長野県長和町の特産品は
ダッタン蕎麦 です。
ダッタン蕎麦は、蕎麦の仲間ですが、普通の蕎麦より
ルチン を多く含み、
独特の苦味があるので 苦蕎麦 とも呼ばれます。
色もウコンを練りこんだような、黄色をして、蕎麦らしからぬ蕎麦です。
そのダッタン蕎麦を使って、蕎麦はもちろん、パスタなども味わうことができるレストランが長和町にあります。
そのレストラン 『
緑の花そば館』 にダッタン蕎麦尽くしのランチを食べに行きました。
大門峠に向かう152号線の、町を抜けたあたりにあります。
できたのが2014年だそうですから、2年近く経っているわけですが、 この道、ビーナスラインに行くとき通っているはずですが、気がつかずにいました。
開店まもなくで、まだほかのお客さんはいませんでした。 明るくてお洒落な店内です。
注文したのは「風」コース(税込み2500円)。
まず、地物野菜がたっぷりのサラダ。
大根おろしのドレッシングに炒った蕎麦の実が散っています。
美味しいドレッシングでした。
二八のダッタン蕎麦。
特製の蕎麦つゆに、
薬味はダッタン蕎麦に合うものをと、いろいろ試した結果。
ミョウガ、アオジソ、大根おろし になったそうです。
普通の蕎麦とは味も香りも違います。
でも、蕎麦には違いなく、美味しかったです。
独特の苦味もほとんど感じられないので、
苦手な方でも大丈夫。
天ぷら。
カボチャ、長ナス、舞茸、長いも、人参、しいたけ、ユキノシタ。
薄いころもがからっと揚がっていて、
野菜の味がわかるてんぷらでした。
ダッタン蕎麦がき。
もっちりした普通の蕎麦がきと違い、
滑らかで、口当たりがよく、
スイーツのようでした。
喉越しにふわっとダッタンそばの風味が香り、
絶品です。
蕎麦湯。
きれいな色です。
一杯注いでしまったので、量が減っています。
焙煎蕎麦茶。
ダッタン蕎麦のエキスが練りこまれたソフトクリームと
ダッタン蕎麦粉が入ったチーズケーキ。
蕎麦の実が散っています。
美味しい〆になりました。
何年か前、別のところで初めて食べたダッタン蕎麦は、もっと苦味が効いていて、好き嫌いが分かれるところでしたが、 こちらでは気をつけなければ気づかないほどでした。
どのひと品も丁寧につくられていて、美味しかったです。
パスタはどんなでしょう。 また行ってみなくては!