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湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月

<2017年8月26日>

 すでにご存知の通り、我が家の休みはお盆と暮れからお正月にかけてのほかは全くのカレンダー通り。
 従ってちょっとした遠出は連休のときにしか叶わないのですが、
 近間に温泉地があちこちあるおかげで、時間のできた週末など、思い立ったらすぐにでかけることができるのはありがたいことです。 むろん、宿がとれれば、ですが。

 昨年のスケジュールを見返してみると、8月の末にでかけていたので、 「今年もでかける?」 
 「そうだな」ということになってJTBに出向きました。

 日にちが迫っていて、思いつくところはどこも空きがありません。
 少し前、JTBで、「湯田中に、このところ料理の評価が上がってきていて、頑張っている宿がある」と教えてもらったことを思い出して、その宿をみてもらいましたら、
 契約の部屋ではない部屋ですが、空いているというので、宿に確認してとってもらいました。

 それが今回の 『和風の宿 ますや』 です。

  「湯田中渋温泉郷」 は、 長野市の東、志賀高原に向かう途中にある、横湯川、夜間瀬川沿いに並ぶ9つ(数え方によっては10)の温泉の総称です。
 今回伺う 『ますや』 は観光地の区分でいうと 湯田中 になりますが、 正確には 湯田中渋温泉郷の中の 安代(あんだい)温泉 にあります。

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安代温泉は、ほとんど渋温泉の入り口に位置し、宿は地図の「安代大湯」の斜め前ほどの場所にありました。

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宿の正面玄関は温泉街の側ではなく、川に面した側にあります。 気付かずに温泉街に入って行ってしまい、道が狭いので焦りました。
 
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思いのほか広いロビーです。
チェックインしてそのまますぐに部屋に案内してもらいます。

湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_1503055.jpg湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_1504983.jpg少し前にリニューアルされた新館の、「かがり火」 という部屋です。


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部屋の玄関を入ると、トイレや洗面、水屋があり、その先にベッドルームと続きます。
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8畳のベッドルームに、小さいながらバルコニーがついていますが、眺めはあまり良くありませんでした(右写真)。

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べッドルームの奥に10畳の和室があります。

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窓の外には横湯川の流れ。
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左手を覗けば、渋温泉からその先、上林、地獄谷方面に眺めが繋がっていきます。

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湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_2141847.jpg湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_2144139.jpg
広縁の右手に部屋の露天風呂があります。 部屋の広さと比して十分すぎるほどの大きさの樽の湯船で、源泉があふれます。 

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露天風呂の葦張りの窓からは湯田中方面を眺めることができます。

たっぷりで、滑らかなお湯でした。

湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_2355263.jpgさて、大浴場へ行ってみましょう。


瑠璃の湯

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湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_0105461.jpgエレベーターを利用しても良いのですが、
遠回りになるので部屋のすぐ前の階段を降ります。


階段をおりたところに
温泉街に出る内玄関があります。


内玄関の反対側に大浴場「瑠璃の湯」。
この時間は男湯。
翌朝は男女入れ替えになります。

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湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_04039.jpg湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_0402839.jpg

湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_0414258.jpg横湯川の対岸、50メートルのところから引湯されている、
宿の自家源泉です。

大きな陶器の湯船とミストサウナ。
サウナの前に冷水が置かれています。
 
広々した内湯と小さめの露天風呂。


夢殿の湯

湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_0163697.jpg湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_0165357.jpg女湯「夢殿」へは、
フロアからフロアへ直接繋がっていないので、
「瑠璃の湯」の前からさらに階段を降り、
地下通路を通って本館に入ります。

湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_021770.jpg湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_0212630.jpgふたたび階段を上れば、
「夢殿」のお風呂です。

湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_053459.jpg湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_0532752.jpg
湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_0555570.jpg湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_14189.jpg

湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_142877.jpgこちらには、3キロ先の地獄谷に自然噴泉している源泉が引湯されています。

浴室入り口に冷水が置かれ、
山小屋風の脱衣所。

ひょうたん形の内湯と
坪庭風の露天風呂。

「瑠璃の湯」、「夢殿の湯」ともに、宿の規模を考えると、十分な広さをもっていると思いました。 それとわかる明らかな違いは感じないながら、引湯距離の短い自家源泉と地獄谷の、二つのお湯を楽しめて、気持ちの良いお風呂でした。

