鉛温泉 『十三月』 2017年10月

<2017年10月7日>

 この日宿泊する 『十三月』 は 正式には 『藤三(ふじさん)旅館 ・ 別邸 鉛温泉 心の刻(とき) 十三月』 といいます。
 2015年にできたばかりです。

 今回の旅行のきっかけは、昨年、JTBのパンフレットに初めて載ったこの宿を見つけたことに始まります。  『十三月』 という名前の響きに惹かれました。  
 
 ですが、行ってみるまで 『藤三旅館』 と 『十三月』 がどんな位置関係にあるのかなど、具体的なイメージがつかめていなかったので、
 やってきて、ふたつの玄関のギャップにまず驚きました。(http://aprilmoon.exblog.jp/25913426/)

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到着時は雨でしたので、翌日あらためての正面玄関です。

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            玄関を入るとすぐにロビー。

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           ロビーの外側には足湯があります。

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フリードリンクのコーナーにはオレンジとグレープフルーツのジュース、 赤白のワインがあって、夕食前の6時まで自由に飲めます。

d0264892_11229100.jpgお茶(何だったか忘れてしまいました)をいただきながらチェックイン。 
早めに着いたのでしばらく待って、部屋に案内してもらいました。


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ロビーから、所々に北欧家具の椅子が置かれた廊下を部屋に向かいます。

 夕食のとき、女将があいさつにいらして、いろいろお話を伺ったのですが、 
 『藤三旅館』は家族経営で、 この別邸を建てるに際してはプロの設計事務所にまかせる前に、家族みんなでアイデアや知恵を出し合って設計なさったのだそうです。
 部屋は1階と2階を合わせて全14室。 ひと部屋ひと部屋意匠が違い、同じ意匠のお部屋はないそうです。
 

d0264892_937585.jpgd0264892_9371942.jpg今回の私たちの部屋は101号室。 
標準的な広さの部屋です。


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白を基調としたモノトーンのツインの部屋です。 浴室の広さと湯船の広さにびっくり! 源泉かけ流しです。

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         浴室から見るとこんな風です。

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         外には豊沢川が流れています。

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冷蔵庫内はフリー(右端のお茶は持ってきたものです) 中にチョコレートケーキがありました。

<お湯>

d0264892_23163274.jpgかごにタオルなど入れて宿のお風呂に行きます。


 『十三月』にはロビー外の足湯のほかには大浴場などはありません。 通路で繋がっている、隣接の本館、『藤三旅館』のお風呂を利用します。

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『藤三旅館』 には 「旅館部」(左のの部分と 「湯治部」(真ん中のの部分) があります。 右のの部分が『十三月』です。

館内の浴室は原則撮影不可。 撮影希望のときは宿の許可が要ります。
記事内の写真はポスターを撮影したものと、HPから借用のものです。

<白猿(しろざる)の湯>

d0264892_23465371.jpgd0264892_23471018.jpg『十三月』の通路から出ると、
時代を遡ったような
レトロな宿の通路に入ります。


「白猿の湯」は『藤三旅館』 のシンボルのようなお風呂です。 
引き戸を開けると・・・

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写真右に見える長い階段があります。
入り口は対角線に2ヶ所あり、
階段を下りると、左にあるような
脱衣場所に着きます。
床面は地階の床にあたります。

カランが2ヶ所と
かけ湯用の小さな浴槽があります。

大きな楕円形の湯船は天然の岩をくりぬいたもので、
深さは約125センチ。 立ち湯です。
身長の低い私が底に立つと、
あごの先がひたひたとお湯に洗われます。

お湯はph8前後のアルカリ泉。
ややぬるめで、
湯船の底からわきあがってきます。

お湯の中から見上げると3階までの高い吹き抜け。
今、どの時代にいるのかさえ忘れてしまいそうな、
時間の開放感に包まれます。

浸かる時間の長短はあっても、
たいていの方がただぼーっと天井を見上げて
お湯に浸っていました。
かくいう私も・・・


<桂の湯>

「白猿の湯」の向かいにあるのが男女別の「桂の湯」。 時間で男女入れ替えになります。
d0264892_0202950.jpg内湯に露天風呂がついています。
さほど広くはなく、カランは4つ。

