湯田中温泉 『よろづや 松籟荘』

<11月29日>

 ツレアイが出張から帰ってきて温泉に行きたいというわけで、宿を探したときのこと、
 JTBのパンフレットを見ていて、湯田中温泉 『よろづや』 さんの、『松籟荘』 に、露天風呂つきの部屋ができたことを知りました。

 『よろづや 松籟荘』 には何度か宿泊したことがありますが、 露付きならいいのに、といつも思っていたので、
 これは行ってみたい、と、飛びつきました。
 ツレアイが最初に希望した23日は満室でとれませんでしたが、29日なら空いていたので、29日にとってもらったのですが、
 以前のブログに書いたように、ツレアイが行かれなくなり、キャンセルするのももったいなかったので、母と宿泊することにしました。 http://aprilmoon.exblog.jp/21355522

 ツレアイと行くときは、高速利用で、1時間ちょっとで行ってしまうのですが、私の車はETCを搭載していないし、お天気も良く暖かなので、
 菅平越えで須坂、小布施、中野、と通って行くことにしました。 それでも1時間半みれば十分でしょう。

 私が運転なので、道中の写真などは撮っていられませんが、晩秋の時期にもかかわらず、小布施は観光客でにぎわっていました。

 予定通り、1時間半のドライブで、午後2時、『よろづや』さんに到着しましたが、
 出てこられた宿の方が、「チェックインは3時なので、お待ちいただくようになりますが」 とおっしゃいます。
 そんなはずは、とJTBの確認票を取り出すと、
 「あ、JTBのお客様でしたら、2時にチェックイン可能でございます」
 良かったあ・・・
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玄関の外から撮れなかったので、中から玄関を。
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広いロビーはまだがらんとしています。
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みごとな天井です。

チェックインの手続きをして、部屋に案内してもらいます。
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ロビーから2階に上がり、『松籟荘』につづく通路を通って、『松籟荘』の玄関へ。
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玄関を上がって振り返るとこんな感じ。
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障子の引き戸の向こうには通路。 通路の左側には1階のお部屋があります。
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(写真がブレてますが)2階、3階の部屋へは、右奥の階段をのぼります。
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地階にはサロン「松風」
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松籟荘』 は、昭和初期に建てられた木造建築で、国の登録有形文化財に指定されています。そのため、館内にはエレベーターはありません。
 母は、杖を使い、一段一段ゆっくり上がるので、時間はかかりますが、階段が不都合ということはありません。
 そのため、予約もそのままにしていたのですが、
 係りの方が心配してくださり、業務用のエレベーターをお使いください、とおっしゃってくださいました。
 バックヤードには、業務用にエレベーターがあるのだそうです。
 「ただ、厨房を通ったりするので、裏側をお見せしちゃうんですけど」 と聞いて、私としては通ってみたい、とちょっと思ってしまいましたが、
 お申し出だけ、ありがたくいただきました。
 
部屋は、2階の 「萩」 でした。 
今回は、2階の 「萩」 と、3階の 「菊」 に(半)露天風呂ができたのだそうです。
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広い玄関を入って右に本間があります。
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次の間を一段下がったところにクローゼット、椅子とテーブル。 お茶セット。 冷蔵庫。
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水回りと半露天風呂は、この(2014年)6月にできたばかりです。 桧の良い匂いがします。 窓は素通しではなく、網戸の蛇腹スクリーン になっていますが、虫避けとともに、猿の侵入を防ぐ目的もありそうです。 上流に有名な地獄谷の野猿公苑がありますし、ときどき出てくるらしいです。
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窓の外は山がすぐに迫っています。
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本間の窓は西向きでした。 秋の日が沈んでいきます。
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<大浴場>
大浴場は2か所。 
まず女性用になる 「桃山風呂」 は、『松籟荘』 と同じく国登録有形文化財に指定されている、木造建築の湯殿です。
撮影不可ですので、HPからお写真を拝借します。
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縦位置の写真ですので、丸くみえますが、大きな楕円形の浴槽です。 ふちからはさらさらとお湯が流れ、高い天井を見上げながら、たいへん気持ちの良いひとときを過ごせます。
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露天風呂は、まさしく庭の池。 この写真は、全体の4分の1ほどしか写っていません。 池のような露天風呂は各地に数あると思いますが、 これほどのものはそうそうお目にかかれないと確信します。

