甲府湯村 『常盤ホテル』 2017年4月

<2017年4月1日>

 甲府の湯村温泉は1200年前に弘法大師によって開湯され、武田信玄の隠し湯とも伝えれらる温泉ですが、
 近年になって湧出した石和温泉の陰に隠れてしまった印象があります。

 今まですっかり素通りで、なんとなく山間の小さな温泉地のように勝手に思い込んでいましたが、
 中央道・双葉SA併設のスマートインターを下りれば、15分ほどで着いてしまう、街の中の温泉でした。

 今回宿泊するのは、その湯村温泉、『常盤ホテル』です。

d0264892_0342389.jpg温泉街という雰囲気はなくて、
信号機のある交差点の角に
大きなホテルが現れました。

通常15時のところ、JTBの特典で14時のチェックインが可能です。
14時に着きましたが、ホテルのどなたもいらっしゃいません。
ここでいいんだろうな、という場所に車を停めて、
エントランスに向かいます。

大丈夫かな?と少々不安になりましたが、
一歩入ると、レセプションの対応はにこやかでスムーズでした。
ほっ・・・

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(写真は翌日)
広いロビー。 大きなホテルに泊るのは久しぶりです。 つい、きょろきょろしてしまいます。

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d0264892_0462485.jpgd0264892_0465270.jpg見事な庭を眺めながら、
部屋の用意が整うのを待ちます。

宿泊する部屋は、庭を囲むように配置されている7棟の離れのうちの1室です。

d0264892_23263299.jpgd0264892_2327499.jpg本館から、庭と離れへの出入り口を出て、
屋根つきの回廊を進みます。

我が家の部屋は 『若竹』。
写真にちらりと見える玄関は
『欅』 という部屋で、『若竹』はその隣の隣。

d0264892_2333485.jpgd0264892_23332986.jpgd0264892_23335023.jpgかわいい大黒様の
置き物が
迎えてくれます。

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玄関をあがると、左手に水屋。 右手に洗面、トイレ、内湯などの水周り。

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15畳の主室と7.5畳の次の間。 次の間の先に小さな応接。

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濡れ縁の先に源泉の注がれる露天風呂があります。

d0264892_23474171.jpgd0264892_23511175.jpgd0264892_23513610.jpg
露天風呂から部屋を見るとこんな風です。 屋根にかかる桜が花を咲かせていました。

d0264892_23555194.jpgd0264892_23561817.jpg70代くらいの係りの方がお抹茶を出してくださいます。


「今なら早い時間なので
お風呂も空いていると思いますよ」
とおっしゃるその大浴場に行きましょう。

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本館に戻り、2階の通路を奥へ。 上から見下ろすロビーも広い。 
こちらのホテルでは将棋のタイトル戦が何度も開催されたようで、写真がたくさん掲げられています。 また、作家の井伏鱒二が好んで投宿された宿でもあり、その写真も飾られていました。

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大浴場は本館2階の一番奥なので、離れからだと端から端まで歩くことになります。 手前の湯上りどころには冷水と麦茶。 お風呂は入れ替えはありません。

d0264892_0142588.jpgd0264892_0144713.jpgおお、まだだれもいない!

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内湯、露天風呂ともいたってシンプルな長方形。 無色透明、なめらかなお湯で、舌に触れると遠くに塩味を感じます。

<夕食>

夕食は部屋でいただきます。 係りが若い方に代わりました。

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d0264892_0322974.jpgd0264892_035420.jpgJTBのプランで、グラスワインがひとり一杯づつついています。
私は白、ツレアイは赤で。

左にある野菜は
後のしゃぶしゃぶ用です。

d0264892_0393879.jpgd0264892_040296.jpg入れ物に入っているのは桜海老、左隣が甲府名物鮑の煮貝、蕗味噌のパテ、
空豆の揚げ物、厚い合鴨、海老しんじょう。



豚肉と春キャベツの温泉蒸し。

d0264892_0513177.jpgd0264892_0515279.jpg蛤のお吸い物には湯葉と、中に海ぶどうが入っています。



お造りは鯛、鮪、さより、さざえ。

d0264892_0573047.jpgd0264892_0574680.jpg甘鯛の塩焼き。 新じゃが。



甲州牛のしゃぶしゃぶ。

d0264892_114561.jpgd0264892_1231.jpg新たまねぎのスープ仕立てはパイ包み焼きで。

d0264892_13156.jpgd0264892_132080.jpgあいなめの木の芽揚げ。



ワインリストはもちろん山梨産のみ。
いただいた白も辛口の美味しいワインでした。

d0264892_171722.jpgd0264892_17348.jpg筍ごはん。



香の物のお皿がぶどうの形なのも
山梨らしい取り合わせです。

d0264892_112493.jpgすっかりいただきました。
見た目は、豪華というよりはむしろ控えめな印象ですが、
春先取りを意識したメニューは質量ともに十分。
地元の食材も押さえてあり、とても満足しました。

