カテゴリ:お宿記( 207 )

箱根仙石原 『きたの風茶寮』

<2017年4月15日>

  『きたの風茶寮』 は初めて聞く名前でしたが、パンフレットの写真に見覚えがありました。

 かつて 『元湯場 沙羅亭』 と言い、ツレアイと泊ったことがあります。
 定かではありませんが、どうやら2010年ころ閉館になり、その後、北海道の「野口観光グループ」がリノベーションを施し 『きたの風茶寮』 としてニューオープンしたようです。

 名前が変わって、どんな宿になったのか泊ってみたいと思いました。

 仙石原のバス停「仙郷楼前」のすぐ前、ちょうどカーブの曲がり角に門があって、うっかりすると通り過ぎてしまいます。

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今回は箱根湯本からタクシーを利用しましたが、少し早めに到着したためか、玄関を入って行くまで宿のどなたも気付かれなかったようです。

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中に入ると、スタッフはにこやかに迎えてくださって、レセプションの前のロビーに案内されました。

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d0264892_2115468.jpg早いといっても15分くらいなものでしたが、
それにしてはバタバタされていて
お茶を出してくださるのも少々手間取り、
そうこうする間に次のお客さんがお見えです。

大丈夫かしら、と思いましたが、
この後は何の問題もなく
気持ちの良い接客でした。

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ロビーからフリードリンクのあるラウンジ、野口文庫のライブラリーと続き、その横の通路を客室に向かいます。(写真は夕食後に撮ったものです)

d0264892_222968.jpgパンフレットにあった写真はこの水盤です。
写真は向こう側からこちら側を写したものでした。

『きたの風茶寮』 は全10室。 うちJTBと契約があるのは2室のようです。 1室は、以前に泊まった、まるで竹林の中にいるかのような露天風呂がついた1階の部屋で、当時は和室でしたが、今は和ベッドが設えられています。
今回、母を伴っていますので、畳にふとんよりは楽なものの、和ベッドではまだ高さが足りません。
もう1室の、通常のベッドが2台の和洋室のほうを取ってもらいました。

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部屋は2階の最奥です。 母は杖を使用していますが、自宅の部屋も2階にあり、ふだんから階段を上り下りしていますので、 一段一段ゆっくりですが、見た目ほど大変ではなく、本人も苦にしていません。 家の階段より段の高さがないので楽だそうです。

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部屋の鍵に年季を感じます。 新しくされても良かったような?

d0264892_10591894.jpgd0264892_10594115.jpg入り口を入ってすぐのところに水周り。
奥に部屋。

トイレは写っていない背後、入り口すぐ横にあります。


d0264892_22311482.jpg洗面はシングルボウル。
d0264892_22321239.jpgd0264892_22323365.jpg洗面所の奥に、びっくりするほど大きな内湯(温泉ではありません)と、
なんと、サウナつきでした。

サウナ好きの母にはうってつけでしたが、
温度は低めでした。

部屋は、8畳の和室、8畳の和室リビング、ベッドルーム、テラスには露天風呂とシャワースペースがあります。

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温泉は大涌谷から引湯しています。 硫黄泉、白濁のお湯です。

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冷蔵庫内はフリー。 

以前あった大浴場はなくなり、貸切の露天風呂はそのまま変わらずに貸切の露天風呂としてあります。

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1階に下り、通路脇の出口から庭を進むとどこかアジアンテイストの露天風呂があります。 屋根なしのため、天候によっては使用できません。 シャワーがひとつあります。
この露天風呂、以前は壁も白くておしゃれな印象でしたが、年月が経ったのが如実に現れていました。 

<夕食>

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食事は1階の食事処へ出向きます。 以前大浴場があったところを中心に新しく設けられたようです。

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d0264892_1144226.jpgd0264892_115491.jpgd0264892_1174865.jpg出汁がシャーベットになっていて、
融けて鍋になる趣向です。
食前酒をのみながらしばし待ちます。

d0264892_1233020.jpgd0264892_1235190.jpgd0264892_1241867.jpg3層になったお酒ベースの食前酒。 私はグラスでワイン。 母はハイボール。

料理は和モダンな会席で、どの料理にもどこかに 「桜」 があしらわれています。

d0264892_1333140.jpg北海道と静岡の味が組み合わされた前菜。
パーティションは飴細工。
とてもきれいな一品で、しばし眺めました。

d0264892_1395738.jpgd0264892_1402149.jpg北海道産あぶらこの真丈のお吸い物。
中の人参が桜の花びらでした。

d0264892_14488.jpgd0264892_1443692.jpgお造りは土佐醤油とポン酢で。
ぼたん海老、石鰈、烏賊など。

d0264892_1464152.jpgd0264892_1513047.jpgお品書きには無い、料理長からの一品。
中は・・・失念。

母が選んだ
白老牛のテールシチュー。

d0264892_1524433.jpgd0264892_15324.jpg私が選んだエゾ鮑のバター煮。

d0264892_1554915.jpgd0264892_1561222.jpgd0264892_1564157.jpg鰆の桜葉蒸し。

初鰹のサラダ仕立て。

d0264892_15828100.jpgd0264892_1585656.jpgd0264892_1591636.jpgごはんは北海道産ふっくりんこ。

香の物の中のじゃがいものバター漬けが珍しくて美味でした。

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デザートは、まずメインの抹茶アイスのトッピングとソースを選びます。 フルーツといちごソースを選択。
さらに、5種類のスイーツから好きな2つを選びます。
母は眠れなくなるからとほうじ茶。 私はコーヒーをいただきました。

盛り付けも、器も、趣向に富み、かつ華やかな食事でした。 どれも美味しく、おなかいっぱい。
でも、デザートまでしっかりいただきました。

<朝食>

d0264892_2164277.jpgd0264892_2261718.jpg同じ食事処に出向きます。
夕食は奥まった個室でしたが、
朝食は入り口に一番近い個室でした。
母に配慮してくださったのだろうと思います。

