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嬉野 『萬象閣・敷島』 2018年8月

<2018年8月17日>

 今回の旅行の行程を計画していたとき、嬉野温泉が長崎空港にとても近いことに気付きました。 空港から車で30分です。

 天草から長崎に戻り、その日のうちに帰宅することもできましたが、
 5日もとれる休みなんて、我が家ではめったにないことなので、嬉野温泉でもう一泊してゆっくり帰ることにしました。

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 宿は『萬象閣・敷島』 です。

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 庭に面したロビーで冷茶を。 さすがお茶処の嬉野です。 
 あとでわかりましたが、庭の奥には貸し切りのお風呂棟が並んでいます。
 スタッフは丁寧すぎるほど丁寧ですが、見ているとどなたもそうなので、宿全体に行き渡っているのだとわかります。

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昭和のレトロなお店を歩いている雰囲気の売店の横を通り、部屋へ。

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「with oak」と名前がつけられた「東館」へ。 レトロな売店とはがらりと印象が変わって明るくモダン。 数年前にリニューアルされたようです。

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 入り口右にポットや冷蔵庫。 左にトイレと洗面所。 どの角度で写しても鏡に姿が入り込むので苦心しました。

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 部屋は6畳の和室。 ソファー横のドアを入ると・・・

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 ベッドルーム。 コンパクトでこじんまりしていますが、明るくて、ちょっとした色使いがカラフルで楽しい部屋です。
 
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 大きな特徴が、部屋より広いんじゃないかな?と思うくらいの露天風呂。 ベッドルームから直接出られます。
 部屋についたときは空で、蛇口をひねってお湯を張りますが、源泉がそのまま出てきます。
 源泉でありながらかけ流しにならないのは、源泉の温度が80度を超えているため。
 水で好みの温度に調節します。 お湯も水も一定の時間出しっぱなしになると自動で止まります。
 最初、ツレアイがうっかりお湯を入れすぎて、適温に下げるのにたいへんでした。
 庭の木の梢と空を眺めるだけですが、広いデッキに広い湯船。 ph8近いアルカリの温泉。気持ちよかったです。

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 あらためてプリンとお茶をいただいて、着替えたら大浴場へ。

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 さすがお茶どころ、嬉野。 男湯女湯、左右に分かれる手前に置かれているのは3種類のお茶。 左から煎茶(釜炒り度 30%)、 独創茶(同 50%)、 焙じ茶(同 100%)
 今回の旅では緑茶にほとんど巡り会いませんでしたから、緑茶が好きな私としてはたいへん嬉しかったです。

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 内湯は内湯のみ。 露天風呂は場所を変えます。

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 特別な眺めはありませんが、風が通って、明るい露天風呂です。

<夕食>

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食事は食事処へ出向きます。 明るい壁の間が通路で入っていくと個室になっています。
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 お造り、蓮根チップの乗ったトマトのゼリー寄せ。 佐賀牛のステーキ。 そう、嬉野は佐賀県になるのですね。

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冷たいもろこしスープ。  夏らしい口取りいろいろ。

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 鱸の煮付け。 2段重ねのお重に入ってきたのは、サラダと鮎のから揚げ。  ワインはシャブリで。

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 鮑のスープ鍋。 料理長こだわりのスープがいい味していました。

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 じゃこご飯とデザート。

 よく見ると珍しい食材があるわけではありませんが、海のものは新鮮ですし、野菜も豊富。 料理の仕方や取り合わせに随所で冒険過ぎない独創性を感じました。 どれもおいしかったです。 特に鮑の鍋は良かったです。

<朝食>

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一見すると、ごく普通のあさごはんです。 佐賀のりと大きな鯵が目をひきますが・・・
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珍しかったのは温泉豆腐
豆腐のにがりと温泉成分が反応して、
にがりが溶け出し、白濁します。
豆腐はとろけて淡雪のように


初めてのお豆腐でした。
美味しかった!

