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群馬交響楽団 名曲コンサート

<2018年1月13日>

 1月もあとわずかとなって、ようやくブログも新しい年の話題に移ることができました。

 今年初めての記事を音楽で始められるのは幸せです。

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群馬交響楽団のコンサートに気がついたのは昨年暮れのことでした。 
コンサートは多くが夜の開催ですが、なんと昼の15時開演
夜はなかなか出にくいですが、昼なら出やすい。
即、チケットを買いに行きました。

 群馬交響楽団は、日本における市民オーケストラの草分けとして知られ、その草創期の苦労は実話を元に映画が作成され、「ここに泉あり」という題で公開されました。 
 公開されたのは1955年ですから、1954年生まれの私はリアルタイムでは知る由もないはずですが、 題名が鮮明に記憶にあるところをみると、後に、おそらく学校かなにかで話を聞き、映画も見たのだと思います。
おぼろげに場面の記憶もあるような・・・
 群響は、映画によって、たいへんよく知られる存在になりました。

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 当日、サントミューゼには大きな幕が掲げられていました。

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 演奏される曲目もなじみ深く、大友直人さんの指揮川久保賜紀さんのバイオリンというのも、魅力的です。

 チケットを買いに行ったときは1階席はすでにかなり埋まっていたので、
 思い切って2階席の最前列の真ん中へんの席にしました。
 ステージからは少し遠いですが、前の人の頭が気になりませんし、オーケストラの音を総合的に聞くには良い場所だと思いました。
  
 川久保賜紀さんはポスターの写真のような赤いドレスで登場されました。 遠目のせいもあるのかもしれませんが、小柄な方です。
 しかし、その演奏は気品があり、オーケストラの圧倒的な音の海の上を、光を携えた舟がまっすぐこちらに向かって進んでくるような、強くかつ繊細な音を奏でていらっしゃいました。
 良かったー!

 アンコールは ドボルザークの交響曲弟8番の弟3楽章でした。
 調べましたら、8分の3拍子の曲でしたが、 ワルツを思わせるリズムが心地よく、 
 「新世界」の、音の滝のただ中にいたような高揚感を鎮めてくれるようで、良い選曲だと思いました。

 今年は生の音楽に触れる機会が多くあるといいな、と思います。
 そんなきっかけになりそうな、新年のコンサートでした。
 


 
 
by spring-ephemeral | 2018-01-27 02:47 | コンサート・ギター | Comments(4)
Commented by shinmama at 2018-01-27 10:13 x
私も ソワレよりマチネのほうが 遅くなっても帰る時の気持ちが楽なので好きですが 
なかなか思う様なコンサートが無くて、、。
それだけに このコンサートのマチネは ラッキー、
すぐに チケットを買われた気持ちがよくわかります。
しかも 2階席の最前列の真ん中なんて 音のまとまりを直に感じることができて最高じゃないですか。

私も今日は 偶然にも音楽のブログでしたが、私にはハズレでした。(泣) 
Commented by うつきよう at 2018-01-28 23:54 x
shinmama様、

 そうなんですよね・・・
 昼のほうが時間に余裕の幅がありますし、
 おっしゃるように気持が楽で良いのですけど、
 ないですよね・・・これはというコンサート。
 なので、初めてポスターを見たとき、開演時間をまじまじ見返してしまいました(笑)
 でしょ、でしょ!
 2階席の最前列真ん中、良い選択でしたよね。
 このところ、行きがかり上、演奏者のまん前に席を取ることが続いていたのですが、
 今回はオーケストラなので、ちょっと離れたところが良いかな、と。
 前の人が気にならないのも良かったです。
Commented by よし坊 at 2018-01-29 08:51 x
やっぱり靜岡は田舎だと思うブログですね。靜岡では公演がないだろうと思うのです。例え有っても知らずにいるのかも知れません。
Commented by うつきよう at 2018-01-30 00:31 x
よし坊様、

 古い市民会館のときはあまり目につかなかったような気がするんですよね・・・
 新しいホールができて、大小様々なコンサートが催される機会が多くなったと思います。
 新しいホールの評判が良いようで、
 そこなら演奏してもいいかな、と思ってくださる演奏家が増えたのなら上田市民としてもありがたいことです。
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