こちらは「白猿の湯」より熱めです。
同じくなめらかなアルカリ泉。

露天風呂は豊沢川に面していて、
川の流れを見ながら、
また違った開放感のあるお風呂です。


<白糸の湯>

本館にもう一ヶ所あるお風呂は翌朝行ってみました。

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          「湯治部」 から 「旅館部」に移るあたり。

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           左の開けているところが「藤三旅館」の玄関です。

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「白糸の湯」は一番広く、湯船はひとつですが、大きく取られた窓を開けて半露天風呂になります。 窓の外はやはり豊沢川の流れ。 中ほどに小さな滝も見られます。

 朝は女性専用になります。 もうひとつの「銀の湯」は午後は貸切として利用されるように、小さいので、わかっていれば、ツレアイは前日に来るのが正解でした。

 昨日は雨で、しかも車の中からで、ちゃんとした写真が撮れませんでしたので、部屋に帰る前に、履物を借りて玄関から出てみました。 

 昭和16年建築の本館は総けやき造りの3階建てで、日本温泉遺産に登録されているそうです。

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<食事>

食事はロビー奥の食事処に出向きます。

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我が家の席は入り口入ってすぐの、外に面しているテーブル席でした。 (写真は朝食時) 通路をはさんで反対側にもテーブル席があります。 通路のなかほどに厨房などがあるようでした。

<夕食>

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d0264892_005892.jpgd0264892_015230.jpgd0264892_022182.jpg食前酒は甘くないりんごワイン。

生ビールはプレミアムモルツ・マスターズドリームでした。

奥の真ん中は
里芋の味噌グラタン。

d0264892_09558.jpgd0264892_093788.jpgマッシュルームのフランには2種類のマッシュルーム。

d0264892_0114481.jpgd0264892_012124.jpg料理長がこだわるという、マグロは腹上(はらかみ)のトロと赤身。
ほんとに美味しかった!
我が家はブリとハマチにアレルギーがある旨は伝えてもらっています。
本来はカンパチだそうですが、ブリの仲間ということでホッキ貝に変えてくださっていました。 ホッキってこんなにおいしかった? と思いました。

d0264892_0212548.jpgd0264892_0214950.jpg(右)「どんこ」はエゾイソアイナメという深海魚で、
岩手では郷土料理でよく食べられる魚だそうです。
レーズンバターの入った杏と、
大根のコスモス。

d0264892_0254596.jpgd0264892_026442.jpg(右)炊き込みご飯の「香茸(こうたけ)」は、
めったに採れないキノコで、
私も一度しか採ったことがありません。
乾燥させると黒くなって香りがたちます。
たいへん珍しいものをいただきました。

d0264892_0325274.jpg海の幸、山の幸、
どれもクオリティの高い素材で、
地域色をいかしつつ、
その素材が凝りすぎることなく調理されていて、
場所の雰囲気も良く、
どれも美味しくいただきました。


<朝食>

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基本的には和食ですが、サラダはシーザーサラダ。 真ん中にベーコンと温野菜があります。 全て美味しくいただきました。

d0264892_0442786.jpgd0264892_0444565.jpgデザートのヨーグルトはもっちりしていて、
最近ブームだそうです。
美味しかった。

コーヒーはロビーで、
セルフで。


 ※ スタイリッシュモダン の反対は ノスタルジックレトロ とでも言ったら良いのでしょうか。
   和と洋、 今と古(いにしえ)。 時間を行ったり来たりしながら湯量豊富なお湯に浸かり、
   良いひとときを過ごすことができました。

 再訪したい宿がまたひとつ増えました。
 





















 





  
# by spring-ephemeral | 2017-10-21 01:14 | お宿記 | Trackback | Comments(1)