料理がどんどん運ばれてくるので
せわしない気がしないでもなかったのですが、
食卓に料理がたくさん並ぶのは嫌いではないので、
気にせずいただきました。


d0264892_1294370.jpg冷水と、 
お休み前のひとときにと、カフェラテのスティック。


<2017年4月2日>

翌日は打って変わって良い天気になりました。

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大浴場の露天から南アルプスが見えました。 昨日は雨で全く眺望がなかったので、ずいぶん近くに見えてびっくりしました。 正面奥に見えるのは地蔵、観音、薬師の鳳凰三山です。

庭をちょっと歩いてから朝食に向かいます。

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敷石伝いに植え込みを抜けると、大欅のある庭の中央へ。 

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奥には東屋が。 その横手、池の向こうに 井伏鱒二が好んで宿泊した離れ『松風』。

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左の写真の右の植え込みの陰に我が家が宿泊した『若竹』の板塀が見えます。 そろそろ時間です。 朝食会場に行くとします。

朝食は本館の会場でハーフバイキングでした。

d0264892_1201939.jpgあらかじめセットされている分があるので、
その分品数は少なめですが、
悪くありません。
ソフトクリームサーバーもあり、
楽しめました。

追加の写真は撮り忘りましたが、
この後フルーツもソフトクリームもコーヒーも
いただきました。


JTBのプランでチェックアウトは11時。

帰りも双葉SAのスマートICから中央道に乗ります。

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前日の雪は嘘のようにすっかり融けてなくなっています。 八ヶ岳も南アルプスもきれいに見えました。

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雪が舞っていた小淵沢もご覧の通りの晴天です。

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帰りも諏訪湖SAで軽い昼食を摂り、 青空の下気分爽やかに帰宅しました。
by spring-ephemeral | 2017-04-11 01:50 | お宿記 | Trackback | Comments(6)
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Commented by よし坊 at 2017-04-11 10:15 x
正面の写真を見ると団体様御用達、と言った感じに見えましたがブログを拝見すると全く違いますね。高級そのもの。食事も風呂も庭も全て。
グレードの高い部屋だからそうなのかも知れませんが。
今年は天候が通年と違い予測出来ませんね。靜岡もやっと桜が桜が咲いて綺麗に成りました。
Commented by パンジー at 2017-04-11 19:05 x
大型ホテルは敬遠気味ですが、中には捨てがたいホテルもありますね。
こちらのホテルも、その一つのよう。
「さすがうつきよう様が選ばれたところ!!」と大きく頷きました。

Commented by zuxtotabi at 2017-04-12 14:51
湯村温泉で宿泊した時、今回お泊りになれた宿の前を通りました。
随分と大きな旅館が町中にあるのだなぁ~と思ってみていました。
まさか、こんな素敵な離れのお部屋があったとは、驚きです。^^
大きな旅館ならではの雰囲気と離れならではの落ち着きと両方を楽しめますね。
お料理も丁度良い感じの量でとても美味しそうです。
八ヶ岳の風景も南アルプスの風景もとても綺麗。雪山ですが春を感じます。
Commented by spring-ephemeral at 2017-04-13 00:57

よし坊様、

 目の前にホテルが現れたときはよし坊様と同じことを思いました(笑)
 これは団体様御用達かな?と。
 その割りに団体さんらしきお客さんはいらっしゃらなかったです。
 皇族方も多く泊られていて、それなりの格式があるようでした。
 離れにいると、大きなホテルだということを忘れてしまいますが、
 土曜日の宿泊にしては料金はまあまあかな? と思いました。
 源泉かけ流しですし、お料理も美味しかったので良かったです。
 静岡の桜は今年は遅いですね。
 上田も咲き始めが遅くて、さくら祭りの期間を長く伸ばしたそうです。
Commented by spring-ephemeral at 2017-04-13 02:18
パンジー様、

 大きなホテルも、最初からそれとわかっている分にはそれなりに楽しめて、あまり気にはしないのですが、
 離れで和室、ということだったので、
 もっとこじんまりした宿かと思っていただけに、
 見上げるような大型ホテルにはびっくりしました。
 朝食は、まあまあこんなものかと思いましたが、
 夕食ががよくて、びっくりしました。
 今回はJTBがみつけてくれましたが、
 探せばあるものですね。
Commented by うつきよう at 2017-04-14 00:34 x
ニャン様、

 私も大きなホテルが現れたときはびっくりしました。
 ほんとに街なかの、信号のすぐそばですものね、
 どこから曲がって入るべきか、ちょっと慌てました。
 雰囲気のある離れでしたが、
 大型ホテルなので、食事はどうかな、と思ったのですが、
 夕食が良かったです。
 行きは冬、帰りは春、めまぐるしいですね(笑)
 新しい雪が降って、山の白さがとてもきれいでした。
  
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