンの重量がかかるといわれます。
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私がよく行く太郎山の標高は1164メートル。 まさに、その範疇にあります。

<2016年2月2日>

太郎山の2つある登山口のうち、山の裏側にある「裏参道登山口」の標高は約700メートルです。
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登り始めてまもなくの山は特段変わった様子はありませんでした。

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子どものカモシカに会ったりしながら登って行くと・・・

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松の木が倒れています。 

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葉先まで氷に覆われた名残があり、雨氷による倒木だとわかります。 このあたりでまさに標高約850メートルでしょう。

太郎山では、10年ほど前にも雨氷が降ったことがあり、倒木や枝折れなど、甚大な被害を被りましたが、今回はそのときほどの影響はないように思われます。


さらに登り、標高が900メートルを超えてくると、木々は雨氷によって氷に覆われたままの状態を保っていました。 (写真の木はコブシです。)
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見上げると、太陽があたる梢の氷が七色の光を放ち、キラキラとダイヤモンドをちりばめたように輝いていました。 きらめきを写し取れず残念です。

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もう少し標高が高くなると、つららもできずに氷に覆われています。(ヤマツツジ)
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そして峠。標高は1000メートルちょっと
息を呑む世界が広がっていました。
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 雨氷の氷で覆われた木々に、さらに雪が樹氷となってそのうえを覆い、差し込む日差しがあたりを純白に包んでいます。
 長く太郎山に登っていますが、かつて見たことのない美しさに、しばし時を忘れていました。
 少しでも、写し撮れていると良いのですが・・・
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by spring-ephemeral | 2016-02-05 02:53 | 太郎山便り | Trackback | Comments(7)