鷹ノ巣温泉 『鷹ノ巣館 ~松の荘~』 2017年6月

<2017年6月17日>

 山形・上山でサクランボを堪能したら、今宵の宿に向かいます。

 宿は新潟県・えちごせきかわ温泉郷の、新潟から見ると最奥、山形から県境を越えると最初の 鷹ノ巣温泉、 『鷹ノ巣館』 です。

 私は5度目くらい、母は2度目の訪問となります。
 ずいぶん久しぶりのような気がしていたので自分のブログを遡ってみましたら、ツレアイとは2年前、2015年の7月に来ていました。

 母と来たのはそれよりもっと前のこと。 さらに遡って探してみたところ、5年前、2012年の11月でした。
 そのとき、母がとても気に入っていたので、もういちど連れて来たいと思っていました。

 上山から、米沢との中間くらいにあたる南陽に戻り、南陽バイパスから米沢街道とも呼ばれる113号線に乗れば、そのまま日本海まで続く一本道で新潟県へ入り、ほどなく到着します。
 上山からおおよそ1時間40分。 山越えですが快適に走れる道です。

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つり橋は一般車は通れません。 5年前は杖をつきつつ自分で歩いてつり橋を渡った母ですが、今回は無理なら宿にお迎えを頼むつもりでいたところ、歩けるというので杖と、私をもう片方の杖代わりにしてゆっくり渡ります。

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宿の離れが見えてきました。 一番手前がウッドデッキにハンモックのあるお部屋。 今回は初めて泊まる部屋です。 どのあたりかなあ・・・

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つり橋を渡りきり、すぐ右手の緩い坂をおりたさきに目的の 『鷹ノ巣館』 があります。

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「日本秘湯を守る会」の会員お宿です。

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広々したロビーは湯上りどころとしても利用できますし、セルフでお茶やコーヒーも飲めます。 到着時はロビーに上がらず、そのまま部屋に案内されて向かいます。

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屋根つきの通路を奥に進んでいきます。 通路に沿って部屋が並んでいますが、8室ある離れは全て独立した完全戸建ての別荘のようなものです。
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今回泊まる 「松の荘」 は一番奥にありました。
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うちの玄関より広い。 右奥に見える扉はベッドルームのドアです。
独立した一戸建てなので、外から締める鍵はなく、内鍵のみです。

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10畳のリビング、10畳の寝室、広縁。 
こちらの和洋室ができたのは3年ほど前です。
座卓に座椅子ではなく、足のある机とソファなのも膝の悪い母にはたいへん嬉しい設えですし、
ぜひ泊まってみたいと思っていました。

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目の前の土手の向こうには荒川の流れ。 対岸に見えるコンクリートは113号線のトンネルで、その下あたりの道を左から来て、つり橋のたもとの駐車場に車を停めました。
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玄関横のつきあたりはトイレ、その左に洗面所とお風呂があります。
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内湯も露天も小さいですが、源泉が常にかけ流されています。 お湯は熱めの弱アルカリ泉。 気持ちの良いお湯です。

d0264892_23594576.jpg山の温泉ですから、アメニティがなにからなにまであるわけではありませんが、必要最小限のものは揃っています。
タオルは「今治タオル」。


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お茶をいただいたら、かごを持って大浴場に行きましょう。

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玄関を出て通路を戻ります。
本館の向かいに大浴場があります。
いかにも秘湯を思わせる、
シンプルなお風呂です。

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<夕食>

食事は部屋でいただきます。 料理はお膳でひと品、ひと品運ばれてきます。

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食前酒はさっぱりした梅酒。 赤い器は鰊と蕗の煮物。 私は鰊がちょっと苦手なのですが、初めて鰊が美味しいと思いました。

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この山菜の籠盛りは絶品でした。 全て違う味付けでどれも美味しかったです。 ミズ(ウワバミソウ)としどけ菜(モミジガサ)はわかります。 萱草はノカンゾウと聞いてわかりました。 あづき菜は後で調べてナンテンハギだとわかりましたが、カンデ菜はわかりませんでした。 フキノトウと同じころ採れるのだそうです。 「この辺だけのものですね」と女将は言っておられました。 さすが山菜の宝庫です。

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お吸い物はアイナメのくず打ち。 八寸の鯵も美味しかったです。 稚鮎、鴨、昆布巻き、酒盗、どれも美味。

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穴子とパプリカのてんぷらを一切れずつ食べてしまいました。 お造りはスズキ、ヒラメ、タイ。 新鮮で身厚、食べ応えじゅうぶんです。

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牛の味噌煮込み。 ほろほろと柔らかく、付け合せのじゃがいもも美味しくできていました。 ご飯はこの時期ですから古米ですね。

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わらび餅と果物のデザート。

全体にシンプルですが、
新潟の海に近いので魚は新鮮でおいしく、
山にあるので山の幸も堪能できて、
いつもながら良い料理でした。


<朝食>

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夕食同様、部屋でいただきます。
こんなお膳で全て運ばれてきます。


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d0264892_0582832.jpg甘めの卵焼き、チンゲンサイとがんもどきの煮物、
ひじき、たらこ、鯖、ジュンサイの入ったお豆腐、
豆たっぷりのサラダ、
味噌汁はつみれ汁。

どれも丁寧に作られていて美味しい朝ごはんです。
とくに昆布出汁の利いたお豆腐が気に入りました。


今回の 『鷹ノ巣館』 も良かったです。
母は、前回来たときも温泉が気に入って帰ったのですが、ベッドと椅子とテーブルがある今回の部屋をとても気に入って、「来年もね」とのリクエストです。

帰りは駐車場まで宿の車で送ってもらいました。

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米沢までは1時間30分。 後は東北、北陸と、新幹線を乗り継いで帰るだけです。 
初夏の旅を終えました。 









 
 


 
# by spring-ephemeral | 2017-06-22 01:33 | お宿記 | Trackback | Comments(4)