 嬉野温泉は、名前はつとに聞き及んでいましたが、持っていたイメージより規模の小さな温泉地でした。
 『萬象閣・敷島』は全34室。モダンで明るい客室と、オリジナルな工夫が施された食事が印象的でした。 どこかしら昔ながらの雰囲気も漂って、落ち着ける宿でした。
 
by spring-ephemeral | 2018-09-15 02:10 | 宿を楽しむ~四国・九州・沖縄~ | Comments(6)
Commented by パンジー at 2018-09-15 16:51 x
雲仙に行った後、私は武雄温泉に向かいました、嬉野の手もあったんですね。
この溶ける温泉豆腐、飛行機で知ってお取り寄せした事を思い出しました。
湯葉を作りながら頂こうと思うのに、主人がせっかちで実現せず。
それ以来お取り寄せしなくなりました(笑)
こちらのお宿も素敵ですね、明るい色使いが却って珍しく思えます。
本当に、危険キケンなお宿ばかりです。
蒸し暑い今日、涼しい風に吹かれながら露天風呂にゆっくり浸かりたい…
Commented by よし坊 at 2018-09-17 09:26 x
大きな露天風呂。大の字になっても余裕で入れますね。80°超しの源泉ですか?水で薄めてしまうのは勿体ないような気もします。
寝る直前に源泉だけ入れて朝までほっといたら丁度良い温度になるなんて手も有りかな?
大風呂からは清潔感が漂って来ますね。
写真で見る限り食材を豊富に使っていて感心してしまいます。
Commented by ニャン at 2018-09-17 17:39 x
部屋の露天風呂、大きいですね。
大浴場の露天風呂かと思いました。
嬉野温泉へ行ったのは何時だったろう、、、思い出せないほど大昔です、、、。
そうそう嬉野はお茶どころでしたね。^^
鮑のしゃぶしゃぶですか?美味しそうです。
温泉豆腐?とろっとくちどけも良く美味しいですよね。
九州を満喫の旅でしたね。
楽しませていただきました。ありがとうございます。
Commented by うつきよう at 2018-09-18 00:31 x
パンジー様、

 実は武雄温泉も考えたんですけど、
 嬉野温泉のほうが空港により近かったので、嬉野に。
 九州も温泉がいろいろあって迷いますね。
 お豆腐を食べる前にショップに売っているのを見て、どんなお豆腐?と不思議だったんですけど、
 食べてみて納得しました。
 昔ながらの雰囲気が漂う宿と思いきや、明るい色使いが新鮮でした。
 こんなに個性的が宿が並ぶとは思いませんでした。 
 うーん、九州はキケンですねえ! 
Commented by うつきよう at 2018-09-18 00:43 x
よし坊様、

 はい、実は同じことを考えまして・・・
 最初に熱いお湯を少し入れておいて冷まして、と話していましたのに、
 ツレアイがうっかり入れすぎて失敗!
 ならばひと晩抜かずに冷まそうとしたのですが、
 翌朝見たらすっかり抜けてて・・・
 よくよく見ましたら、どうやら栓を交換したふしがあって、
 それがどうも微妙に合わないみたいで、少しずつ漏れてしまったようです。 がっかり。
 いろいろな食材をいろいろと工夫されているのが伺えて、
 好感のもてる食事でした。
Commented by うつきよう at 2018-09-18 01:10 x
ニャン様、

 部屋の露天風呂にはびっくりしました。
 思い切って広いスペースをとったものです。
 景色を眺められるわけではないのですが、
 開放感いっぱいでした。
 温泉豆腐、初めて食べました。
 不思議ですね。 とろとろになりますよね。
 他の温泉でもありそうなものですが、他で見ませんものね。 嬉野のお湯は特別なんですね。
 鮑美味しかったです。
 こんな食べ方もあるのだな、と。
 スープがいい味してました。
 私も九州はずいぶん行ってなかったのと、
 初めてのところばかりだったので、
 見るもの聞くもの、なんでも珍しかったです。
 あとあと自分で見返して思い出せるようにと、
 説明が長いブログになってしまいましたが、
 楽しんでいただけたらとても嬉しいです。
 ありがとうございました。 
 
 
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