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料理長からの一品をいただき、トマトジュースを飲み、鶏肉とキャベツのスープを落花生塩でいただいているとお膳が運ばれてきます。
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魚は3種類から鯵を選びました。 ばちまぐろのユッケ、菜の花鋳込みの卵焼き、納豆、たらこ、シラスなど、どれも美味しくいただきました。 朝のご飯は ゆめぴりか でした。
d0264892_2312924.jpg朝のデザートも充実でした。
いちごのムース、みかんのぜりー、
イチゴと日向夏


以前の宿からそのまま引き継いだものも見受けられましたが、直すところは直されたようで、和モダンな、落ち着いた宿になっていました。
お風呂に関しては、良い温泉ですが、大浴場が欲しい向きには物足りないかもしれません。

チェックアウトは12時ですが、早めに発ち、東京駅から、久しぶりに日本橋三越に立ち寄りました。
顔なじみのスタッフのいるゴルフウェアのテナントに寄ってウェアを買い、遠出の遊山を満喫しました。

母は肺炎から回復してひと月半。 今回の温泉行きを楽しみにしていたので、実現できて良かったです。






 

 
 
 
by spring-ephemeral | 2017-04-26 02:56 | お宿記 | Trackback | Comments(0)

甲府湯村 『常盤ホテル』 2017年4月

<2017年4月1日>

 甲府の湯村温泉は1200年前に弘法大師によって開湯され、武田信玄の隠し湯とも伝えれらる温泉ですが、
 近年になって湧出した石和温泉の陰に隠れてしまった印象があります。

 今まですっかり素通りで、なんとなく山間の小さな温泉地のように勝手に思い込んでいましたが、
 中央道・双葉SA併設のスマートインターを下りれば、15分ほどで着いてしまう、街の中の温泉でした。

 今回宿泊するのは、その湯村温泉、『常盤ホテル』です。

d0264892_0342389.jpg温泉街という雰囲気はなくて、
信号機のある交差点の角に
大きなホテルが現れました。

通常15時のところ、JTBの特典で14時のチェックインが可能です。
14時に着きましたが、ホテルのどなたもいらっしゃいません。
ここでいいんだろうな、という場所に車を停めて、
エントランスに向かいます。

大丈夫かな?と少々不安になりましたが、
一歩入ると、レセプションの対応はにこやかでスムーズでした。
ほっ・・・

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(写真は翌日)
広いロビー。 大きなホテルに泊るのは久しぶりです。 つい、きょろきょろしてしまいます。

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d0264892_0462485.jpgd0264892_0465270.jpg見事な庭を眺めながら、
部屋の用意が整うのを待ちます。

宿泊する部屋は、庭を囲むように配置されている7棟の離れのうちの1室です。

d0264892_23263299.jpgd0264892_2327499.jpg本館から、庭と離れへの出入り口を出て、
屋根つきの回廊を進みます。

我が家の部屋は 『若竹』。
写真にちらりと見える玄関は
『欅』 という部屋で、『若竹』はその隣の隣。

d0264892_2333485.jpgd0264892_23332986.jpgd0264892_23335023.jpgかわいい大黒様の
置き物が
迎えてくれます。

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玄関をあがると、左手に水屋。 右手に洗面、トイレ、内湯などの水周り。

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15畳の主室と7.5畳の次の間。 次の間の先に小さな応接。

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濡れ縁の先に源泉の注がれる露天風呂があります。

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露天風呂から部屋を見るとこんな風です。 屋根にかかる桜が花を咲かせていました。

d0264892_23555194.jpgd0264892_23561817.jpg70代くらいの係りの方がお抹茶を出してくださいます。


「今なら早い時間なので
お風呂も空いていると思いますよ」
とおっしゃるその大浴場に行きましょう。

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本館に戻り、2階の通路を奥へ。 上から見下ろすロビーも広い。 
こちらのホテルでは将棋のタイトル戦が何度も開催されたようで、写真がたくさん掲げられています。 また、作家の井伏鱒二が好んで投宿された宿でもあり、その写真も飾られていました。

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大浴場は本館2階の一番奥なので、離れからだと端から端まで歩くことになります。 手前の湯上りどころには冷水と麦茶。 お風呂は入れ替えはありません。

d0264892_0142588.jpgd0264892_0144713.jpgおお、まだだれもいない!

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内湯、露天風呂ともいたってシンプルな長方形。 無色透明、なめらかなお湯で、舌に触れると遠くに塩味を感じます。

<夕食>

夕食は部屋でいただきます。 係りが若い方に代わりました。

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d0264892_0322974.jpgd0264892_035420.jpgJTBのプランで、グラスワインがひとり一杯づつついています。
私は白、ツレアイは赤で。

左にある野菜は
後のしゃぶしゃぶ用です。

d0264892_0393879.jpgd0264892_040296.jpg入れ物に入っているのは桜海老、左隣が甲府名物鮑の煮貝、蕗味噌のパテ、
空豆の揚げ物、厚い合鴨、海老しんじょう。



豚肉と春キャベツの温泉蒸し。

d0264892_0513177.jpgd0264892_0515279.jpg蛤のお吸い物には湯葉と、中に海ぶどうが入っています。



お造りは鯛、鮪、さより、さざえ。

d0264892_0573047.jpgd0264892_0574680.jpg甘鯛の塩焼き。 新じゃが。



甲州牛のしゃぶしゃぶ。

d0264892_114561.jpgd0264892_1231.jpg新たまねぎのスープ仕立てはパイ包み焼きで。

d0264892_13156.jpgd0264892_132080.jpgあいなめの木の芽揚げ。



ワインリストはもちろん山梨産のみ。
いただいた白も辛口の美味しいワインでした。

d0264892_171722.jpgd0264892_17348.jpg筍ごはん。



香の物のお皿がぶどうの形なのも
山梨らしい取り合わせです。

d0264892_112493.jpgすっかりいただきました。
見た目は、豪華というよりはむしろ控えめな印象ですが、
春先取りを意識したメニューは質量ともに十分。
地元の食材も押さえてあり、とても満足しました。

