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『別邸 朧月夜』 2017年5月

 ツレアイと話をしているとき、なにかちょっとしたきっかけで、ツレアイが急にふっと思い出したように 「どこそこ(旅行の行き先や泊った宿)は良かったなあ」 とつぶやくことがあります。
 道後温泉の宿 『別邸 朧月夜』 もそんな宿のひとつでした。
 「良かったよねえ、また行こうか」
 と私が言えば、
 「うん、そうだなあ」
 とツレアイも。
 しかし、長野から四国、そう簡単に行ける距離ではありません。
 それはふたりとも良くわかっていることですから、 本気で 「また行ける」 なんて思ってはいず、言ってみただけの会話でした。
 でも、たとえ言ってみただけとはいえ、ツレアイがそう言うのですから、機会があればいつかは、と思っていました。

 今回、その「いつか」が巡ってきました。

<2017年5月4日>

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『別邸 朧月夜』 は道後温泉の本館からもほど近い街の中心部にあります。
ちょうど道がカーブしている場所で、 ちょっと入りにくい入り口です。
ツレアイは「もっと山のほうにある気がしていた」と言っていますが、前回来た時は入り口に気付かず、坂道を上っていってしまった記憶が残っているのだろうと思います。

『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_23282567.jpg植え込みを回っていくと玄関です。


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広いロビーにあるフリードリンクコーナー。 コーヒー、紅茶は数種類ずつ。 ジュース類。 そしてなんといっても生ビールサーバー。 すべて好きなときに好きなだけ
これほどフリードリンクが充実しているところは他に記憶にありません。

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お茶をいただいて部屋に案内してもらいます。


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おりしも五月のお節句。 館内には因んだ飾り物があちらこちらに。

『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_0421665.jpg『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_0424650.jpg「月」がモチーフ。


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部屋は全19室。 全室に「」の名前がついています。
今回の我が家の部屋は 「夕月

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玄関を入るとつきあたりに水周りとお風呂。


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部屋はやや縦長で、ベッドルーム、10畳和室、リビング、デッキテラスと続いています。

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部屋は3階にあります。 デッキテラスからは庭を見下ろせます。 

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部屋の露天風呂には道後の源泉が。 phは9.1。 アルカリのなめらかなお湯です。

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冷蔵庫内はすべてフリー。 冷蔵庫に梅ゼリー、和室の机の上には柏餅がありました。 ツレアイは湯上りにさっそく恵比寿ビールを。


<露天風呂>

『朧月夜』 には大浴場はありませんが、露天風呂があります。

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ロビーを出て、通路を歩いて行くと・・・

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露天風呂は手前が、奥がで、翌朝は入れ替えになります。 
それぞれ洗い場のシャワーは2つと小さいですが、他の方と一緒になることはあっても3人以上の方とかちあうことが無いのが不思議なくらいでした。

<夕食>

食事は食事処 『二十三夜』 で。 

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『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_23504461.jpg『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_23511520.jpg季節らしい器や、盛り付けに和みます。

織部豆腐と名前がついているのは、
織部の焼き物をイメージしているからだとか。

『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_23523224.jpg『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_2353551.jpgワインはシャブリが出てしまい、
シャルドネはなんと長野の小諸のワインだそうです。
はるか四国で長野のワインを目にするのは嬉しいですが、
小諸はあまりに近いお隣なので、
ここは別のものを。
リースリングです。 さっぱりしたワインでした。

アイナメとそうめんのお椀。
独活の菖蒲。

『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_0123154.jpg『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_012555.jpg新鮮なお造りの内容はもちろん、
サツキに見立てた大根など、芸が細かい!