もう一方の「東雲風呂」は新しく、近代的なお風呂ですが、「桃山風呂」に入ってしまうと、ごくごく普通に見えてしまいます。
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<食事>
食事は部屋でいただきます。
<夕食>
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d0264892_1555473.jpgd0264892_1562679.jpg先付のりんご釜もあとで食べてしまいました。

d0264892_1582920.jpgd0264892_1591954.jpg秋が盛りこまれた前菜です。 家の形の蓋物の中に牛肉のしぐれ煮。
小皿の鮎の甘露煮の上にあるのは乾燥えのき茸。
栗のイガももちろん食べられます。

d0264892_2327100.jpgd0264892_234383.jpg馬刺しとサーモンそれぞれ用に割醤油。

d0264892_243258.jpgd0264892_244763.jpg鮎はお皿に取り分けます。 レモン、冥加、と料理長手作りのきゃら蕗と。

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d0264892_28161.jpgd0264892_212426.jpg塩麹仕立てのしゃぶしゃぶは、ユニークで美味しかったです。

d0264892_295329.jpgd0264892_210681.jpg焼きおにぎりのお茶漬けの出汁が良いお味でした。
信州サーモンで取ったそうでした。
もう少し出汁をたっぷり欲しかった・・・

季節感、信州らしさ、オリジナリティ、そのどれもがよく考えられ工夫されていて、
とても美味しくいただきました。 お茶漬け、完食できませんでした。
以前より料理が進化しているように思いました。

<朝食>
2人ですので、本来は部屋なのですが、別室に椅子とテーブルを用意してくださいました。
「お布団を上げると埃っぽくなりますし」 とおっしゃってのことですが、
母を気遣ってくださったのだと思います。 やはり椅子のほうが足が楽ですから。
嬉しい心遣いに感謝しました。
d0264892_2212569.jpgd0264892_2213568.jpg豚のしゃぶしゃぶ仕立ては仕上げに松代特産のとろろ芋を流し込みます。
グラスは飲むヨーグルト。

d0264892_2235356.jpgd0264892_224360.jpg野菜の温泉蒸しは温泉を注ぐと湯気が上がるという仕掛けでした。

d0264892_230053.jpgd0264892_230152.jpg左の器は手作り豆腐です。

量は多くありませんが、夕食同様、地域のものを様々な趣向で提供されていて、美味しくいただきました。

朝食後、本館1階のラウンジで、到着時にいただいたコーヒー券で、コーヒーをいただきました。
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数年ぶりの『よろづや 松籟荘』でしたが、すべてにおいて、質があがっていたように思います。
ツレアイのキャンセルで、図らずも母との遊山ができて、しあわせでした。






 
by spring-ephemeral | 2014-12-07 02:39 | お宿記 | Trackback | Comments(6)
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Commented by ニャン at 2014-12-07 13:08 x
「よろづや」さん、こんなに素敵なお宿なんですね。
何度も泊まるチャンスがあったのに・・・勿体ないことをしました。^^;
さりげない心遣いにも心がなごみますね。
今度こそは、宿泊したい。と思います。
お湯も気持ちよさそう。
寒くなればなるほど温泉が恋しいですよね。^^
Commented by パンジー at 2014-12-07 18:16 x
もう困ってしまいます、次から次へと…(笑)
行きにくいところ故、なかなかですが、主人が完全引退した暁には…。
そちら方面まとめて行くにしてもいい所が多すぎて、ホントに大変❢
皆さんいろいろ工夫なさって独自性を大事にして下さってるのが嬉しい。
厚くなったメモ帳を恨めしく思いながら、夢はせております(笑)
Commented by うつきよう at 2014-12-08 00:16 x
 ニャン様、

 前から良いお宿ではあったのですが、
 しいて言えば、食事がちょっと弱いかな、という印象でした。
 久しぶりに行ってみたところ、その食事がとても良くなっていました。
 これならおすすめできるお宿です。
 次の機会には、泊まってみてくださいね。
 ほんとに、温泉、いいですよね。
 
Commented by うつきよう at 2014-12-08 00:49 x
 パンジー様、

 どこの温泉も、お宿も、
 独自性をだそうと、いろいろ考えていらっしゃいますね。
 印象に残ることって、大事ですものね。
 おかげで、どこに決めたら良いのか、
 決断に時間がかかってしまいます。
 遠いのが、ほんとに心苦しいですが、
 パンジー様がいらっしゃるときまでに、
 さらにリサーチしておきますね。
Commented by みやび at 2014-12-08 15:19 x
なんと言っても「有形文化財に指定の大浴殿」は魅力的ですね。
どこにも行かないで館内でゆっくり過ごしてみたいお宿です。
以前行った湯田中温泉「あぶらや燈千」の酷い対応の思い出を払拭出来そうです。

「 地獄谷の野猿公苑」にまた行きたいと思っていましたので
良いお宿をご紹介下さってありがとうございます。
Commented by うつきよう at 2014-12-08 23:11 x
 みやび様、

 あれ~、
 「あぶらや」さん、対応悪かったんですか!
 それはいけませんでしたね。
 今年4月に「あぶらや」さんに行ったのですけど、悪くなかったのは、
 きっと、反省されたんですね(^_-)-☆

 今回は、係りの方が元気良くて、
 でも、細かな気配りをされる方で、気持ちよく過ごしました。
 従業員の方の印象は、宿そのものの印象につながりますから、大切ですよね。

 「野猿公苑」、一度行くとまた行きたくなりますよね。
 私もまた行ってみたくなりました。
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