料理がどんどん運ばれてくるので
せわしない気がしないでもなかったのですが、
食卓に料理がたくさん並ぶのは嫌いではないので、
気にせずいただきました。


d0264892_1294370.jpg冷水と、 
お休み前のひとときにと、カフェラテのスティック。


<2017年4月2日>

翌日は打って変わって良い天気になりました。

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大浴場の露天から南アルプスが見えました。 昨日は雨で全く眺望がなかったので、ずいぶん近くに見えてびっくりしました。 正面奥に見えるのは地蔵、観音、薬師の鳳凰三山です。

庭をちょっと歩いてから朝食に向かいます。

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敷石伝いに植え込みを抜けると、大欅のある庭の中央へ。 

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奥には東屋が。 その横手、池の向こうに 井伏鱒二が好んで宿泊した離れ『松風』。

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左の写真の右の植え込みの陰に我が家が宿泊した『若竹』の板塀が見えます。 そろそろ時間です。 朝食会場に行くとします。

朝食は本館の会場でハーフバイキングでした。

d0264892_1201939.jpgあらかじめセットされている分があるので、
その分品数は少なめですが、
悪くありません。
ソフトクリームサーバーもあり、
楽しめました。

追加の写真は撮り忘りましたが、
この後フルーツもソフトクリームもコーヒーも
いただきました。


JTBのプランでチェックアウトは11時。

帰りも双葉SAのスマートICから中央道に乗ります。

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前日の雪は嘘のようにすっかり融けてなくなっています。 八ヶ岳も南アルプスもきれいに見えました。

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雪が舞っていた小淵沢もご覧の通りの晴天です。

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帰りも諏訪湖SAで軽い昼食を摂り、 青空の下気分爽やかに帰宅しました。
by spring-ephemeral | 2017-04-11 01:50 | お宿記 | Trackback | Comments(6)

『笹屋ホテル 豊年虫 ~蘭の間~』

<2017年3月18日>

 上山田へは、早朝などよほど道路事情が良いときなら20分足らずで行くこともありますが、通常の日中なら30分ほどです。
 18日は3連休の初日ということもあってか、上田市内がいつも以上に車の流れが悪く、市内を抜けるだけで時間を費やし、
 結局45分かかって 『笹屋ホテル』 に着いたのはチェックインの3時を過ぎてでした。

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広いロビーの、コンシェルジュデスクの前に
「豊年虫」への入り口があります。


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「豊年虫」の暖簾をくぐり、突き当たりの左手、1月に宿泊した 『梅の間』 の手前に今回の 『蘭の間』があります。

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「飾り棚」がある玄関を上がり、まず6畳の前室へ。 その先に15畳の主室の本間があります。 ゆったりと広く落ち着きのある畳の間と庭を眺める広縁。 広縁は床暖で素足でも暖かです。

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前室から水回りに向かいます。




左にある白い開き戸の中に冷蔵庫があり、
中の飲み物は有料ですが、
麦茶は自由に飲めます。

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手前には今は珍しくなった男性用トイレ。 奥に通常のトイレ。 
シングルボウルの洗面台ですが、広く、使い勝手は良いです。


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通路のガラス戸から、本間(左)と浴室(右)が見えます。

浴槽には建築当時から常時源泉が注がれています。
平成23年にリニューアルされて浴室が広くなりましたが、
建築当時の意匠を引き継ぎ、浴槽をタイル張りにしたそうです。

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                   本間の窓から浴室を眺めます。 どこか懐かしい佇まいです。

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お菓子とお抹茶をいただいて・・・
お菓子は春限定のさくらのロールケーキ。
これがとても美味しくて、
1本買って帰りました。






小さく写っていますが、一緒に出てくる野沢菜漬けが柔らかくて美味しい!

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これが買って帰ったロールケーキ。
大きさが違います。
お部屋についたのは特注サイズなんですね。

写真の撮り方でスポンジの色が違って見えますが、同じです。
宿のほうが実物に近い色に写りました。


さて、大浴場へ行きます。 奇数月は 「木の湯」 が、 偶数月は 「石の湯」 が到着時の女性のお風呂になります。

3月ですので、まずは「木の湯」。

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庭には梅が咲き、湯上りサロンにはつるし雛飾り。 季節を感じます。

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<夕食>

『豊年虫』の食事は部屋でいただきます。

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d0264892_245761.jpgd0264892_275537.jpg早春らしい前菜と
食前酒の梅酒。

d0264892_271139.jpgd0264892_273527.jpg牛のやわらか鍋はこの時期の定番のようです。
真ん中の大きな牛肉はすでに柔らかく煮込まれていて、
野菜に火が通ればいただけます。

春の香りの若竹椀

d0264892_2144691.jpgd0264892_2151313.jpgビール2杯はツレアイ。 部屋で食事のときはいつも最初から持ってきてもらいます。
私は小さいサイズを1杯。

ワインはオーストラリア産。
すっきりとして、やや酸味が勝っていますが、
癖のない辛口でした。

d0264892_220951.jpgd0264892_2202881.jpg信州サーモンイワナ? ユキマス?鯉の昆布締め の3種盛。

豊年蒸しは名物料理です。
地大根をお釜にして、フカひれや銀杏、
季節の野菜などが入っています。
蓋は道明寺。

d0264892_230331.jpgd0264892_2305356.jpg鮑さらだの蒸し鮑は
レンコンの下に重なっています。

は骨が抜かれているので
安心してまるかじり。
骨はかりかりの骨せんべいになっていて美味しかった。

どちらも野菜がたくさん付け合せになっていてありがたいです。

d0264892_13493993.jpgd0264892_13495722.jpgご飯のお供の野沢菜の煮たもの。
今回もおいしかった。
年中あるのかなあ?
一般の家なら年明けから春くらいまでのものですが。

