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クリスマス 「コンサート&ランチ」 2017年12月

 2018年も明けて十日が経ちました。
 十日という実際の時間の長さよりはるかに遠くへお正月が過ぎ去ったような感覚がします。

 昨年の話題は昨年のうちにブログアップ、と思っていたのですが、結局11月分までしか間に合いませんでした。
 新しい年になりましたし、思い切ってリセットして、新しい年の話題から、とも思ったのですが、
 なにかと記憶があやふやになってきた昨今、 
 記録として残しておけるブログは、やはりありがたい。

 昨年12月分からの再開となりますが、
 今年もおつきあいのほど、よろしくお願いいたします。

<2017年12月8日>
 
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 昨年 「クラシック音楽に親しむ講座」 というのが数回開かれたのは、チラシなどで目にはしていたものの、チャンスがないままでしたが、
 今回は昼間の、しかもランチ付き。 これはありがたい。
 さっそくチケットを買いました。

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 会場の 「東急REIホテル」 は上田駅温泉口すぐ。
 12月に入って、クリスマスの飾りつけがあちこちに見られ始めた頃でした。

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 座席は当日受付順に好きな席を選ぶようになっていました。
 演奏のあとランチということで、10卓ほどの丸テーブルがその座席です。
 ステージ前に3つあるうちの、やっぱり真ん中がいいかな・・・と思っていると、そのテーブルの真ん中の座席にはチェロの渡部先生(スタッフがそう呼ばれるので)が座られて、一緒に食事をされるとのこと。
 初めて参加の私が陣取っては申し訳ない気がしていると、スタッフが「どうぞ、どうぞ」と勧めてくださるので、
 図々しくも、先生のお隣を選択しました。

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 チェロもバイオリンも、これほど間近で聞くのは久しぶりです。 
 渡部先生が曲の解説や、こぼれ話をなさりながらプログラムが進みます。

 バイオリンの對馬さんがソロで弾かれたパガニーニの「24のカプリース」の中の24番は、ピチカートやスピカート、フラジオレットなどのあらゆる技巧を網羅して弾かれる、難曲中の難曲ですが、
 弾くにつれ高音の伸びが素晴らしく、フラジオレットも音がかすれず、まるで容易い曲であるかのように軽々と弾かれて見事でした。
 右手の弓の動き、左手の指の動き、一番前で見られて良かった!

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 料理の写真は遠慮してメニューのみ。 魚は鰤。 肉は信州ハーブ鶏。 

 對馬さんは隣のテーブルに。 私の左横には渡部先生、右隣には、賛助演奏としてピアノを弾かれた町田さん(彼女はまだ音大生です)が席に着かれて、ランチです。

 食事をしながら、渡部先生や町田さんとお話ができて、良い席でした。

 プロの演奏家はみなさん小さなうちから楽器を習い始めますが、
 特にバイオリンは遅くとも5歳までに始めないと、プロになるのは難しいとか。 逆に言えば、プロのバイオリニストはだいたいみなさん5歳以下で始めていらっしゃるのだそうです。
 對馬さんも3歳で始められたそうです。

 大学生のとき、弦楽アンサンブルのサークルでバイオリンを弾いていた友人に、「ある程度大きくなってから始めると、弾けるようになるのはメンコン(メンデルスゾーンのコンチェルト)までで、チャイコン(チャイコフスキーのコンチェルト)は弾けない」 と聞いたことがありました。
 その話を渡部先生にすると・・・
 メンデルスゾーンが簡単というわけではなく、十分難曲ですが、当時は市井の人でもバイオリンを嗜む人がたくさんいたそうで、そういうアマチュア演奏家が歯が立たないような難しい曲を書いても、楽譜が売れなかったのだとか。 

 なるほど、そういうことだったのか!
 