鯛の子と早春の焚き合わせ。

『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_0161345.jpg『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_0163884.jpg牛のしゃぶしゃぶか、鯛しゃぶか選べます。

『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_0184080.jpg『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_019310.jpg

『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_0205769.jpg『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_0212026.jpg「ひゅうが飯」というのは郷土料理だそうです。
味付けした魚(鯛)の切り身と薬味をご飯に乗せ、
卵をかけていただきます。
珍しくて、美味しかったです。

『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_0232038.jpg『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_0234027.jpgかごに入っているのは「清見タンゴール」。
部屋に持ち帰ってもよいとのことでしたが、
家まで持って帰ってきました。
甘くて美味でした。


<朝食>

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朝食も夕食と同じ『二十三夜』の個室食事どころで。

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『別邸 朧月夜』 2017年5月_d0264892_035564.jpgじゃこてん、湯豆腐、イカ刺し、などなど、
おいしくいただきました。

デザートはフルーツとヨーグルト。


大浴場がないのが残念といえば残念ですが、
フリードリンクコーナーといい、全体を考えるととても行き届いていて、居心地良く過ごすことができました。
スタッフは若い女性が多く、食事のサーブはややマニュアル的な感を持ちましたが、感じは悪くありません。
チェックアウトを担当してくださったのは「女将」にあたる方のようでしたが、ご主人が長野に行ったことがおありだそうで、親近感が湧きました。

「『朧月夜』 良かったね」
「うん、良かったけど、遠いなあ」
「遠いねえ・・・」

いつかまた訪れる機会が巡ってくるでしょうか。 巡ってきてほしい宿です。










  
by spring-ephemeral | 2017-05-19 01:06 | 宿を楽しむ~四国・九州・沖縄~ | Comments(4)
Commented by ニャン at 2017-05-19 20:10 x
しまなみ街道の島々、通り過ぎるだけで観光したこともなく
いつか余裕を 持って観光したいものと思いながら拝見しました。

そして何より好天に恵まれた事が何よりですね。

とても素敵な宿ですね。
前回もそう思いながら拝見した記憶があります。
我が連れ合いも何処そこの宿良かったね。と等唐突に言う事があります。
いつか行こうね。でも、遠いところが多くなかなか行けないのが現実。
ご主人様の願いが叶って良かったですね。⭐️

私達は今、松前の宿にいます。
Commented by うつきよう at 2017-05-19 23:47 x
ニャン様、

 ご旅行先からコメントを寄せていただきありがとうございます。
 しまなみ海道はのっかってしまうと一気ですものね。
 我が家も今まで通るだけで島に下りるという選択肢はなかったです。
 下から見上げる橋もまた新鮮でした。
 ほんとにおっしゃるとおり、お天気が良かったのがなにより一番でした。

 そうですか、ご主人様も唐突におっしゃいますか!
 そうそう、おまけに遠いところ!
 同じですね(笑)
 今回はラッキーでした。 
 味をしめてツレアイのつぶやきが増えるかもしれません(笑)

 松前にいらっしゃるのですね。
 江刺、松前方面、来年行ってみようかな?と漠然と考えているところでした。
 未知の地域ですので、お帰り後のブログが楽しみです。

 北海道のお天気も良さそうですね。
 楽しい旅が続きますね(^^♪

 
Commented by shinmama at 2017-05-20 10:07 x
私はどちらかというと
一度も行ったことのないところに行きたくて、
一度も泊まったことがないところに泊まりたいのですが、
主人は一度行ってよかったところに もう一度行きたくて、
一度泊まって良かったところにまた泊まりたいのです。

うつきよう様のように優しくない妻=私は 
今のところ出来るだけ 以前と異なるところを探しております。(笑)
でも いつも同じお宿に2泊するのですが
1泊ずつお互いの希望を入れるのも手ですね、、、ふむ。
Commented by うつきよう at 2017-05-21 22:12 x
shinmama様、

 私は、山以外の場所に関しては1度行けば十分なことがほとんどですが、
 宿については、良かったなあと思うと2度3度行きたいし、初めてのところにも泊まってみたいし、両方です。
ツレアイは冒険ができないタチで、飲食店も宿も、慣れたところや気に入ったところに行きたいクチです。
で、コメント拝見して、
2泊以上するとき、同じ宿に連泊するより、近くても別々の宿にするようにしていることに気がつきました。
いつの間にか、shinmama様の「手」を実践している私でした(^_^)v
  
 
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