桜のゼリーとフルーツ。
デザートにフルーツがつくところが減ってきている印象なので、
嬉しくいただきました。


1月と共通の料理はありましたが、全体に春を感じる献立になっています。
瀟洒で豪華というわけではありませんが、食べやすさなども考慮されながら丁寧に作られていて、すっかりおいしくいただきました。
ツレアイは、お造りは海の魚のほうが好みなのでその点を残念がるのですが、鯉も昆布締めで特有の癖を感じませんし、
なんたって千曲川の川っぷちですから、信州らしくていいと思います。

<2017年3月19日>

d0264892_0225496.jpgd0264892_0245214.jpg
朝、部屋の外の籠に朝刊とヤクルトが入っています。
中の飾り棚にちょっと置いて、
入れ替えになった大浴場に行ってきます。

1階の 「石の湯」 です。

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(写真は1月の自分のブログから)
内湯は昔から変わりません。
露天風呂は広くなりました。


<朝食>

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                      小梅漬けでお茶を飲みながら支度を待ちます。


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朝食の内容はたぶん大きく変わらないような気がします。
どっさり蜆が入ったお味噌汁がいつものように楽しみです。

『豊年虫』 のチェックアウトは11時。
時間までゆっくり過ごしました。
ツレアイは英気を養えたでしょうか。

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by spring-ephemeral | 2017-03-25 01:02 | お宿記 | Trackback | Comments(4)

河津・峰温泉 『玉峰館』

<2017年3月3日>

 伊豆へ行って、下田からループ橋を通って中伊豆へ行こうと河津を通るたびに気になる宿がありました。
 高い櫓からもうもうと白い湯気が上がって、源泉があるのが通りすがりにでもわかります。
 ただ、今までどうもJTBとは契約がなかったようです。
 『玉峰館』 というその宿の名前を初めてJTBのパンフレットに見つけたのは昨秋でした。

 春3月、露天風呂に入るにはまだ肌寒い信州ですし、高齢の母には暖かい伊豆がいいかなあ、と伊豆旅行を決め、
 さて、宿はどこに・・・と考えて、『玉峰館』 を思い出しました。
 母とですので、温泉給湯のお風呂と、ベッドがあることが必要条件です。
 見てもらうと、条件クリアの部屋があることがわかりました。
  『玉峰館』 に決定です。 気になっていた宿に泊れるので私も楽しみにしていました。

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電車の時間を連絡しておくと、
駅まで迎えに来てくださいます。

門の右手が駐車場。

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門をくぐり、庭を歩いて正面玄関に向かいます。 庭に河津桜の木があります。 名残の花が葉の中に咲いていました。

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玄関の脇に、湯気を上げる温泉櫓があります。

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d0264892_045693.jpgロビーで手づくりの わらび餅 とお茶をいただいて
館内の案内を聞いてから部屋へ。


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一度玄関を出て、すぐ向かいの板塀の中へ。 「離れ」だとは聞いていましたが、敷地ごと 「離れ」 でした。

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引き戸を開けて中に入ると、奥の部屋へ通路が延びていますが、入ってすぐ右手が母と私が泊った部屋でした。

d0264892_0564830.jpgd0264892_0571043.jpg

d0264892_1102695.jpg玄関の下駄箱の上は 「宅配ボックス」 になっています。
夜食や新聞はここに届けられます。
これは初めてです。
いちいち玄関へ出て応対しないですむのは
いいかもしれません。

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部屋は和洋室。

d0264892_1393458.jpgd0264892_1395743.jpgd0264892_1415764.jpg
左:コーヒーメーカーにお茶セット。 この下の冷蔵庫の水、お茶、缶ビールはフリー。  右:温泉パック。 後で試してみました。 お肌しっとり。

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源泉が注がれる露天風呂は広く、優に3人は入れそうです。
玄関横の温泉櫓がすぐ前なので、ごお、という音が聞こえ、湯気が見えます。

d0264892_0133863.jpgd0264892_0135972.jpgアメニティも充実。


<大浴場 ・ 風花>

大浴場は本館にあります。 本館の玄関を入り、通路のつきあたりから庭に出ます。
d0264892_0354882.jpgd0264892_0361530.jpg庭を眺めながら
屋根つきの通路を進むと・・・

d0264892_13583272.jpg行った日の女湯「湯処 風花」があります。


d0264892_13591738.jpgd0264892_13593883.jpg
そんなに広くはありませんが、湯量豊富なお湯はたっぷり。 源泉の温度が高いので加水されていますが、気持ちの良いお湯です。

d0264892_1403025.jpg本館にある湯上りの飲み物。 
オレンジジュース、りんごジュース、爽建美茶はこちらで飲んでも、部屋に持ち帰ることもできます。


<夕食>

d0264892_2215847.jpg食事は本館の食事処に出向きます。

d0264892_2221610.jpgd0264892_22183353.jpg

d0264892_22274364.jpgd0264892_2228527.jpgd0264892_22283189.jpg
カウンター席は3組限定で、宿に到着した順に希望を聞いてくれます。 到着が早いほうでしたので、せっかくですからカウンター席でお願いしました。
私はワインをグラスで。 母はハイボール。

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d0264892_22522836.jpg「はなよりだんご(ローマ字)」と名づけられた前菜。