 食事の合間にはお二人のプロに「質問コーナー」などもあり、
 演奏も、お話も、食事も、楽しくおいしいひとときでした。

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プログラムにお二人のサインもいただいてきました。

 渡部先生はお話も幅広く、曲に関するいろいろな話題を提供してくださいます。
 今年も 「クラシック音楽に親しむ講座」 は開かれるそうですので、 機会があれば出席してみたいと思います。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
by spring-ephemeral | 2018-01-10 01:34 | コンサート・ギター | Comments(7)
Commented by よし坊 at 2018-01-10 16:30 x
ウ〜ン、、、僕の様なガラッパチではとてもその席には座れません。
深い探求心と知識が無ければ口を挟む隙も有りません、、、
Commented by shinmama at 2018-01-10 19:46 x
楽器は異なれど、プロとアマの違いはあっても 同じ弦楽器ですから、
生演奏を間近で聞くと 間のとりかたや演奏ポーズ、
強弱や抑揚の付け方など 勉強になることが多くおありだったのではないでしょうか?
私も 管楽器、特にフルートの演奏を聞くと 
息継ぎの仕方や、構え方 息の入れ方など 非常に勉強になります。

3月に 読売交響楽団のコンサートに行く予定にしていますので
お二人の名前がプログラムにあるだろうと思うと 楽しみになりました。
Commented by うつきよう at 2018-01-11 01:31 x
よし坊様、

 プロの演奏家とお話ができる機会など、そうはないと思ったので、ちゃっかり。
 私の浅薄な知識では専門的な話などできませんので、
 「お酒は飲まれるのですか?」とか、その辺から(笑)
 
Commented by うつきよう at 2018-01-11 02:19 x
shinmama様、

 はじいて音を出すので音を伸ばすことができないギターと違い、
 弓で弾くことで音が伸ばせるチェロやバイオリンは表現の巾が広いです。
 私は5歳から5年間、バイオリンを習っていたので、バイオリンには格別な思い入れがあって、
 やっぱりいいなあ・・・とうっとりしながら見て、聞いていました。 
 今はギターも大好きで生涯の趣味と思っていますが、
 バイオリンはもう一度手にとって音を出してみたいです。

 読売交響楽団のコンサートにいらっしゃるのですね!
 なんという偶然!
 パンフレットの写真はおふたりとも、ちょっとお若いときのかな? とお見受けしました(笑)
 コンサートの様子を伺えるのが楽しみです。
 
 

 
 
Commented by TanMatsui at 2018-01-15 08:58
おはようございます
 この場をお借りしてお願いです。
 うつきよう様の もうひとつの 「日々の出来事ブロク」 を、誤って私のパソコンサイトから
「猫の足跡」 ともに消してしまいました (笑)
 「お気に入り」 に再保存しますので、サイトURL を教えて下さい。私のブロクのコメント欄に
返事を頂くと 嬉しいです。 よろしくお願いします。



Commented by パンジー at 2018-01-16 08:52 x
ふっと気がつけば松も明け、ご挨拶に困っております(笑)
クラシックコンサートは敷居が高く行く機会の少ない私。
日常的に、心に優しい音楽をそれとは知らずに聞いてるのでしょうが…
「クラシック音楽に親しむ講座」には、魅力的な響きが感じられます。
どの世界の方であれ、直接お逢いすると面白いお話が多いはず、
素敵な機会に恵まれたうつきよう様を羨ましく思います、お料理もね(笑)
Commented by うつきよう at 2018-01-17 01:13 x
パンジー様、

 作曲家と曲の名前を聞いても、どんな曲か見当もつかずにいながら、
 実際に曲を聞くと、「あ、これか」と思うことありますものね。
 「クラシック音楽に親しむ講座」はそのタイトルのように入門編で、
 いろいろ楽しいお話が毎回聞かれたようなのですが、
 夜の開催が多いので、出にくくて・・・
 昼に参加できる回があったら出てみたいです。
 食事つきの回があったら、特にはずさないようにしなくちゃ(笑) 
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