『福田進一 ギターリサイタル』 2018年10月

<2018年10月12日>

上田市丸子の『信州国際音楽村 ホールこだま』でギタリスト福田進一さんのコンサートがありました。

 コンサートを聴きに出かけるのは実に7ヶ月ぶりです。
 年明けから幸先よくコンサートに出向く機会があったので、今年はコンサートづいたラッキーな年になるかもしれないと、内心期待するものがあったのですが、
 それも2月までで、3月以降はチャンスがあっても他の予定とことごとく重なってしまい、コンサートのほうを断念せざるを得ない状況ばかり。
 今年はそんな年回りだったのか、と諦めていましたが、
 10月の声を聞く頃になって、ようやくまた縁が巡ってきました。
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 福田進一さんは、若手の人気ナンバー1ギタリスト 大萩康司さんが「師匠」と呼ぶギタリストです。
 福田さんのコンサートは3度目?くらいになります。
 大萩さんとの共演が一度、おひとりでの演奏会が一度・・・
 大萩さんの指は細くて長いので華麗な動きがそれとわかるのですが、
 福田さんの指はどちらかというとふっくらとした印象で、弦の上を滑るように動き、どんなに早い音でも指の動きが目立ちません。

 今回の曲目は馴染み深いものが並んでいて、とても楽しみです。 

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 『ホールこだま』は小高い丘の上にあります。 東御市の明かりが見えます。

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 演奏前にステージを一枚。 写った方は福田さんではなく、譜面台を置きにこられたスタッフです。
 『ホールこだま』は、カラマツの集成材を骨組みに使い、すべて木で作られたホールで、響きの良さには定評があります。

 これだけの演奏家とはいえ、引き始めはやはり緊張されるのでしょうか、わずかに音の乱れが感じられたのですが、
 プログラムが進むにつれ、左手は自在に指板を行き来し、メリハリを効かせつつ、よどみなく流れる見事な演奏でした。

 アンコールはなんと3曲。大サービス!

 私がまず思い浮かべる福田さんは、スペイン、アルゼンチン、メキシコ、といった、民族的な香りが漂う曲が似合う、というイメージなのですが、
 私のギターの先生は福田さんを「しんさん」と呼ぶのですが、先生によると 「しんさんはバッハが好きで、バッハばっかり弾いてる」 そうなのです。
 私が聞く福田さんは、今回もですが、たまたまポンセとか、バリオスとか南米の作曲家の曲が多かったからなのですね、きっと。
 機会があれば福田さんのバッハを聞いてみたいと思います。

 久しぶりに聞くプロの生のギターの音や響きは、耳の奥に心地よいこだまのような余韻となって残りました。

by spring-ephemeral | 2018-11-06 02:21 | コンサート・ギター | Trackback | Comments(6)
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Commented by よし坊 at 2018-11-06 08:14 x
木を組んで作ったステージ、雰囲気が素晴らしいですね。
低音が響いて来そうでワクワクします。
Commented by shinmama at 2018-11-06 21:40 x
ピアノの曲、オーケストラの曲の多くは 名前と曲が一致するのですが、
恥ずかしながら、ギターの曲は まだ ウル覚え。
でも マヌエル・ポンセ作曲の 「エストレリータ」だけは 
大萩さんの演奏で聞いて感激したので 良く覚えています。
https://runslowly.exblog.jp/26454875/

大萩さんの師匠の方なんて、、、さぞかし素晴らしい演奏をされるのでしょうね。
良かったですね、生で聞くことができて、、、、。

私も オカリナのコンサートを探しているのですが、マイナーな楽器なので 
なかなか東京で開催されることがなく 残念です。
Commented by うつきよう at 2018-11-07 13:15 x
よし坊様、 
  
 収容人数が300ですので、小さなホールですが、
 ギターは大きな音が出る楽器ではないので、合っていると思います。
 はい、音が柔らかく響くので、とても心地良いです。 
Commented by うつきよう at 2018-11-07 14:07 x
shinmama様、

 ピアノやオーケストラの曲は、作品番号で呼ばれる場合が多いせいもあるとは思うのですが、
 ショパンの何々とか、ベートーベンの何々、とか、バッハの何々とか、作曲者の名前がまず頭につくのですが、
 ギターの場合は、「エストレリータ」とか、「アルハンブラ」とか、「アランフェス」とか、
 作曲者は示されず、曲名だけで会話が成り立つことが多いのでおもしろいです。

 ギターのレッスンがこの数日後にあって、このコンサートの話になったのですが、
 先生が「しんさんはとっつきにくい雰囲気があったけど、最近は角がとれたというか、丸くなったよ。それだけ年をとったんだねえ。 演奏にも表れているね」と言ってました。
 大萩さんの場合は、身を乗り出すようにして、食い入るように見ながら、演奏を聞くのですが、
 そういえば、この福田さんの時は、ときに漠然と宙を眺めたり、目を閉じて椅子の背に寄りかかったりしながら聞いていることがありました。
 福田さんは1055年生まれ、大萩さんは1978年生まれですから、親子ほどの年の差ですものね。
 先生の言われることがわかる気がします。

 オカリナの演奏会は東京でも少ないのですね。
 田舎はもっと少ないのかなあ?
 機会があったら行ってみたいと思っているのですが・・・ 
 


 
Commented by パンジー at 2018-11-07 18:59 x
申し訳ないほど音楽には無知…
で、申し訳ないコメントで…
このホール、素敵❢
「カラマツの集成材を骨組みに使い、すべて木で作られたホール」
素敵過ぎます❢
こんなホールに座ってるだけで、充分幸せになれそうです。


Commented by うつきよう at 2018-11-07 23:49 x
パンジー様、

 いえいえとんでもない。
 コメントくださってありがとうございます。
 実のところ、私の知識もメッキほどの薄さなので、
 いつはがれやしないかと、ひやひやものです(笑)
 このホール、平成の大合併で上田市になる前の丸子町のとき建てられて、
 音の評判も良く、町自慢のホールだったんです。
 上田は得しちゃったかも?(笑)
 はい、椅子に座って見回すと木に囲まれていて、
 とても落ち着きます。  
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