桜鯛の先付け。

食材が豊富で
料理の説明を聞いても
覚えていられません。

d0264892_2344683.jpgd0264892_235766.jpg貝のしんじょのお吸い物に、菱形の人参はお雛様の装飾か。

お造りにはポン酢と醤油が。
春らしい盛り合わせでした。

魚料理と肉料理は3品ずつ、計6品の中から、組み合わせ自由に2品選べます。 ふたりでシェアするべく、魚料理を2品、肉料理を2品選びました。

d0264892_23214881.jpgd0264892_2322117.jpg左:いとより鯛。 
右:あいなめ、伊勢海老、鮑

調理方法を説明していただいたのですが・・・

どちらも美味しかった、としか・・・

d0264892_23254611.jpgd0264892_2326720.jpg左:牛ヒレ肉。 フォアグラ入りの味噌で。

右:京鴨。

これもどちらも美味しくいただきました。

d0264892_23283714.jpgd0264892_2329126.jpg香の者は盛り合わせで。

ご飯は 田芹 の炊き込みごはん。
春の香りのご飯でした。
食べきれない分はあとで夜食としておにぎりにして
部屋に届くそうです。

d0264892_23312264.jpgd0264892_23314135.jpgデザートはライトアップされた庭を眺めながら、
外のテラスでいただくこともできますが、
母が「寒そう」というので中で。


見た目も味も、ひと工夫が施されておいしくいただいた夕食でした。 初めのうち「お腹いっぱいになるかしら?」と思いましたが、食べ終わってみればお腹いっぱい。 ツレアイと来ても十分量は足りそうです。

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食事処の前には蔵を改造したバーが、 ロビーにはワインがディスプレイされています。

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本館の庭も、離れの通路も、灯かりがともって幻想的です。 

d0264892_174641.jpgd0264892_183044.jpgd0264892_184641.jpg夜食のおにぎりが宅配ボックスに届いています。
ポットには熱い出汁が入っていました。


<3月4日>

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良いお天気です。

<露天風呂 ・ 吹花>

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入れ替えになった大浴場へ行きます。
前日の「風花」と違い、本館の中にあります。

d0264892_13321.jpgd0264892_1332262.jpgカランの数は3つと、
洗い場は「風花」よりさらに狭いですが・・・

d0264892_135937.jpg外に出ると浴槽はひとつ。 奥は屋根がなく、大きな半露天風呂でした。 
右手には玄関脇の櫓が隣接しています。 
無色透明なお湯がこんこんと湯口から流れ出ていました。


<朝食>

昨夜と同じ食事処に出向きます。

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朝はカウンター席はありません。

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美味しい梅干でお茶を飲んでいると、次々に料理が運ばれてきます。 熱々の卵焼きも、鯵の干物もおいしかった。 海苔はあぶりなからいただきます。 ふたりとも完食。

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d0264892_1463183.jpg夜と同じく、デザートは外のテラスでいただくこともできます。 
何組か外へ行かれましたが、我が家は中で。


朝食後は部屋の露天風呂に出たり入ったりしながらゆっくり過ごし、チェックアウトより30分ほど早めに出ました。
風邪が治ったばかりで、まだ体力がすっかり回復していない母でしたが、元気に温泉を堪能できて良かったです。
元気ついでに、イチゴ狩りをして帰ります。






 

 
 
 
by spring-ephemeral | 2017-03-14 22:27 | お宿記 | Trackback | Comments(6)

『奥伊香保 旅邸 諧暢楼』 2017年2月

<2017年2月11日>

『諧暢楼』 のさりげない入り口を入ると、とたんに隔絶された別世界に足を踏み入れた気分になります。

d0264892_1442065.jpgd0264892_1445530.jpgd0264892_1453227.jpgd0264892_214828.jpg
静かな通路を通って部屋へ。


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玄関を入って正面に水まわり。 トイレは2ヶ所。 


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いつもの部屋です。

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次の間に先月からベッドが入ったとのこと。 ベッドならいいのに、と思っていたので、これは嬉しい。

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d0264892_2184373.jpgd0264892_219748.jpg

『福一』の大浴場が利用できるので、着替えて行きます。

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バックヤードかと思えるような目立たないドアを出ると『福一』内の1階。 エレベーターで3階大浴場へ。


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d0264892_10135645.jpgd0264892_10141370.jpgまだどなたも見えない大浴場前の湯上りどころの奥が女性用の浴室です。

d0264892_10215957.jpgd0264892_10163049.jpg脱衣所から浴室に入るところにシャンプーバー?
中にもみんな揃ってはいますが、 これは新しい試み!

老眼の進んだ私は眼鏡無しでは良く見えず、
中のもので。


d0264892_10232518.jpgd0264892_10234857.jpgd0264892_1024880.jpg
向かって右に、茶色の「黄金の湯」。 左に無色透明の「白銀の湯」

d0264892_10253882.jpg露天風呂は「黄金の湯」です。

心なしか、いつにも増して濁りが濃い気がします。


d0264892_1030847.jpgd0264892_10303358.jpg部屋の露天に浸かっていると、
庭の片隅に大きな霜柱があるのに気がつきました。


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                       百日紅の梢の奥の空も暮れてきました。 夕食の時間が近づきます。

食事は食事処「茶寮」に出向きます。 スタッフが迎えに来てくれます。 他のお客さんと会わないよう配慮されているので、ほんとうにかち合いません。

d0264892_2252712.jpgd0264892_2254587.jpgd0264892_2262399.jpg

d0264892_2243783.jpgd0264892_225146.jpg

我が家の宿泊プランには、お料理ごとにお酒を合わせて出してくださる「マリアージュ」はついていませんので、今回も別途、つけてもらいました。

すべてワインを選んでくださっているとのこと。 以前に、ツレアイはアルコールはなんでも飲みますが、旅先では日本酒よりワインを好むことをお話したことがあるからではないかと思います。 

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d0264892_2321036.jpg食前酒は群馬の梅酒。