<食事>

湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_1194894.jpg湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_120322.jpg夕食、朝食ともに、部屋から出てすぐの食事処の個室でいただきます。


<夕食>

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湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_1213694.jpg湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_122039.jpg湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_1222171.jpg

湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_123651.jpg湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_1271893.jpgお造りは山のものだけでなく、海のものもあるのが良いです。

蕎麦も合格点かと。

湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_1305021.jpg湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_131582.jpg牛肉の温泉蒸し がとても美味しかった!
また食べたいと思います。

しゅうまい風の蒸し物も面白い趣向です。

湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_132571.jpg湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_1331761.jpg蕎麦の実餡かけにも信州らしさが。

天然鮎もふっくらと香ばしく、
頭から。

湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_137752.jpg湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_1372899.jpg軽く揚がった揚げ物。

ワインは「五一わいん」セイベル。
ボトルは撮り忘れ。

湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_1394752.jpg湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_140586.jpg炊き込みご飯。

フルーツたっぷりのデザートも満足です。


<朝食>

湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_1453637.jpg湯田中温泉 『和風の宿 ますや』 2017年8月_d0264892_1455216.jpg
オーソドックスですが、丁寧に手づくりされていると感じる朝食です。 とうもろこしが嬉しい。

大浴場は早めにおしまいになりますが、部屋のお風呂に何度も入り、チェックアウトの11時までゆっくりしました。
新聞はつかないかな、と思っていたのですが、朝刊が届いていたのでびっくりしました。

大きな宿ではありませんが、お湯、食事、部屋、サービス等、予想以上に良かったと思いました。
「食事の評価が上がりつつあり、頑張っている感がある」という、評判どおりで、
湯田中渋界隈で、良い宿をひとつ見つけたかもしれません。
by spring-ephemeral | 2017-09-14 02:08 | 宿を楽しむ ~長野県内~ | Comments(2)
Commented by zuxtotabi at 2017-09-15 21:27
2015年8月に私達も宿泊しました。
決め手はかけ流しの露天風呂付きの部屋で食事もそこそこ評価が良いと知ったからでした。
おっしゃるように眺望はあまり良くありませんでしたが、立地条件から行って仕方のないところですよね。^^;
お泊りになられた部屋は、リニュアルされそう月日も経たないお部屋だったのですね。
私達が宿した部屋とは趣も違いバルコニー付きとは素敵です。^^
お料理も私達が宿泊した時よりグレードアップされた気がします。
そして何より此方の宿が気にいった点は「おもてなし」の心が伝わってくる。ということでした。
ますます良い方向へ進化している「ますや」さん。是非とも再訪したくなりました。^^
Commented by うつきよう at 2017-09-15 23:18 x
ニャン様、

 「ますや」さんの名前を聞いたとき、初めてではない気がしていました。
 そうか! ニャン様が湯田中にいらしたときに泊まられた宿だったんだ!

 というわけで、さきほどブログを拝見してきました。
 お泊りになられたお部屋は和風の落ち着いた印象で、
 我が家が泊まった部屋とは、ほんとにまたひとつ趣が違いますね。 
 我が家の部屋は、バルコニーがアクセントになって洋風な印象をうまいこと醸し出しているようです。
 ただ、このバルコニー、本館のお部屋の窓がすぐそこですし、使い勝手はもうひとつでした。
 もともと豊富な湯脈が通っている場所ではありますけど、
 自家源泉を持っているというのも強みですね。
 大浴場も部屋の露天風呂も、たっぷりと良いお湯ですものね。
 お料理も、大胆に変わったというより、
 少しずつ改良を重ねているという感じがします。
 「評価が上がってきている」のも、その辺に由来しているのかもしれませんね。
 そうそう、「おもてなしの心が伝わってくる」のは私も感じました。
 このまま頑張っていって欲しい宿ですね。

 明日から北陸ですが、
 台風がまともにやって来そうです。
 越前海岸、走れるかなあ・・・
 
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