照明はあえて暗めに設定してあるそうです。

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d0264892_241597.jpgd0264892_242029.jpg山菜はお肉や鯛に巻かれて天ぷらになっています。
野菜や海老も素揚げに。
エシャレットソースにくぐらせていただきますが、
ソース自体おいしいので
ソースだけでもいけます。

ワインは白。


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ワインは同じものをおかわり。


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d0264892_23303079.jpgd0264892_23304711.jpgd0264892_2331578.jpg
昆布締めの鯛をさっと焙って重ねてあります。 ふわふわ乗っているのは牛蒡。 ワインはあえて軽めの赤で。 青森産です。

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d0264892_23382100.jpgd0264892_23383017.jpg牛ヒレ肉はレアとミディアムの中間くらいの焼き加減。 
りんごのソースが良く合っています。 
ここではあえて重めの白ワイン、
トパーズのような色のムルソーです。


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d0264892_23463173.jpgあやめ雪蕪 という蕪の和え物。
さっぱりとしています。


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d0264892_23523936.jpgd0264892_23525892.jpgd0264892_23531924.jpg
熱々の河豚の小鍋。 柚子胡椒、ポン酢を好みで。 河豚もたっぷり入って美味しかった。 ワインはロゼのシャンパン。 きれいなピンク色の美味しいシャンパンでした。


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d0264892_23573861.jpgこの あめーらトマトと笹身の炊き込みご飯、
ほんとに美味しくて、おかわりしてしまいました。


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d0264892_00280.jpgd0264892_001848.jpgd0264892_004231.jpg
かわいい器に入ったデザートは 晩白柚と苺にシャーベット。 デザートワインで〆。

穏やかでひそやかな雰囲気のなかで、見た目も味も楽しんで、美味しくいただいた夕食でした。


d0264892_0221171.jpg部屋に戻ると
作務衣と着替え用の浴衣が用意されていました。
作務衣を就寝用にして寝ます。

新しいベッドも好みの固さでした。
アイダーダウンの掛け布団も快適です。


<2017年2月12日>

朝起きて、外を見てびっくり! なんと雪!

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朝食も昨夜と同じ「茶寮」で。

d0264892_0292646.jpg同じ部屋ですが、
窓辺の花は変わっています。
昨夜は撫子がメインでした。

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3種の中から選んだトマトジュースとサラダをいただいていると、お膳が運ばれてきます。

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d0264892_102970.jpgd0264892_104966.jpg少しずつ手の込んだおかずが並んで、
すっかり残さずいただきました。
美味しかったです。


チェックアウトは12時。 精算も部屋で。
目立たない出入り口からすっと出て、エンジンをかけてまわしてくださっている車にすっと乗って帰ります。

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雪はほとんど融けています。
伊香保の坂を下りながら、現実に戻っていきます。

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by spring-ephemeral | 2017-02-17 01:22 | お宿記 | Trackback | Comments(8)

伊香保へ 2017年2月

<2017年2月11日>

 毎年この時期に伊香保温泉に行くようになって10年以上が過ぎました。
 別の温泉地に、と考えたこともありましたが、 雪や凍結路に遭遇するリスクの少ないところとなると、やはり高速利用で伊香保が一番妥当な場所という結論になり、今に至っています。

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雪の予報も出ていましたが、良いお天気になりました。 高速道路は真っ白。 碓氷峠の県境を越えるまで、塩カルがまるで雪のようです。

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車は順調に流れ、 チェックインの時間より30分近く早く、到着してしまいました。

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伊香保は4軒の宿に泊ってきましたが、この5年は5軒目となる 『奥伊香保 旅邸 諧暢楼(かいちょうろう) 』 に落ちついています。

その内の一昨年は大雪でキャンセルになりましたっけ。
今回の鳥取での大雪と同じような状況になり、今でも話題にのぼります。

『諧暢楼』 は 『福一』 の別邸として 『福一』 内に建てられた 旅館in旅館 です。 
正面は 『副一』 の玄関で、写真の右端にちらりと 『諧暢楼』 のマークが見えます。まるで、『福一』 の通用口のようで、目立たないこと、この上ありません。

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さすがに早くついてしまったので、本館にあたる 『福一』 のロビーでお茶をいただきながら少し待ちました。
『福一』 のお茶とお菓子がいただけてしまって、ちょっぴり得した気分です。

少し急いでお茶を飲むくらいの時間で、 「お待たせしました。 お部屋の用意が整いました」 と案内の方がみえました。

『福一』 の外で出て、通用口のような 『諧暢楼』 の入り口から中へ。
写真を撮ろうと思うのですが、いつもタイミングがなく、すっと中に吸い込まれてしまいます。 今年もまた・・・
by spring-ephemeral | 2017-02-14 02:49 | お宿記 | Trackback | Comments(6)

『笹屋ホテル 豊年虫 ~梅の間~』 2017年1月

<2017年1月28日>

 冬の忙しいこの時期、ツレアイは、若いころと違って、「くたびれた」 と言う頻度が上がってきました。
 以前なら3ヶ月スパンで骨休めでしたが、 このごろはひと月が目安です。

 「温泉で休んでこようか?」 と水を向けると、
 「忙しいし、時間ないし・・・」 と最初は逡巡していますが、温泉の引力には抗し難し、です。

 「いいじゃないの。 近間の3時チェックインなら、家を2時半に出ればいいんだし、それまで仕事できるよ」

 こんなとき、あてにするのが 『笹屋ホテル』 のweb限定、最上階コネクティングルームプラン。 昨年ごろから気に入っています。
 今回も空いてはいたのですが、まてよ、と躊躇。
 真冬の今、最上階7階で露天風呂は寒い!
 そして目に入ったのが、 <別邸 『豊年虫』 今なら10%off > のプラン。

 『豊年虫』 はかつての 『離れ』。 地元ゆえに縁遠かったのですが、10%off ならぐっと近づきます。

 というわけで、決定

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千曲川「万葉橋」たもとで信号待ち。 穏やかで1月とは思えない暖かな日です。 橋を渡れば上山田温泉です。

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3時前に着きました。 まだ他のお客さんの姿はありませんでしたが・・・ 

d0264892_1505722.jpg中に入ってフロントでチェックインの手続きをしていると、ばたばたと続いてお客さんが到着されて入ってらっしゃいました。

手すりの見える通路を抜けて行きます。

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                 初めて足を踏み入れる 別邸『豊年虫』 の入り口です。

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登録有形文化財である 『豊年虫』 の説明と、名前の由来が書かれた案内板(ブレて読みにくくなりました)があります。

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                        のれんをくぐって通路を進み、つきあたり左へ。

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奥の部屋が今回宿泊する 「梅の間」 です。


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『豊年虫』 は全8室。 
それぞれ設えが違うそうですが、
ベッドつきの部屋は今回我が家が宿泊する「梅の間」1室のみです。


部屋の玄関。
正面はふとんの入っている押入れ。
奥右手が本間、
手前、板の間右手が寝室になっています。

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洗面所の奥がお風呂。

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源泉の内湯。
窓を開ければ外気が入ります。

大きくありませんが、
十分です。

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抹茶と煎茶の両方をいただくのは久しぶりです。 野沢菜が嬉しい。
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庭の石榴の木にときおり鳥がやってきます。 さかさまになっていますが、メジロでした。

さて、着替えて大浴場に行きます。

d0264892_0342490.jpg途中の通路から我が家の部屋が見えます。 


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冷たい「えんめい茶」が置かれているラウンジを通り過ぎ、

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大きなタペストリーの飾ってある階段を上がったところにある「木の湯」

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暮れてきました。 そろそろ夕食の時間です。

食事は部屋でいただきます。 こたつで、です。 珍しいような、懐かしいような。

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写真を撮り忘れましたが、いつものように、ビールとワインがお供でした。 
我が家はブリにアレルギーがある旨をあらかじめ伝えてあったので、 鰤の焼き物は真鯛にしてくださってありました。
どちらかというと、家庭的なおもてなしの心を感じる献立のように思いました。 ご飯に副えられた 煮た野沢菜 にとても信州らしさが出ています。 
たっぷりいただいてお腹いっぱいになりました。
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<2017年1月29日>

良い天気です。

男女入れ替えになった「石の湯」へ。
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朝食も部屋のこたつで。

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蕗味噌」がご飯にあいます。 和朝食に熱々のオムレツも良いですね。 山盛りのしじみが入った味噌汁は定番で、楽しみにしています。 ヤクルトがつくのも珍しい! 

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時節柄もあるでしょうけれど、 こたつのある景色はどこか懐かしく、温かみを感じます。 多少大げさかもしれませんが、日本の冬の原風景のようです。
11時のチェックアウトまでゆっくり過ごしました。

 この滞在の一週間ほど前から、私は左上の歯が浮いて、歯茎の腫れを感じていました。 以前にも同じ箇所が同じようになったことがあります。 虫歯もなく、歯肉炎のようなもののないので、疲労などなにかしらの体調が障ってのことだろうとは思いつつ、 飲食に影響はないまでも、気にはなっていました。 それが、ひと晩ですっかり良くなっていました。
 ツレアイの疲労の軽減を第一の目的としていたのですが、私にも大きな効果をもたらしてくれた今回の一泊になりました。





 










 


 
 
by spring-ephemeral | 2017-02-08 02:19 | お宿記 | Trackback | Comments(4)

年の初めに 『七草の湯』 2017年

<2017年1月21日>
 
 年明けに母と別所温泉 『七草の湯』 に出かけるのも3年目です。

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玄関を上がるとそのまま部屋へ。

全館畳敷き。
部屋はいつもの和洋室です。

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部屋にはこたつが設えてあります。 暖房が利いていても足元が暖かいこたつは嬉しいです。

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母が 『七草』 を気に入っている大きな理由は、部屋の露天でも飲泉できる温泉の泉質の良さ。 硫黄の仄かな香りがするのも良いです。
昨年のリニューアル後、開閉ができる戸が巡らされて、冬は嬉しい部屋の露天風呂です。

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『七草の湯』 は、北向き観音に向かう参道入り口のすぐそば。 部屋の窓からお観音様の建物が見えます。
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「愛染かつら」 は、右側の大きな木かな?

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たっぷりお茶菓子でお茶を飲んだら大浴場へ。 

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「湯上りテラス」も、さすがに雪が積もっています。

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ほんのり夕焼けの気配が漂います。 昨夜の雪でどこもかしこも真っ白。
別所は我が家周辺の半分ほどしか雪がなくてびっくり。 西風が強かったのですが、別所は3方を山に囲まれて、風の影響が少なかったようです。

夕食は部屋でいただきます。

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お品書きにはいつも小さなシールが貼られています。 ひとりずつ違います。 

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d0264892_1543966.jpgd0264892_155768.jpg
d0264892_156142.jpg器も楽しく、酢の物も彩りあざやか。 
お造りも新鮮です。
食材の種類も豊富でどれもおいしくいただきました。
季節先取りの竹の子ご飯も美味しかった!


<2017年1月22日>

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良いお天気です。 浅間連山はかすんでいます。

朝食も部屋で。

d0264892_284499.jpgd0264892_292057.jpg敷き紙、箸袋、どれもそれぞれ柄違い。


薬膳の朝食です。

d0264892_212933.jpgきのこのマリネ、
胡桃豆腐、
長芋と鱒のパテの蒸し物、
青梗菜とシラスのゴマ和え。

ルッコラと乾燥いちじくのサラダは
バルサミコ酢で。

d0264892_2195223.jpgd0264892_220965.jpg黒米のお粥。
焼きなすとミョウガ、ゴマの味噌汁。

長芋が摺り込まれた卵焼き、
鮭。

上はデザートのゴマ団子。

d0264892_2231126.jpgd0264892_2232523.jpgサンマの梅煮。

コーヒー。
工夫の凝らされたおかずはどれも薄味ながらしっかり味わえ、残すものなくいただきました。 美味しかった。

チェックアウトは11時。 母ともども満足の一夜でした。
また来年、ふたりで来れますように。





 


 
 
 
 
by spring-ephemeral | 2017-01-26 02:33 | お宿記 | Trackback | Comments(2)

『界 松本』 2016年暮れ 2日目

 <2016年12月31日>

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昨日にもまして良い天気の朝です。

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入れ替えになったもう一方の湯殿 「祥雲」 へ。 こちらの脱衣所にもかりんエキスと水と。

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d0264892_23232037.jpg内湯、寝湯、

ミストサウナ、ドライサウナ、深さ120センチの立ち湯。

おがくずサウナ、
露天風呂。


朝食は夕食を同じ食事処へ。

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シンプルな和定食。 どれも薄味でおいしく完食。

チェックアウトは12時ですが、 それより早めに宿を出ました。

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女鳥羽川の堤防道路から真っ白な常念山脈が鮮やかです。

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丸子の高台から。 

一年を締めくくる、最高の晴天になりました。

d0264892_029652.jpgd0264892_0294654.jpgチェックアウトのとき、「お誕生日おめでとうございます」 と、ワインをいただきました。

到着時、宿泊者の氏名がすでに印字されているカードに旅行目的を選択する欄があって、
いつものように「温泉保養」 と「誕生日」 に丸をつけました。 母の誕生日のちょうど1週間あとなので。
「いつも同じもので、すみません」 とおっしゃるので、 帰宅後ブログをチェックしましたら、昨年も同じくワインをいただいていました。

 ちょっとした心遣いがうれしい『界』の宿です。

一年後、家族3人でまた訪れることができますよう、願いをこめて、 帰宅後来年の予約を入れました。

 

 

 
by spring-ephemeral | 2017-01-12 01:09 | お宿記 | Trackback | Comments(2)

『界 松本』 2016年暮れ

 新年も明けて10日。
 今頃になりましたが、昨年の追記です。

<2016年12月30日>

 ここ数年、暮れには家族3人で松本・浅間温泉 『界 松本』へ行くのが恒例になりました。
 1年間無事に過ごせたことに感謝です。 

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晴天の穏やかな日で、丸子からは浅間山がよく見えました。 煙がいつもより多めに立ちのぼっているように見えましたが、風向きのせいかもしれません。

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三才山はさすがに雪景色。 一日中日が当たらないと見え、法面の雪も吹き付けたままの状態で残っています。

d0264892_2101954.jpgd0264892_2104057.jpg特徴のある壁面を回りこむと、
玄関があります。


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門松が立てられた玄関入り口。 車がついてほどなく、スタッフが現れて中に案内してくれます。

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d0264892_2214640.jpgd0264892_2221351.jpg赤ワインかぶどうジュースを。
ジュースは撮り損ねました。


チェックインは15時から。 15時になるまでロビーで待ちます。

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『貴祥庵』として建てられてから17年が経ちますが、
羽深隆雄氏のデザインは今なお斬新です。

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d0264892_2431815.jpgいつもの部屋です。
リビングをはさんでふた間。
この間取りが重要です。

和室で布団は、母にはちょっと辛いところですが、
ひとりで寝起きできるので
助かります。

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床の間だけでなく、ところどころに、
お正月らしい演出が。

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d0264892_112589.jpgd0264892_11452.jpg4ボウルの洗面所は3人でもかち合わず、便利です。

d0264892_131478.jpgd0264892_133378.jpg部屋のお風呂にはゆず湯のサービス。
初めてです。

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暮れとは思えない暖かな午後です。

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着替えて大浴場へ。

d0264892_1182996.jpgd0264892_1185112.jpgまずは「貴天」が女性用です。

d0264892_120346.jpgd0264892_1205180.jpg脱衣所には希釈用のかりんエキス。

浴室には水分補給の水。


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d0264892_123141.jpg一番乗りの浴室です。

内湯、寝湯、ミストサウナ、露天。
サウナは苦手な私ですが、
低温のラディアントバスは気に入っています。


食事は食事処へ。 いつも椅子とテーブル席をお願いしてあります。

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d0264892_1361526.jpgd0264892_1381057.jpg先付けの蕎麦寿司は変わりません。

d0264892_150598.jpgd0264892_1502511.jpg大根餅の入ったかぼちゃのすり流しや、
お作りも変わりません。

『界』グループは本部が統括して各宿のメニューを決めます。
およそ、毎年同じメニューです。

d0264892_21586.jpgd0264892_222952.jpg
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d0264892_264328.jpgワインの品揃えが変わって
選択肢が少なくなりました。

選べる食事は3人とも蕎麦。
悪くない出来栄えです。

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選べるデザートも3種類と少なくなりました。 以前は、どこの『界』の宿も同じでしたが、地域性を重視するようになったのではないかと思われます。 りんごやワインを使った3種類を3人でひとつずつ選びました。

母は、お肉はそれぞれ一枚ずつツレアイが、 お蕎麦はひと箸私が引き受けましたが、あとは完食。 それだけ量もちょうど良かったのだと思いますが、 本人も言うように、「まだまだ大丈夫」 のようです。

テレビのある主室に母の一組、 リビングをはさんだ次の間に私たちのふた組のふとんが敷かれています。
リビングをはさんでいても、母がつけているテレビの音が漏れ聞こえていましたが、いつのまにか、寝てしまいました。













 

  
 
by spring-ephemeral | 2017-01-10 02:30 | お宿記 | Trackback | Comments(4)